日本では、バブル崩壊後の1990年代には、まだ日本を視野に入れて活動をする韓国人アーティストも少なく、ほとんどが単発的であって目立った影響力はなかった。
2000年代になるとエイベックスとSMエンターテインメントの業務提携による韓国人アーティストの出現と、2004年の韓国テレビドラマ『冬のソナタ』の大ヒットをきっかけとした韓流ドラマブームや、それらに伴う主題歌と主演俳優ブームが後押しして、徐々にその注目度と影響力を強めていった。
2000年代後半ごろからは、作品とその俳優とその俳優の別の作品とその撮影地、あるいは主題歌とその歌手とその歌手の別の作品とそのコンサートいう具合に、韓流への探求はどんどん派生してボリュームを増し、それにあわせて本国と同格、または同格以上の市場として、日本をビジネスチャンスとする韓国アーティストが増えていった。