非常停止スイッチのボタンを押すと、電流を遮断すると同時にラッチング機構が働いてボタンを押し下げた位置のままで保持します。これによって電流遮断状態を維持できるので、機械設備の意図せぬ動きを防止すると共に、非常停止スイッチが複数使用される場合、どのスイッチが押されたかを特定出来るようになっています。
使用する上での注意事項
非常停止スイッチを使用する場合、下記の事項に注意する必要があります。
● とっさの場合に操作できるようにオペレーターが作業する位置の近くに配置する。
● 押しボタン式非常停止スイッチの周囲に操作の妨げとなるガードを設置しない。
● 押しボタン式非常停止スイッチをくぼんだ場所に設置しない。
● ロープ式非常停止スイッチは、ロープの重さなどを考慮して張り具合を定期的に調節する
(ロープは、季節により伸び縮みすることがある)。