「三尺流れて水清し」といわれるように、河川や湖沼などの水には自浄能力があります。この作用の一端を担っているのは水中に生息する種々の微生物です。微生物は水の汚れの原因物質を栄養分として取り込み、分解することで水を浄化してくれています。
浄化槽は自然河川の浄化のしくみをコンパクトにまとめ、より効率的に、高い浄化性能を発揮できるようにしたもので、浄化槽の中に詰められた接触材は河川の水底の石の役割を果たしているわけです。
浄化槽が高度に機能するためには、いかにたくさんの微生物を住み着かせることができるかにかかっています。そのためには接触材としての表面積をいかに大きく確保できるかが重要です。