落語の可能性を世界に広げるため、毎年ヨーロッパで落語ツアーを敢行している落語家がいる。三遊亭竜楽、55歳。2008年から毎年ヨーロッパツアーを行なっている彼には、“落語こそが本当のCOOL JAPANだ”という思いがある。そして、身ぶり手ぶりで笑わせる落語には、国境を越えて爆笑を生み出す力があると確信し、すべて現地の言葉で落語を行なっている。
そんな竜楽が、2013年のツアーで「よっぱらいの小話」に挑む。酒に酔って管を巻くことは恥とされているヨーロッパで、あえてタブーである泥酔ネタに踏み込むことで落語の真価を見極めようと考えているのだ。日本で綿密な準備をする場面からおよそ2週間のヨーロッパツアーの終了まで密着し、先駆者の壮大な夢を追う。
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