おお、綺麗な川ですねぇ。こんなに綺麗な川は初めて見ますよ」「そうですか? 普通の川だと思いますけど……」 村に雨が降った次の日の朝。 一良と การแปล - おお、綺麗な川ですねぇ。こんなに綺麗な川は初めて見ますよ」「そうですか? 普通の川だと思いますけど……」 村に雨が降った次の日の朝。 一良と ไทย วิธีการพูด

おお、綺麗な川ですねぇ。こんなに綺麗な川は初めて見ますよ」「そうですか

おお、綺麗な川ですねぇ。こんなに綺麗な川は初めて見ますよ」

「そうですか? 普通の川だと思いますけど……」

村に雨が降った次の日の朝。
一良とバレッタは、村人たちが水を汲みに来るという川にやって来ていた。
この川に来るまでの道はずっと平坦で、地面は乾いてひび割れた荒野のようになっていた。
川の周囲には短い草が生い茂ってはいるが、背の高い木や草は生えていない。
川幅は5メートル程あり、現代の日本では考えられない程に水は透き通っていてとても美しい。
深さは一番深いところでも、大体1メートルといったところだろうか。

「数ヶ月前はもっと川幅もあって水も多かったんですけど、日照りのせいで随分細くなってしまいました」

「なるほど……しかし、村から歩いてこれる距離に川があるのはいいですが、水を運んで何度も往復するには、なかなか辛い距離ですね」

歩いて村からここまでくるのに30分もかかっているので、水を運んで往復するとなったら1時間以上掛かってしまう。
ならば村に直接川の水を引いてしまえばいいのだろうが、川の水面が微妙に低くて水が引けないのである。
もっと上流から水を引くにしても、川上の方向が村から遠のく方向に曲がっており、途中に丘などの障害があることや、ろくな道具がないことも手伝って、水路を作ることができないのである。

「これは消防用の吸水ポンプでも持ってくるか……でもなぁ」

何とかして川の水を村に引かねばならないのだが、村にある道具のみを使って水を引くのは至難の業である。
そこで、日本からガソリンエンジンの吸水ポンプでも持ってこようかとも考えたのだが、いくらなんでもオーバーテクノロジーに過ぎる。
今すぐ水を引かないと死人が出るといった状況ならば話は別だが、昨日降った雨のおかげで溜め池の水も半分程まで貯まっているので、暫くの間は平気なはずだ。
出来ることならば、この世界の人間の技術でも作ることが可能な道具や手段でこの状況を打開したいと一良は思っていた。
その方が、きっと将来的に村のためにも自分のためにもいい方向に働くだろうと考えたのである。

「バレッタさん、水車って聞いたことあります?」

「すいしゃ……聞いたことないです。どんなものなんですか?」

「えっとですね、川に大きな木の車輪を縦に置いて、水の流れの力で車輪を回す仕掛けの道具なんですけど」

「うーん……私は見た事も聞いたこともないです」

一良は落ちていた石を使って地面に絵を描きながらバレッタに説明したのだが、全く見たことがないらしい。
もし見たことがあるならば、この世界にも水車を作る技術者がいるはずなので、その人に製作を依頼しに行こうかと思っていたのだが、どうも現時点では無理のようだ。

「そうですか……となると、自分たちで水車を作るしか……無理だよなぁ。簡単に素人が作れるとは思えないし」

村人たちと協力して何とか水車を作れないだろうかと一瞬考えたが、直ぐにその考えを打ち消す。
木の板を組み合わせた用水路程度のものならともかく、水車のような精密な設計を要する装置が作れるわけが無い。
一良とて水車を見たことぐらいはあるのだが、作るとなると話は別である。
ノウハウも何もない状態で、いきなり素人に水車が作れるほど、工作の世界は甘くはないのだ。

「あ、あの、もし難しいようなら自分たちでなんとかしますから……」

難しい顔で考え込んでしまった一良に、バレッタが遠慮がちに声を掛ける。
しかし、何ともならなかったから村はあんな惨状になってしまったわけで。

少し不安そうな表情をしているバレッタに、一良は「大丈夫ですよ」と言って微笑んだ。

「水車は私の国から持ってくることにしましょう。早速戻って……」

一良はそこまで言うと、ふとあることを思い出して、持っていたバッグから桃缶(国産)を1つ取り出した。

「あ、ももかん、ですか?」

「ええ、折角なので、この川で冷やした桃を食べてから村に戻るとしましょうか」

一良は川べりまで行くと、桃缶を水の中に入れ、流されないように周囲の石で固定した。
遠目に見える山から流れてくる川の水は冷たくて、この分ならすぐに冷たい桃が食べられそうだ。

「でも、桃缶は昨日全て村の人たちに配りませんでしたっけ?」

「そうなんですけど、実は1個余りましてね。ここで食べようと思って持ってきたんです」

もちろんバレッタの家にも1つ配ってあるのだが、「折角余ったのだし、美味しいものは可愛い娘と食べたほうがもっと美味しい」という一良独自の考えの元、朝食代わりにバレッタと二人で食べてしまうことにしたのだった。
許せ村長。

「そういえば、もっと川の近くに村を移せば、水の心配もしなくて済むんじゃないんですか?」

桃缶を冷やしながら座って川を眺めていた一良は、ふと湧き上がった疑問を口にした。
干ばつが起こるたびに離れた川まで水を汲みに行かねばならないような場所に住んでいては、不便な事が多い気がする。

「そうですね。でも、今みたいに雨が少ない時期はそれでもいいんですが、雨が多い時期になると川が氾濫することが多くて危険なんです」

隣にきて同じく座ったバレッタの言葉に、一良は「なるほど」と頷いた。
今の時期は雨が少なすぎて干ばつが起こるが、別の時期になると今度は雨が多すぎて洪水という、なんとも住み難い土地のようだ。

「それに、ナルソン様が指定した場所以外には村を移すことはできないので、今の場所にいるしかないんです」

今までにも何度か耳にしたが、ここで再びナルソンという人物の名前が出てきたので、どういった立場の人なのか聞いてみることにした。

「ナルソンって方は、ここら辺の領主か何かをやっている方なんですか?」

「ええ、王家からこの地域一帯を預かって統治なさっている貴族様です。武勇の誉れ高いイステール家のご当主様で、先の戦争でも大活躍なさったらしいですよ」

「(おお、貴族とか王家があるのか。てことは、大きな城とか騎士団とかもあるのかな)」

王家や貴族といった、日本ではごく一部の国のニュースなどでしか耳にしなくなってしまった単語に、一良が一人妄想を膨らませていると、

「どうかしましたか?」

と、バレッタが一良の顔を覗き込んできた。
結構顔が近くて少し照れる。

「あ、いや、何でもないです。それで、統治されている村は作物などを納めているのですか?」

「はい、決まった時期に指定された作物を納めなければなりません。今回はあまりにも酷い干ばつで、納めることができる作物は殆ど無いのですが……そろそろ、ナルソン様の使いの方が様子を見に来る時期なんです」

「ちなみに、もし作物を納めることが出来なかったら、何か罰則みたいなことはあるんですかね?」

「ありますよ。決まった量の作物を納められなかった家は、財産を没収されます」

バレッタの答えに、一良は「そうだろうな」と頷いた。
義務を怠れば罰が下る、当然のことだろう。

「えっと、今回みたいな天災の時でも、財産は没収されるんですか?」

そう、問題はそこである。
平時に規定量の作物を納められなくて罰を受けるなら仕方がないが、非常時にまで同じことをしている領主だとしたら、何も考えていないバカか鬼畜かの二択である。
もしナルソンとかいう貴族がバカか鬼畜だった場合、かなり面倒なことになりかねない。

「そこは各地域ごとに違うみたいです。ナルソン様は天災が起こったときは、被害の大きさをよく調べてから納める作物の量を指示し直してくださいます。3年前に作物が不作だったときは、森で木を切ってきて、木材を作物の代わりに納めるようにと指示してくださいました」

それを聞いて、一良はホッとした。
ナルソンという貴族はちゃんと村のことを考えて統治を行っている領主のようなので、今回のようなあまりにも酷い状況ならば、きっと作物を納めろとは言わないだろう。
木材を納めろと言われたら、日本から鉄斧を持ってくれば人手不足の状況でもなんとかなるだろうし、いざとなったらチェーンソーを持ってくるか、それでも駄目なら日本で木材を買ってきてしまえばいい。

「でも、隣の地域を治めているダイアス様は、たとえ天災のせいで作物が取れなかったとしても、容赦なく罰する方だと聞いたことがあります。噂では、若い男は奴隷商人に売り飛ばされ、器量のいい女性は飽きるまで伽の相手として召し上げた後、同じく奴隷商人に売り飛ばされるそうです」

「ええ……よくそんなことやってて反乱が起こらないな……王家から咎められたりはしないんですか?」

まるでゲームや漫画の設定で出てきそうな極悪貴族である。
きっと、見た目はぶくぶくに肥えてやたらと豪華な指輪とかを着けまくっている凶悪クリーチャーなんだろうな、と勝手に姿を想像する。

「そうなんですけど、ダイアス様は商売が非常に上手で、かなりの金額を王家に献上しているために、王家も何も言わないらしいんです。それに沢山の私兵を持っていて、蜂起なんてとてもできないという話です」

つまるところ、人間としてはかなりの外道だが、金稼ぎは上手な貴族らしい。
と、折角綺麗な川を見ながら可愛い女の子と桃缶を食べようと思っていたのに、随分と陰気な話をしていることに気がついた。

「さて、そろそろ桃缶が冷えた頃ですね。食べましょうか」

「あ、はい。そうですね」

何やら辛気臭い空気になってしまっているが、桃缶を食べれば空気も明るくなるだろう。
一良は川から桃缶を引き上げると、プルトップを引いて缶詰を開け、バッグからプラスチックのフォークを取り出し、開けた缶詰と一緒にバレッタに手渡す。

「先に半分どうぞ」

「え? でも、カズラさんより先に頂くわけには……」

渡された缶詰を持っておろおろするバレッタに、「いいからいいから」と食べるように勧める。
バレッタは恐縮しながらも、「ありがとうございます」と礼を言うと、フォークで桃を刺して一口齧った。

「――ッ!?」

「どうです? なかなか美味しいでしょう?」

バレッタは桃を口にして目を白黒させながら、一良の問いに激しく頷く。

「すごく甘いです! こんなに甘くて美味しいもの、初めて食べます!」

「それはよかった。私の分はいいから、全部食べてしまっていいですよ」

果物などはこの世界にもあるのかもしれないが、この桃のように美味しく品種改良されたものはないのだろう。
バレッタのあまりの感激ぶりを見て、一良は桃缶を全部バレッタに譲ることにした。

「えっ、さすがにそれは……」

そう言いながらも、手に持った桃缶と一良を交互に見比べているバレッタに、一良は思わず吹き出しながらも、

「まあまあ、今まで頑張っていたバレッタさんへのご褒美ですよ。どうぞ食べてください」

と一良が勧めると、

「えっと……じゃあいただきます」

と赤くなって照れながら、嬉しそうに桃にパクつくのだった。




バレッタの桃を食べる姿を堪能した一良は、村に戻ってから早速「水車を手配してきます」と言って日本に戻ると、携帯電話のネット検索で水車を製造している工務店を調べ、注文をするために直接工務店にやってきていた。

「ええと、揚水水車ですね。ご指定のサイズですとこのグレードのものに揚水用の付属品を特注で付けることになりますので、納品は20日後で代金は300万円になりますが」

広げられたカタログを見せながら、髪に白髪の混じった人のよさそうな社長が、特色やら製作期間を説明する。
カタログに載っている水車はどれも味があり、田舎の風景に良く合いそうだ。

「ちょっと事情があって、なるべく早く必要なんです。費用が高くなってもかまわないので、なんとか1週間で作れませんか? 組み立ては自分で行うので、各部品ごとにばらした状態で納品して欲しいんですけど」

「い、一週間ですか? さすがにそれはちょっと……うちはあまり人手もありませんし、どんなに急いでも15日間が限界ですよ」

「そこをなんとか。前金で500万円、納品時に更に500万円出しますから、どうにかなりませんか? 運送費もこちら持ちでい
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おお、綺麗な川ですねぇ。こんなに綺麗な川は初めて見ますよ」「そうですか? 普通の川だと思いますけど……」 村に雨が降った次の日の朝。 一良とバレッタは、村人たちが水を汲みに来るという川にやって来ていた。 この川に来るまでの道はずっと平坦で、地面は乾いてひび割れた荒野のようになっていた。 川の周囲には短い草が生い茂ってはいるが、背の高い木や草は生えていない。 川幅は5メートル程あり、現代の日本では考えられない程に水は透き通っていてとても美しい。 深さは一番深いところでも、大体1メートルといったところだろうか。「数ヶ月前はもっと川幅もあって水も多かったんですけど、日照りのせいで随分細くなってしまいました」「なるほど……しかし、村から歩いてこれる距離に川があるのはいいですが、水を運んで何度も往復するには、なかなか辛い距離ですね」 歩いて村からここまでくるのに30分もかかっているので、水を運んで往復するとなったら1時間以上掛かってしまう。 ならば村に直接川の水を引いてしまえばいいのだろうが、川の水面が微妙に低くて水が引けないのである。 もっと上流から水を引くにしても、川上の方向が村から遠のく方向に曲がっており、途中に丘などの障害があることや、ろくな道具がないことも手伝って、水路を作ることができないのである。「これは消防用の吸水ポンプでも持ってくるか……でもなぁ」 何とかして川の水を村に引かねばならないのだが、村にある道具のみを使って水を引くのは至難の業である。 そこで、日本からガソリンエンジンの吸水ポンプでも持ってこようかとも考えたのだが、いくらなんでもオーバーテクノロジーに過ぎる。 今すぐ水を引かないと死人が出るといった状況ならば話は別だが、昨日降った雨のおかげで溜め池の水も半分程まで貯まっているので、暫くの間は平気なはずだ。 出来ることならば、この世界の人間の技術でも作ることが可能な道具や手段でこの状況を打開したいと一良は思っていた。 その方が、きっと将来的に村のためにも自分のためにもいい方向に働くだろうと考えたのである。「バレッタさん、水車って聞いたことあります?」「すいしゃ……聞いたことないです。どんなものなんですか?」「えっとですね、川に大きな木の車輪を縦に置いて、水の流れの力で車輪を回す仕掛けの道具なんですけど」
「うーん……私は見た事も聞いたこともないです」

一良は落ちていた石を使って地面に絵を描きながらバレッタに説明したのだが、全く見たことがないらしい。
もし見たことがあるならば、この世界にも水車を作る技術者がいるはずなので、その人に製作を依頼しに行こうかと思っていたのだが、どうも現時点では無理のようだ。

「そうですか……となると、自分たちで水車を作るしか……無理だよなぁ。簡単に素人が作れるとは思えないし」

村人たちと協力して何とか水車を作れないだろうかと一瞬考えたが、直ぐにその考えを打ち消す。
木の板を組み合わせた用水路程度のものならともかく、水車のような精密な設計を要する装置が作れるわけが無い。
一良とて水車を見たことぐらいはあるのだが、作るとなると話は別である。
ノウハウも何もない状態で、いきなり素人に水車が作れるほど、工作の世界は甘くはないのだ。

「あ、あの、もし難しいようなら自分たちでなんとかしますから……」

難しい顔で考え込んでしまった一良に、バレッタが遠慮がちに声を掛ける。
しかし、何ともならなかったから村はあんな惨状になってしまったわけで。

少し不安そうな表情をしているバレッタに、一良は「大丈夫ですよ」と言って微笑んだ。

「水車は私の国から持ってくることにしましょう。早速戻って……」

一良はそこまで言うと、ふとあることを思い出して、持っていたバッグから桃缶(国産)を1つ取り出した。

「あ、ももかん、ですか?」

「ええ、折角なので、この川で冷やした桃を食べてから村に戻るとしましょうか」

一良は川べりまで行くと、桃缶を水の中に入れ、流されないように周囲の石で固定した。
遠目に見える山から流れてくる川の水は冷たくて、この分ならすぐに冷たい桃が食べられそうだ。

「でも、桃缶は昨日全て村の人たちに配りませんでしたっけ?」

「そうなんですけど、実は1個余りましてね。ここで食べようと思って持ってきたんです」

もちろんバレッタの家にも1つ配ってあるのだが、「折角余ったのだし、美味しいものは可愛い娘と食べたほうがもっと美味しい」という一良独自の考えの元、朝食代わりにバレッタと二人で食べてしまうことにしたのだった。
許せ村長。

「そういえば、もっと川の近くに村を移せば、水の心配もしなくて済むんじゃないんですか?」

桃缶を冷やしながら座って川を眺めていた一良は、ふと湧き上がった疑問を口にした。
干ばつが起こるたびに離れた川まで水を汲みに行かねばならないような場所に住んでいては、不便な事が多い気がする。

「そうですね。でも、今みたいに雨が少ない時期はそれでもいいんですが、雨が多い時期になると川が氾濫することが多くて危険なんです」

隣にきて同じく座ったバレッタの言葉に、一良は「なるほど」と頷いた。
今の時期は雨が少なすぎて干ばつが起こるが、別の時期になると今度は雨が多すぎて洪水という、なんとも住み難い土地のようだ。

「それに、ナルソン様が指定した場所以外には村を移すことはできないので、今の場所にいるしかないんです」

今までにも何度か耳にしたが、ここで再びナルソンという人物の名前が出てきたので、どういった立場の人なのか聞いてみることにした。

「ナルソンって方は、ここら辺の領主か何かをやっている方なんですか?」

「ええ、王家からこの地域一帯を預かって統治なさっている貴族様です。武勇の誉れ高いイステール家のご当主様で、先の戦争でも大活躍なさったらしいですよ」

「(おお、貴族とか王家があるのか。てことは、大きな城とか騎士団とかもあるのかな)」

王家や貴族といった、日本ではごく一部の国のニュースなどでしか耳にしなくなってしまった単語に、一良が一人妄想を膨らませていると、

「どうかしましたか?」

と、バレッタが一良の顔を覗き込んできた。
結構顔が近くて少し照れる。

「あ、いや、何でもないです。それで、統治されている村は作物などを納めているのですか?」

「はい、決まった時期に指定された作物を納めなければなりません。今回はあまりにも酷い干ばつで、納めることができる作物は殆ど無いのですが……そろそろ、ナルソン様の使いの方が様子を見に来る時期なんです」

「ちなみに、もし作物を納めることが出来なかったら、何か罰則みたいなことはあるんですかね?」

「ありますよ。決まった量の作物を納められなかった家は、財産を没収されます」

バレッタの答えに、一良は「そうだろうな」と頷いた。
義務を怠れば罰が下る、当然のことだろう。

「えっと、今回みたいな天災の時でも、財産は没収されるんですか?」

そう、問題はそこである。
平時に規定量の作物を納められなくて罰を受けるなら仕方がないが、非常時にまで同じことをしている領主だとしたら、何も考えていないバカか鬼畜かの二択である。
もしナルソンとかいう貴族がバカか鬼畜だった場合、かなり面倒なことになりかねない。

「そこは各地域ごとに違うみたいです。ナルソン様は天災が起こったときは、被害の大きさをよく調べてから納める作物の量を指示し直してくださいます。3年前に作物が不作だったときは、森で木を切ってきて、木材を作物の代わりに納めるようにと指示してくださいました」

それを聞いて、一良はホッとした。
ナルソンという貴族はちゃんと村のことを考えて統治を行っている領主のようなので、今回のようなあまりにも酷い状況ならば、きっと作物を納めろとは言わないだろう。
木材を納めろと言われたら、日本から鉄斧を持ってくれば人手不足の状況でもなんとかなるだろうし、いざとなったらチェーンソーを持ってくるか、それでも駄目なら日本で木材を買ってきてしまえばいい。

「でも、隣の地域を治めているダイアス様は、たとえ天災のせいで作物が取れなかったとしても、容赦なく罰する方だと聞いたことがあります。噂では、若い男は奴隷商人に売り飛ばされ、器量のいい女性は飽きるまで伽の相手として召し上げた後、同じく奴隷商人に売り飛ばされるそうです」

「ええ……よくそんなことやってて反乱が起こらないな……王家から咎められたりはしないんですか?」

まるでゲームや漫画の設定で出てきそうな極悪貴族である。
きっと、見た目はぶくぶくに肥えてやたらと豪華な指輪とかを着けまくっている凶悪クリーチャーなんだろうな、と勝手に姿を想像する。

「そうなんですけど、ダイアス様は商売が非常に上手で、かなりの金額を王家に献上しているために、王家も何も言わないらしいんです。それに沢山の私兵を持っていて、蜂起なんてとてもできないという話です」

つまるところ、人間としてはかなりの外道だが、金稼ぎは上手な貴族らしい。
と、折角綺麗な川を見ながら可愛い女の子と桃缶を食べようと思っていたのに、随分と陰気な話をしていることに気がついた。

「さて、そろそろ桃缶が冷えた頃ですね。食べましょうか」

「あ、はい。そうですね」

何やら辛気臭い空気になってしまっているが、桃缶を食べれば空気も明るくなるだろう。
一良は川から桃缶を引き上げると、プルトップを引いて缶詰を開け、バッグからプラスチックのフォークを取り出し、開けた缶詰と一緒にバレッタに手渡す。

「先に半分どうぞ」

「え? でも、カズラさんより先に頂くわけには……」

渡された缶詰を持っておろおろするバレッタに、「いいからいいから」と食べるように勧める。
バレッタは恐縮しながらも、「ありがとうございます」と礼を言うと、フォークで桃を刺して一口齧った。

「――ッ!?」

「どうです? なかなか美味しいでしょう?」

バレッタは桃を口にして目を白黒させながら、一良の問いに激しく頷く。

「すごく甘いです! こんなに甘くて美味しいもの、初めて食べます!」

「それはよかった。私の分はいいから、全部食べてしまっていいですよ」

果物などはこの世界にもあるのかもしれないが、この桃のように美味しく品種改良されたものはないのだろう。
バレッタのあまりの感激ぶりを見て、一良は桃缶を全部バレッタに譲ることにした。

「えっ、さすがにそれは……」

そう言いながらも、手に持った桃缶と一良を交互に見比べているバレッタに、一良は思わず吹き出しながらも、

「まあまあ、今まで頑張っていたバレッタさんへのご褒美ですよ。どうぞ食べてください」

と一良が勧めると、

「えっと……じゃあいただきます」

と赤くなって照れながら、嬉しそうに桃にパクつくのだった。




バレッタの桃を食べる姿を堪能した一良は、村に戻ってから早速「水車を手配してきます」と言って日本に戻ると、携帯電話のネット検索で水車を製造している工務店を調べ、注文をするために直接工務店にやってきていた。

「ええと、揚水水車ですね。ご指定のサイズですとこのグレードのものに揚水用の付属品を特注で付けることになりますので、納品は20日後で代金は300万円になりますが」

広げられたカタログを見せながら、髪に白髪の混じった人のよさそうな社長が、特色やら製作期間を説明する。
カタログに載っている水車はどれも味があり、田舎の風景に良く合いそうだ。

「ちょっと事情があって、なるべく早く必要なんです。費用が高くなってもかまわないので、なんとか1週間で作れませんか? 組み立ては自分で行うので、各部品ごとにばらした状態で納品して欲しいんですけど」

「い、一週間ですか? さすがにそれはちょっと……うちはあまり人手もありませんし、どんなに急いでも15日間が限界ですよ」

「そこをなんとか。前金で500万円、納品時に更に500万円出しますから、どうにかなりませんか? 運送費もこちら持ちでい
การแปล กรุณารอสักครู่..
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โอ้เฮ้แม่น้ำที่สวยงาม ดังนั้นแม่น้ำที่สวยงามครั้งแรกที่เห็นคุณฉัน " "เป็นทั้ง? สามัญ ...... แต่ผมคิดว่ามันเป็นแม่น้ำ" ดังนั้นเช้าวันรุ่งขึ้นของวันที่ฝนตกในหมู่บ้าน Kazuyoshi และวัลเลตตา, มาแม่น้ำที่ชาวบ้านมาตักน้ำ ถนนสายนี้จนกว่าคุณจะมากับแม่น้ำเป็นมากแบนพื้นดินได้กลายเป็นเหมือนถิ่นทุรกันดารแตกและแห้ง ซึ่งเป็นหญ้ารกสั้นรอบแม่น้ำ แต่ต้นไม้สูงและหญ้าไม่เติบโต แม่น้ำประมาณ 5 เมตรพอที่จะไม่ได้รับการพิจารณาในน้ำที่ทันสมัยของญี่ปุ่นมีความสวยงามมากและคุณมีความชัดเจน ความลึกแม้ในที่ลึกที่สุดที่ผมสงสัยว่าที่ดังกล่าวประมาณหนึ่งเมตร "ฉันไม่กี่เดือนที่ผ่านมาฉันน้ำมีหลายคนนอกจากนี้ยังมีแม่น้ำมากขึ้นก็จะได้รับการทำมากบางเพราะภัยแล้ง" "ผมเห็น ...... แต่มีแม่น้ำในระยะทางที่จะมาเดินไปไม่ไกลจากหมู่บ้าน แต่เป็นสิ่งที่ดี ด้านหลังและหลายครั้งมาแบกน้ำก็เป็นระยะทางค่อนข้างเจ็บปวดฉัน " เพราะมันใช้เวลามากที่สุดเท่าที่ 30 นาทีที่จะมาเดินจากหมู่บ้านขึ้นที่นี่และมันต้องใช้เวลามากกว่าหนึ่งชั่วโมงถ้าคุณจะกลายเป็นที่จะกลับมาเพื่อดำเนินการน้ำ . หากคุณสงสัยพูดครั้งเดียวโดยตรงลบแม่น้ำน้ำในหมู่บ้าน แต่กว่าถ้าน้ำไม่ปิดพื้นน้ำของแม่น้ำอยู่ในระดับต่ำกว่าเล็กน้อย แม้จะอยู่ในน้ำวาดจากต้นน้ำมากขึ้นก็จะงอไปในทิศทางที่จะย้ายออกไปจากหมู่บ้านทิศทางต้นน้ำกลางและที่มีความล้มเหลวเช่นภูเขานอกจากนี้ยังช่วยให้ขาดไม่คุ้มค่าเครื่องมือการกล่าวขวัญเป็นไปไม่ได้ที่จะทำให้ท่อระบายน้ำ มันจะมี "นี่คือ ...... แต่ผมสงสัยว่านำปั๊มน้ำสำหรับดับเพลิง" และเขาต้องวาดอย่างใดน้ำในแม่น้ำไปยังหมู่บ้าน แต่ก็ใช้เครื่องมือเฉพาะในหมู่บ้านตักน้ำในที่ยากมาก มันจะมี ดังนั้นผมคิดว่าแม้กระทั่งว่าคุณ Koyo ได้แม้แต่ปั๊มน้ำเครื่องยนต์เบนซินจากประเทศญี่ปุ่น แต่มากเกินไปที่จะอะไรมากกว่าเทคโนโลยี ตอนนี้คุณไม่วาดเรื่องน้ำหากสถานการณ์เช่นใบตาย แต่อีกเพื่อให้สะสมจนน้ำบ่อพอถึงครึ่งขอบคุณฝนที่ตกลงมาเมื่อวานนี้ในขณะที่ฉันควรจะโอเค ถ้ามันจะเป็นไปได้ผมอยากจะ Kazuyoshi เป็นความคิดที่จะเอาชนะสถานการณ์นี้ในเครื่องมือและวิธีการที่ยังสามารถทำในโลกของเทคโนโลยีของมนุษย์นี้ วิธีการที่มันเป็นความคิดที่จะทำงานในทิศทางที่ดีสำหรับแม้แต่พวกเขาเองสำหรับชุดหมู่บ้านในอนาคต "วัลเลตตาของคุณอาจสังเกตเห็นว่ามันก็ได้ยินเสียงล้อน้ำ" และ "ไม่เคยได้ยินกังหันน้ำ .... สิ่งที่ฉันจะทำอย่างไร" มันเป็น "ดีคุณสามารถใส่ล้อของต้นไม้ใหญ่ที่อยู่บนแนวแม่น้ำน้ำ ฉันต้องการเทคนิคของเครื่องมือที่จะเปลี่ยนล้อในการไหลของพลังงาน " "อืม ...... ผมไม่ได้ได้ยินยังจะเห็น" คำอธิบาย Kazuyoshi วัลเลตตาในขณะที่วาดภาพภาพบนพื้นดินโดยใช้หินที่ได้ลดลง และมันก็เป็น แต่ดูเหมือนจะไม่เคยเห็นเลย หากมีคือว่าถ้าคุณเห็นเพราะควรจะมีช่างเทคนิคที่ทำให้กังหันน้ำในโลกนี้ แต่เขาก็คิดว่าจะไปขอการผลิตเพื่อผู้คนที่ดูเหมือนว่าไม่ลงตัวเป็นอย่างมากในขณะนี้ และ "เมื่อมันมาถึง ...... คือดังนั้นผม wonder'm เท่านั้นไม่มีเหตุผล ...... ทำให้กังหันน้ำของตัวเอง. ง่ายต่อการไม่คิดว่ามือสมัครเล่นที่สามารถทำให้" มันได้รับการคิดสักครู่ในความร่วมมือกับชาวบ้านที่จะเป็นหรือไม่อย่างใดทำให้กังหันน้ำ ทันทีที่ยกเลิกความคิด อย่างไรก็ตามถ้าประมาณคลองที่รวมแผ่นไม้มีเหตุผลที่อุปกรณ์ไม่สามารถทำให้ที่จำเป็นต้องมีการออกแบบได้อย่างแม่นยำเช่นกังหันน้ำ เกี่ยวกับที่ผมเห็น Kazuyoshi และ waterwheel'm บาง แต่ให้และมันจะกลายเป็นอีกหนึ่งการพูดคุย ในกรณีที่ไม่มีอะไรแม้รู้เป็นก็สามารถทำให้ล้อน้ำที่จะสมัครเล่นโลกของการทำงานไม่หวาน "โอ้ว่าอย่างใด ...... คุณเพราะถ้าตัวเองราวกับว่าเป็นเรื่องยาก" ที่จะ Kazuyoshi คุณตั้งใจขบคิดใบหน้ายากวัลเลตตาเป็นเอียงอายใส่เสียง อย่างไรก็ตาม แต่หมู่บ้านได้กลายเป็นความหายนะแอนนาฉันไม่ได้เป็นอะไร ในวัลเลตตาคุณแสดงออกกังวลเล็ก ๆ น้อย ๆ Kazuyoshi ยิ้มบอกว่า "ไม่เป็นไร" "Let 's Waterwheel ตัดสินใจที่จะนำมาจากประเทศของฉัน. ฉันทันทีที่กลับไป ...... " Kazuyoshi มันบอกว่าไปอยู่ที่นั่นเอามันออกไปจำได้ว่ามันก็เป็นหนึ่ง Momokan (ในประเทศ) จากกระเป๋าที่มี มันเป็น "โอ้ Momokan, อะไร?" "ใช่เพราะมันเป็นปัญหามากนี้หรือสมมติว่าคุณกลับไปที่หมู่บ้านจากการกินลูกพีชที่มีการระบายความร้อนในแม่น้ำ" และ Kazuyoshi ไปที่ริมแม่น้ำใส่ Momokan ลงไปในน้ำ มันได้รับการแก้ไขในหินรอบเพื่อที่จะไม่ได้ล้างออกไป แม่น้ำน้ำไหลจากภูเขาซึ่งสามารถมองเห็นได้จากระยะไกลมีอากาศหนาวเย็นก็เย็นทันทีพีชมีแนวโน้มที่จะกินถ้านาทีนี้ "แต่ Momokan เพื่อแจกจ่ายเค? ไม่ได้คนทุกหมู่บ้านเมื่อวานนี้" และ "ฉันคือเพื่อให้ฉันได้รับอย่างใดอย่างหนึ่งมากจริง. และฉันจะไปกินที่นี่" แน่นอนยังอยู่ในบ้านวัลเลตตา หนึ่งคือให้ไปที่เขามี แต่ตัดสินใจที่จะกิน "ฉันเกินปัญหามากของสิ่งที่อร่อยลูกสาวที่น่ารักและมีรสอร่อยมากขึ้นดีกว่าที่จะกิน" ที่ความคิดของตัวเอง Kazuyoshi ของเดิมแทนอาหารเช้าในวัลเลตตาและคนสองคน ก็คือ นายกเทศมนตรีใบอนุญาต "มาคิดว่ามันมากขึ้นถ้า Utsuse หมู่บ้านใกล้กับแม่น้ำคุณจะไม่ได้มันไม่จำเป็นต้องเป็นน้ำกังวล?" นั่งในขณะที่การระบายความร้อน Kazuyoshi Momokan ที่ได้รับการมองหาที่แม่น้ำปากของคำถามที่ถูกก็ผุดขึ้นมา ผมอยู่ใน จนถึงแม่น้ำออกไปในแต่ละครั้งที่เกิดภัยแล้งที่อาศัยอยู่ในสถานที่เช่นต้องไปตักน้ำที่รู้สึกไม่สะดวกในหลาย ๆ กรณีที่ "ใช่. แต่ตอนนี้ฝนในเวลาที่น้อยเช่น แต่ผมบอกว่ายังคงเมื่อมันมาถึงเวลาที่ฝน often'm อันตรายมักจะน้ำท่วมแม่น้ำ" ในวัลเลตตาของคำเดียวกันกับที่จะมานั่งต่อไปและเป็นหนึ่ง ดีพยักหน้าว่า "ฉันเห็น" แต่ตอนนี้ปัญหาภัยแล้งที่เกิดขึ้นฝนมีขนาดเล็กเกินไปสำหรับช่วงเวลาของในที่สุดก็จะกลายเป็นเวลาที่ฝนตกน้ำท่วมอีกมากเกินไปดูเหมือนจริงจังอาศัยอยู่ในดินแดนที่ยากลำบาก "และมันเป็นไปไม่ได้ที่จะย้ายหมู่บ้านไปยังสถานที่อื่นที่ไม่ใช่ Naruson เช่นระบุตอนนี้คุณไม่เพียง แต่ต้องวาง" ได้รับในหูหลายครั้งจนตอนนี้ชื่อของบุคคลที่มีชื่อที่นี่อีกครั้ง Naruson ตั้งแต่ออกมาก็ตัดสินใจที่จะพยายามที่จะได้ยินสิ่งที่ผู้คนดำรงตำแหน่งดังกล่าว "ฉัน Naruson คือคุณเป็นคนที่จะทำบางสิ่งบางอย่างที่นี่ของเจ้านายหรือไม่" "ใช่มันเป็นเกียรติเช่นเดียวกับที่กำกับดูแลตัวเองได้รับมอบหมายนี้ทั้งภูมิภาคจากพระราชวงศ์. บ้าน Isuteru ที่ห้าที่มีชื่อเสียงของความกล้าหาญ หัวหน้าครอบครัวเช่นฉันจะฉันดูเหมือนจะทำให้ตัวเองประสบความสำเร็จที่ยิ่งใหญ่ในสงครามก่อนหน้านี้ " "(โอ้ว่า Te ว่า. มีตระกูลขุนนาง Toka พระราชปราสาทขนาดใหญ่ Toka ฉันสงสัยว่าอัศวิน Toka ยังมีบาง)" เช่นพระราชวงศ์และขุนนางในญี่ปุ่นเท่านั้น ในคำพูดที่ได้กลายเป็นไม่เพียง แต่หูเช่นบางประเทศของข่าวและ Kazuyoshi จะพองหนึ่งเข้าใจผิด, "คุณทำอย่างใด?" และวัลเลตตาได้มองหน้าของ Kazuyoshi เล็ก ๆ น้อย ๆ ผมอายรับหน้าตาน่ารักอยู่บริเวณใกล้เคียง "โอ้ไม่มันไม่ได้เป็นอะไร. ดังนั้นหมู่บ้านที่ได้รับการตัดสินว่าผมได้พบและพืช?" "ใช่คุณต้องจ่ายที่ระบุไปยังพืชเวลาที่กำหนด. และเวลานี้ก็ แม้ในฤดูแล้งสาหัสเร็ว ๆ นี้ ...... แต่เป็นพืชเล็ก ๆ น้อย ๆ ที่สามารถจ่ายฉันเป็นเวลาที่คนของ Naruson คุณชอบที่จะมาดูวิธีการ " "โดยวิธีการที่คุณทำไม่ได้ถ้าสามารถที่จะจ่ายพืชอะไร หรือการลงโทษทำคือการทำหรือไม่ "บางอย่างเช่นสิ่งที่คุณมี "มัน. บ้านที่ยังไม่ได้รับการชำระเงินจำนวนเงินของพืชที่ได้รับการตัดสินใจที่จะยึดทรัพย์สิน" คำตอบของวัลเลตตา, Kazuyoshi จะพยักหน้าและ "ไม่น่าจะเป็นเช่นนั้น." มันเป็น การลงโทษจะลดลงถ้าละเลยการปฏิบัติหน้าที่ก็จะมีความสำคัญของหลักสูตร "ดีแม้ว่าเวลานี้เช่นภัยพิบัติทางธรรมชาติ, สถานที่ให้บริการทำอย่างไรผมถูกยึด" ดังนั้นปัญหาคือมี แม้จะไม่มีถ้าวิธีลงโทษโดยไม่ต้องตั้งอยู่ในปริมาณที่กำหนดไว้ของพืชในยามสงบถ้ามันคือการเป็นเจ้านายที่เป็นสิ่งเดียวกันขึ้นในกรณีฉุกเฉินเป็นคนโง่หรือปีศาจหรือสองทางเลือกที่ไม่คิดอะไร หากมีเกียรติหรือสิ่ง Naruson โง่หรือปีศาจก็อาจส่งผลให้เกิดปัญหาค่อนข้าง "ดูเหมือนว่าแตกต่างกันในแต่ละภูมิภาค. Naruson เช่นเมื่อเกิดภัยพิบัติทางธรรมชาติที่เกิดขึ้นก็อีกครั้งโปรดโดยตรงจำนวนของพืชว่าการชำระเงินจากการตรวจสอบอย่างดีขนาดของความเสียหาย. เป็นพืชที่มีการเก็บเกี่ยวที่ยากจนใน 3 ปีที่ผ่านมา เมื่อได้รับการที่จะมาจากต้นไม้ในป่าไม้เป็นโปรดที่จะสั่งและจะจ่ายแทนของพืช " ที่จะได้ยินมัน Kazuyoshi โล่งใจ ตั้งแต่ไฮโซเช่นเจ้านายที่คุณกำลังทำการกำกับดูแลเป็นความคิดที่ถูกต้องของหมู่บ้าน Naruson ถ้านี้มากในสถานการณ์เลวร้ายเช่นจะไม่พูดว่าแน่นอนพืช Osamero ถ้าคุณบอกว่าจะ Osamero ไม้และจะกลายเป็นอย่างใดแม้จะอยู่ในสถานการณ์ของการขาดแคลนแรงงานและควรได้นำ Tetsuono จากประเทศญี่ปุ่นคุณทั้งสองสามารถนำคลั่งเมื่อไปรับยาก แต่ยังคงเมื่อคุณซื้อไม้ในประเทศญี่ปุ่นถ้าไม่ได้ผล ดี "แต่ Daiasu เหมือนที่ปกครองภูมิภาคประตูถัดไปแม้ว่าจะเป็นพืชที่ไม่ได้รับในเพราะภัยพิบัติทางธรรมชาติที่คุณอาจเคยได้ยินว่าเขาเป็นคนที่ไร้ความปราณีลงโทษ. ข่าวลือชายหนุ่มเป็น Uritobasa ทาสค้า หลังจาก Meshiage เป็นฝ่ายตรงข้ามของยาจนสง่าผู้หญิงที่ดีได้รับเหนื่อยยังดูเหมือนว่าจะ Uritobasa ทาสผู้ค้า. " "ใช่ ...... ประสบการณ์ใกล้ตายดีไม่สามารถตำหนิจากสิ่งที่ฉันได้ทำปฏิวัติ ...... พระราชนาไม่ได้เกิดขึ้น ห่วยแตก " เป็นขุนนางชั่วร้ายมีแนวโน้มที่จะออกมาพร้อมกับเกมเช่นการตั้งค่าและการ์ตูน แน่นอนมันก็ดูไม่สงสัยสิ่งมีชีวิตชั่วร้ายที่คุณจะบ้าสวม Toka แหวนที่งดงามไสวเกินฟองและจินตนาการโดยพลการร่าง ฉัน "ที่เป็นเช่นนั้น Daiasu เช่นธุรกิจเป็นอย่างดีเพื่อที่จะได้ยอมรับเงินจำนวนมากให้กับพระราชวงศ์พระราชวงศ์ผมก็ได้ยินได้พูดอะไร. และคุณมีจำนวนมากของกองทัพภาคเอกชน, การจลาจล Nante ดังนั้นจึงเป็นไปได้ที่มันเป็นเรื่องที่ไม่ " หลังจากที่ทุกคนก็ค่อนข้างของ Gedo เป็นมนุษย์ แต่นักล่าทองที่ดูเหมือนว่าไฮโซดี และแม้ว่าฉันคิดว่าจะพยายามที่จะกินสาวน่ารักและ Momokan ในขณะที่ดูปัญหามากแม่น้ำที่สวยงามผมสังเกตเห็นว่าคุณมีเรื่องกลุ้มใจสวย "อืมมันเป็นเวลาที่เมื่อเร็ว ๆ นี้เย็นพีชกระป๋อง. ไม่กิน" "อาใช่. ที่ถูกต้อง" แต่พวกเขาได้กลายเป็นสิ่งที่อากาศ Shinkikusai ก็จะอากาศสดใสถ้าคุณกิน Momokan Kazuyoshi ถูกดึง Momokan จากแม่น้ำก็เปิดกระป๋องด้วยการดึงดึงด้านบนเอาส้อมพลาสติกจากถุงมือในวัลเลตตาพร้อมกับเปิดกระป๋อง "ครึ่งแรกโปรด" "คืออะไร? แต่จะไม่ได้รับข้างหน้าของ Kazura ของ ...... " ในวัลเลตตาลนที่จะมีผ่านกระป๋องก็จะแนะนำให้กินเป็น "เพราะดีจากดี" วัลเลตตานอกจากนี้ยังมีความเสียใจที่จะบอกว่าเรย์และ "ขอบคุณ" ถูกกัดแทะเพื่ออ้างถึงลูกพีชด้วยส้อม "- !? ~ Tsu" "วิธีที่น่าจะอร่อยมาก" ขณะที่วัลเลตตาตาสีดำและสีขาวกับลูกพีชในปากและพยักหน้าอย่างจริงจังคำถามของ Kazuyoshi "จริงเหรอเป็นหวาน! สิ่งที่อร่อยหวานจึงเป็นครั้งแรกที่จะกินคุณ!" "มันเป็นสิ่งที่ดี. ตั้งแต่นาทีของฉันเป็นสิ่งที่ดีและที่ดีคือผมได้กินทุกคน" เช่นผลไม้ แต่บางทีอาจจะยังมีในโลกนี้ ผมสงสัยว่านี้ไม่ได้สิ่งที่เป็นพันธุ์อร่อยเป็นลูกพีช ดูเกินไปสำหรับการเป็นครั้งแรกในแรงบันดาลใจวัลเลตตา, Kazuyoshi ตัดสินใจที่จะยอมยกไปทั้งหมด Momokan วัลเลตตา "ดีแน่นอนมัน ...... " ขณะที่เพื่อบอกว่าในวัลเลตตาซึ่งเปรียบเทียบกับสลับได้รับ Momokan และ Kazuyoshi ในมือในขณะที่บอลลูน Kazuyoshi โดยไม่ได้ตั้งใจ, วัลเลตตา "ดีดีที่ได้ทำงานอย่างหนักจนถึงขณะนี้ มันเป็นรางวัลให้กับนายกินโปรดกรุณา " และ Kazuyoshi เป็นแนะนำ"จะคิดค่าบริการ Ja ดี ...... " ในขณะที่อายที่จะกลายเป็นสีแดงและมันก็จะใช้เวลาอย่างมีความสุขในสวนท้อ Kazuyoshi คุณจะสนุกกับการมองเห็นของการรับประทานอาหารพีชวัลเลตตาเมื่อพูดทันทีหลังจากที่กลับไปยังหมู่บ้านจะเป็น "กังหันน้ำที่คุณจะต้องจัดให้มีการ" กลับไปยังประเทศญี่ปุ่น, การตรวจสอบ บริษัท รับเหมาก่อสร้างซึ่งเป็นผู้ผลิตกังหันน้ำในการค้นหาสุทธิของโทรศัพท์มือถือ มันก็มาโดยตรงไปยังผู้สร้างที่จะทำให้การสั่งซื้อ "ดีฉันจะสูบน้ำกังหันน้ำ. ตั้งแต่เมื่อไหร่คือขนาดที่กำหนดของคุณจะได้รับอุปกรณ์สำหรับสูบน้ำให้กับผู้ที่อยู่ในเกรดที่กำหนดเองนี้คือการส่งมอบจะ¥ 3000000 ราคาใน 20 วันหลังจาก" ขณะที่การแสดงแคตตาล็อกขยายตัวของประธานมีลักษณะที่ดีของคนที่ผสมผมสีขาวกับผมที่จะอธิบายคุณสมบัติ Yara ระยะเวลาผลิต กังหันน้ำใด ๆ ที่ระบุไว้ในแคตตาล็อกที่มีรสชาติมันเป็นแบบที่ดีจะภูมิทัศน์ชนบท "เฮ้มีสถานการณ์ที่เราต้องการโดยเร็วที่สุดเท่าที่เป็นไปได้. เนื่องจากค่าใช้จ่ายนอกจากนี้ยังอาจกลายเป็นสูงการจัดการที่จะไม่ได้ทำอย่างไรให้การประกอบในหนึ่งสัปดาห์เพื่อทำด้วยตัวเองและส่งมอบในรัฐในการที่จะให้ออกไปสำหรับแต่ละองค์ประกอบ ฉันต้องการ " "มีไม่หนึ่งสัปดาห์จากไหนคาดว่ามันเป็นเรื่องเล็ก ๆ น้อย ๆ ...... ออกกำลังคนมากเกินไปไม่ว่าขีด จำกัด รีบร้อนยังเป็น 15 วันโดย" "มีอย่างใด. ¥ 5000000 ล่วงหน้าส่งมอบ และเนื่องจากปัญหาต่อไป¥ 5000000 ในเวลาทำไมไม่อย่างใด? การเก็บรักษาค่าใช้จ่ายในการขนส่งในกระเพาะอาหารที่นี่
























































































































































































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ผลลัพธ์ (ไทย) 3:[สำเนา]
คัดลอก!
อาจทำให้แม่น้ำที่สวยงาม ครั้งแรกที่ผมได้เห็นแม่น้ำที่งดงาม "

" หรือไม่ ? แม่น้ำปกติผมคิดว่า ... "

อยู่ในหมู่บ้านในวันต่อไปตอนนั้นฝนตกในช่วงเช้า
ที่พักชั้นดีและมีชาวบ้านจะวัลเลตตาที่มาเพื่อวาดน้ำก็ไปที่แม่น้ำ
แม่น้ำสายนี้จนกระทั่งเขามาถึงถนนที่พร้อมด้วยการใช้งานแบบ Flat ให้มีรอยแตกด้วยดินแห้งตอนนี้อยู่ในถิ่นทุรกันดาร
River ในพื้นที่ของพื้นหญ้าและต้นไม้ในระยะทางสั้นๆก็คือต้นไม้สูงและพื้นหญ้าไม่มีการเติบโตอย่างต่อเนื่อง
River เป็น 5 เมตรและ
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