優先席などには「カッコ悪いから座ろうとも思わない」座っていても妊婦などが来れば、よほどの心臓の持ち主でない限り、さっさと席を立って明け渡す。こうした現象はすでにあり、さほど意識の高くない人に対しても「優先席」の存在が、強力にそのような行動を促すけん引役を果す。
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妊婦などがかたわらに立っているのに、「ここは優先席ではないのだから、私は譲らなくてよいのでは」あるいは「まずあの優先席に座っている人が先に譲るべきではないか」と考える人が多くなれば、場合によってはかえって席は譲られない可能性が出てくる。また切実に席を譲ってほしい高齢者などが、平然と優先席に居座っている者を目にすれば、立たされる不満が倍加することになる。