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11/29書店追記［冬コミ：サンプル］カルセルの悪と艶-ドフロ-
by 亞生(冬コミ、インテ）
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ところどころを抜き出しで、後半の手前までネタバレします。



～略
＊＊＊

今、ローは護送船に乗って刑務所へと向かっている。
他にも二十人ほどの罪人が一緒だ。
南の港から行ける海の孤島全体が監獄となっていて、泳いで脱走するのは不可能な距離である。
（このままじゃ終わらねェ――）
ゼーフントが生きているなど許さない。
裁判は、陪審員達はゼーフントに懐柔されていて、ローを情状酌量で庇う者はおらず、一方的なものだった。
ロー自身も嘘でも殺意を否認する事ができず、「殺す」と叫んだ言葉を証言する憲兵も大勢いた。
犯行の動機は黙秘したローだったが、現行犯ということであまり問題とはならなかった。
ゼーフントも過去の罪をローに語られては拙い。
きっとローが真相を語っても、精神疾患か虚言として処理されただけだっただろう。
あの一晩で、ローは全てを失った。
「――ッ」
ローは奥歯を噛みしめた。
粗末な白いシャツと囚人用のズボンの姿は、ローを惨めな気持ちにさせた。
囚人として護送されているのだが、最低限の生活用品の持ち込みは許されている。
身寄りの無いローだったが、育ててくれた神父の一人が差し入れてくれた。久しぶりの再会が最低だった。
ローは申し訳ないという罪悪感で、神父の顔はまともに見えなかった。
そして、あの時ゼーフントから与えられた、ローの父親のブレスレットは、意識を失っている間に取られてしまったようで、ローの左腕には無かった。
きっと、ゼーフントが取り返したのだろう。
監獄にブレスレットなど持ち込めないし、教会に頼るのも気が引けるローは、あれは手放すしか無かったものだと言い聞かせて諦めた。
ゼーフントが仇である事は変わらない。
「うぷっ」
「なんだあ、この揺れはっ……」
波が強くて、船が揺れるのが気持ち悪い。
すし詰めの狭い船内の至る所で、吐き気をもよおしている。悪臭が鼻について被害は増えるばかりだ。
「ぅ……」
ローも眉間に皺を寄せ、口元を腕で被って隠した。
効果は薄いが、異臭を直接吸い込みたくないという気持ちの問題だ。辛い思いに耐えながら船が孤島に着く頃には、囚人達は全員が真っ青な顔となっていた。
「ふぅ」
島について外の空気を吸った時、清々しさに救われる。
気持ち悪さからの解放が嬉しくて、投獄される絶望感は無くなっていた。
ロー達は、既に待ち構えていた看守らに連れられて、重い鉄の門を潜らされる。
黒塗りの不気味な監獄は、ほぼ島全体といっていい。
高い塀に囲まれた威圧感が凄まじい建物だ。
手錠を後ろ手に嵌められて歩かされ、ロー達は狭い部屋で一列に並ばされる。
「番号20215はＢ棟、番号20216はＣ棟――」
一人ずつに番号が振り分けられた。小さな袋に入った備品が手渡され、収容される棟(とう)が告げられる。
「番号20222はＡ棟」
ローはＡ棟の囚人となった。看守の前を通り過ぎる時、看守に気の毒そうな顔をされる。
「――」
ローは無表情に務めて感情を殺した。
（おれは生き延びる）
ゼーフントはイーリスファミリーの幹部だった男だ。
その男を殺そうとしたローが、監獄内で命を狙われる危険は予測している。ファミリーの面目をかけた報復行為が待っているだろう。監獄は、様々なファミリーの息が掛かった犯罪者達が集まっている場所だ。
医学生であったローには知り合いなどいない。
只一人孤立した条件で、右も左も判らぬ監獄に入れられてしまった不安は大きい。
看守からの説明は簡単なものだった。
朝昼晩の点呼と食事、あとは働くか自由に過ごすかは自由。労働は務めとして課せられることは無いらしい。
檻の中での飼い殺しだ。
ファミリーの構成員達が多く服役しているせいで、囚人の扱いも劣悪ではないのだろう。看守といえども人である。街には家族や親戚がいて、街にはファミリーが潜んでいる。下手に囚人の恨みを買うような真似は出来ないのだ。
「入所の前に持ち物検査をする。全員服を脱いで、こちらに尻をむけて身を屈めろ」
「――！」
どよめきと戸惑いで囚人達は顔を見渡し、終いにローが注目された。
面子の中で最も歳が若くて、容姿も際立って美形だからだ。性的な雰囲気になってしまい、誰かがゴクリと喉を鳴らした。
「早くしろ」
看守は医療用の手袋を、これ見よがしに嵌めた。
右端の男から尻の穴に、その指が突っ込まれていく。
看守は義務的な行

ผลลัพธ์ (ไทย) 3:

ที่ pixiv
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ผมเสียไปความชั่วร้ายและความเงางามแก่เส้นผม - ドフロ -
โดย亞生(ฤดูหนาวโคมิ,インテ)

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จุดที่ 11/29 ร้านหนังสือแบบโพสต์สคริปท์[ฤดูหนาวโคมิ,:,ตัวอย่าง] carcel ในที่แยกนี้ด้านข้างของช่วงครึ่งหลัง.



～abbreviation
***

ตอนนี้บอร์ดต่ำไปติดขบวนคุ้มกันและต้องเข้าคุกได้
อยู่ที่ศาลอาญาประมาณ 20 ได้เหมือนกับ
เกาะอยู่คนเดียวทั้งที่ทะเลซึ่งสามารถเดินทางจากท่าเรือทางตอนใต้ที่จะกลายเป็นคุกและ