八月二十一日。 リディの魔法の授業が始まった。 授業が始まると、学院時代を思い出したのか、教師のような口調で教え始めた。(結構、ノリノリのよ การแปล - 八月二十一日。 リディの魔法の授業が始まった。 授業が始まると、学院時代を思い出したのか、教師のような口調で教え始めた。(結構、ノリノリのよ ไทย วิธีการพูด

八月二十一日。 リディの魔法の授業が始まった。 授業が始まると、学院時

八月二十一日。
リディの魔法の授業が始まった。
授業が始まると、学院時代を思い出したのか、教師のような口調で教え始めた。

(結構、ノリノリのような気がするな。小さい子供限定なら、意外と教師に向いているんじゃないか?)

俺の思いとは関係なく、彼女の授業は進んでいく。

「まず、魔法について説明しますね。魔法には八つの属性があります……」

彼女の説明を要約すると、魔法には属性神と同じく八つの属性――火、光、風、木、水、闇、土、金――がある。
魔法は人が持つ”魔力”を各々の属性の”精霊”に与えることによって、術者の望む現象に変える。
そのためには、魔力を精霊に与えることと、精霊に自分の願いをうまく伝えることが重要である。
魔力の与え方は人それぞれだが、魔力を与える量を間違えると大変なことになるため、充分な制御技術が求められる。
精霊に自分の望みを伝える方法としては、呪文による伝達がある。その他にも魔法陣を使う方法もあるが、イメージ力の強い者なら呪文も魔法陣もなしに魔法を使うことが出来る。

俺の理解では、人間の体が“増幅器《アンプ》”、人間の持つ魔力が“入力信号”、精霊の力が“電源”、そして、魔法が“出力”だ。
呪文と魔法陣が“バイアス”なのだろう。最適のバイアスに調整できれば、増幅率がアップするからだ。
人間の想像力が増幅器の性能と考えれば、それほど難しい考え方じゃない。
ただ、それが正しいのかは誰にも判らないが。


三十分ほどの座学だったが、メルとダンはほとんど舟を漕いでいた。
リディと俺はその姿に微笑むが、二人を起した後、次のステップに移っていく。

まずは魔力を感じることから始めることになった。
リディは、へその辺りを触りながら、

「この辺に魔力が溜まっていると言われています。まずは魔力を感じてみましょう」

俺たちは皆、へその辺りに意識を集中し始める。
五分ほど、うんうん唸っていろいろやってみるが、全く感じない。
他の三人も同じようで、首を傾げていた。
リディもその結果を予想していたのか、「やはり難しいですね。では、一人ずつ私とやって行きましょう」と言って、立ち上がる。

「最初にダンからいきますよ。私が手をかざしますから、魔力を感じ取ってください」

そういってからダンの後ろに回り、抱え込むようにして、彼の腹に手を当てる。

「眼を瞑って、ゆっくりと息を吐いて……どうですか? 判りますか?」

ダンは何度やっても判らないようで、最後のほうには泣きそうになっていた。

「気にしないでいいですよ。ほとんどの人が判らないんですから。じゃ、次はメルね」

メルにも同じようにやっていくが、やはり彼女も感じることができないようだ。
負けず嫌いのメルは、何度もやり直すが、やはり無理だったようだ。

(魔法の才能っていうのは貴重なんだな。そういえば、この村にいる魔術師、つまり治癒師たちは三人だけだし、単純にいっても全人口の一%もいないんだからな)

メルもようやく諦めるが、その目にはうっすらと悔し涙が浮かんでいた。

(剣の才能があるから、無理に魔法を覚えなくてもいいと思うんだがな。まあ、そこがメルらしいと言えばそうなのかもしれないが。後でフォローしておいたほうがいいな)

三人目はシャロンだった。
リディが「どう感じる?」と聞くと、最初は戸惑ったような表情だったが、小さな声で「何かが動いている」と呟いていた。
リディも期待していなかったのか、その言葉に驚き、「これは? これは?」と何か別のことをし始める。
シャロンはその都度、うんうんと頷いていた。

「シャロンには魔法の才能があるわ。これは凄いことよ! 後でお父さんとお母さんにお話させてね」

リディは興奮気味にそう言うと、シャロンがコクンと頷く。そして、最後に俺の番がやってくる。

(シャロンに出来て、俺に出来ないはずはない。全属性取得の才能があるはずなんだから)

俺はそう気合を入れて、リディを待つ。
だが、彼女が俺を抱え込んだ瞬間、その気合が一気に萎えていった。

(何かいい匂いだ。微妙に背中に何かが当たる……ああ、エルフは貧乳だと思っていたけど、結構スタイルがいいんだ……)

集中できない俺に気付いたのか、リディは小声で、「真面目にやりなさい」と叱ってくる。
その言葉に「ごめんなさい」と素直に謝り、再度気合を入れなおして、彼女の手の動きを感じていく。

最初は何も感じなかった。
集中するにしたがって、徐々に暖かいものを感じるようになっていく。
その暖かいものは、ゆっくりと形を作っていく気がし、意識すると長細い棒のような形に感じていた。

「棒が、長細い棒みたいなものがある。違う、蛇のようにくねくねとしている……」

俺の体の中をウネウネと動いていく。その様《さま》は、恐怖(ホラー)映画に出てくる寄生する宇宙生物のようで、気色悪くもあった。

リディの手がゆっくりと円を描く。
さっきまでは半固形物のようなものが動いていたが、今は純然たる力の流れ、強いて言うなら水のような流れを体内に感じていた。

「今、あなたの魔力を循環させているの。正確には判らないけど、これがあなたの全魔力になるわ。判るかしら?」

「ああ、判るよ。これが魔力か……」

俺は少し興奮し、地のしゃべり方に戻っていた。
慌てて、「凄い、凄い」と演技をするが、我ながら、わざとらしかったかもしれない。

リディの手が離れるが、俺の中にある魔力を感じ続けていた。俺の魔力は、へそ辺りに溜まっており、意識すると暖かくなるような気もしていた。
彼女も満足したのか、俺から離れていく。少し名残惜しいが、口に出すわけにもいかない。

「今日はこれでおしまいです。残念だけど、ダンとメルには魔法は使えないわ。でも、二人とも結構魔力を持っていますよ。魔力があれば魔道具を使うときに便利ですから、良かったですね」

俺がフォローを入れるまでもなく、リディがフォローを入れてくれた。

「明日からはザックとシャロンだけが授業を受けますが、二人も見たいなら、いてもいいですよ。将来、魔術師と一緒に仕事をするときにも役に立ちますからね」

ダンとメルは笑顔で頷き、明日も来ると言っている。

「シャロンは後で、お父様とお母様を連れて来て頂戴。では、また明日」

ダンとメルはそのまま遊びに行こうとするが、シャロンのことがあるので、後で合流するといって二人とは別行動になった。

シャロンは自分の両親――ガイとクレア――を呼びに自分の家に戻り、その間に俺とリディは祖父の部屋に向かった。
祖父を見つけると、リディは少し早口で話し始める。

「ザックは別格だけど、シャロンっていう子も相当な才能よ。ゴーヴィ、あの子も一緒に教えるわよ」

興奮気味のリディに少し引き気味の祖父は、「まあ落ち着け」と声を掛ける。

「シャロンの両親は、このことを知らんのじゃろう? 二人の意見も聞いてから決めねばならん」

リディも祖父の言葉が理解できたのか、少し落ち着き、同時に後悔に似た表情を見せていた。
俺は魔術師の才能があることは、いいことだと思っていたから、なぜそう言う話になるのか理解できない。

「魔法の才能があるということは、すばらしいことなんじゃないんですか?」

祖父は苦笑に近い笑顔を浮かべながら、「一般的にはそうじゃな」と頷く。

「だが、それは魔術師の家系に生まれたものか、貴族の家に生まれたものに限られる」

俺は未だ話の筋が見えず、「それはなぜですか?」と首を傾げる。

「治癒師が出来る属性――木と水と光が一般的――ならば良い。どの村にも修行の場があるからな。だが、普通の魔術師の場合、大成するためには誰かに師事するか、魔術学院に入るかせねばならんのじゃ」

そして、リディを見て

「リディアがずっと教えられるなら良い。魔術師の場合、一人前になるためには、最低でも十五年は掛かる。その間この村に居続けてくれるならな。それが難しいなら、誰か師匠を探す必要があるんじゃ。中途半端な魔法の知識は身を滅ぼすからの」

その言葉に思わず彼女のことを見上げてしまう。
彼女の表情は少し曇っており、

「あなたの言う通りね。私がいつまでここにいるか判らないし、元々、あなたの頼みではザックが学院に入るまでっていう話だったから」

「学院に入るのは難しいんですか?」

「確かに入学試験は難しいと聞く。それよりも問題は金じゃ。入学金で一万C(クローナ)(=一千万円相当)、年間で最低三千Cは掛かる。お前なら首席で合格して、入学金免除を受けられるじゃろう。だが、それが難しければ……」

(なるほどな。中途半端な知識だと、まともな魔法が使えなかったり、魔力の調整が下手なままだったりして使い物にならないか。最悪、魔力切れで死ぬ可能性もあるってことだな。リディがずっと教えてくれればいいが、冒険者稼業の彼女に子供の弟子がついて行くのは難しい。そうなると、学校か。入学金と授業料。この貧乏な村の従士の家では絶対に出せない金額だ。さて、どうするかな……)

その後、ガイとクレア、シャロンの三人が祖父の部屋にやってきた。
俺はその話し合いに参加できないため、部屋から出て行ったが、後で聞いた話では、シャロンがかなり強い主張をしたそうで、ガイも渋々認めたそうだ。
何でも、きちんと修行を終えることが出来なかったら、一生魔法を使わないと約束すると泣いて頼んだそうだ。

俺は将来に禍根を残さなければいいがと思ったが、リディが予定を変更してシャロンの修行を続けてくれる可能性もあると思いなおしていた。

(将来、何があるか判らない。それなら可能性=夢を潰すようなことはしないほうがいい。やめて後悔するくらいなら、やって後悔したほうがいい。いざとなったら、俺がシャロンの分も稼げばいいさ。こうなると特産品で稼ぐことを、真面目に考えたほうがいいかもしれないな……)
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八月二十一日。
リディの魔法の授業が始まった。
授業が始まると、学院時代を思い出したのか、教師のような口調で教え始めた。

(結構、ノリノリのような気がするな。小さい子供限定なら、意外と教師に向いているんじゃないか?)

俺の思いとは関係なく、彼女の授業は進んでいく。

「まず、魔法について説明しますね。魔法には八つの属性があります……」

彼女の説明を要約すると、魔法には属性神と同じく八つの属性――火、光、風、木、水、闇、土、金――がある。
魔法は人が持つ”魔力”を各々の属性の”精霊”に与えることによって、術者の望む現象に変える。
そのためには、魔力を精霊に与えることと、精霊に自分の願いをうまく伝えることが重要である。
魔力の与え方は人それぞれだが、魔力を与える量を間違えると大変なことになるため、充分な制御技術が求められる。
精霊に自分の望みを伝える方法としては、呪文による伝達がある。その他にも魔法陣を使う方法もあるが、イメージ力の強い者なら呪文も魔法陣もなしに魔法を使うことが出来る。

俺の理解では、人間の体が“増幅器《アンプ》”、人間の持つ魔力が“入力信号”、精霊の力が“電源”、そして、魔法が“出力”だ。
呪文と魔法陣が“バイアス”なのだろう。最適のバイアスに調整できれば、増幅率がアップするからだ。
人間の想像力が増幅器の性能と考えれば、それほど難しい考え方じゃない。
ただ、それが正しいのかは誰にも判らないが。


三十分ほどの座学だったが、メルとダンはほとんど舟を漕いでいた。
リディと俺はその姿に微笑むが、二人を起した後、次のステップに移っていく。

まずは魔力を感じることから始めることになった。
リディは、へその辺りを触りながら、

「この辺に魔力が溜まっていると言われています。まずは魔力を感じてみましょう」

俺たちは皆、へその辺りに意識を集中し始める。
五分ほど、うんうん唸っていろいろやってみるが、全く感じない。
他の三人も同じようで、首を傾げていた。
リディもその結果を予想していたのか、「やはり難しいですね。では、一人ずつ私とやって行きましょう」と言って、立ち上がる。

「最初にダンからいきますよ。私が手をかざしますから、魔力を感じ取ってください」

そういってからダンの後ろに回り、抱え込むようにして、彼の腹に手を当てる。

「眼を瞑って、ゆっくりと息を吐いて……どうですか? 判りますか?」

ダンは何度やっても判らないようで、最後のほうには泣きそうになっていた。

「気にしないでいいですよ。ほとんどの人が判らないんですから。じゃ、次はメルね」

メルにも同じようにやっていくが、やはり彼女も感じることができないようだ。
負けず嫌いのメルは、何度もやり直すが、やはり無理だったようだ。

(魔法の才能っていうのは貴重なんだな。そういえば、この村にいる魔術師、つまり治癒師たちは三人だけだし、単純にいっても全人口の一%もいないんだからな)

メルもようやく諦めるが、その目にはうっすらと悔し涙が浮かんでいた。

(剣の才能があるから、無理に魔法を覚えなくてもいいと思うんだがな。まあ、そこがメルらしいと言えばそうなのかもしれないが。後でフォローしておいたほうがいいな)

三人目はシャロンだった。
リディが「どう感じる?」と聞くと、最初は戸惑ったような表情だったが、小さな声で「何かが動いている」と呟いていた。
リディも期待していなかったのか、その言葉に驚き、「これは? これは?」と何か別のことをし始める。
シャロンはその都度、うんうんと頷いていた。

「シャロンには魔法の才能があるわ。これは凄いことよ! 後でお父さんとお母さんにお話させてね」

リディは興奮気味にそう言うと、シャロンがコクンと頷く。そして、最後に俺の番がやってくる。

(シャロンに出来て、俺に出来ないはずはない。全属性取得の才能があるはずなんだから)

俺はそう気合を入れて、リディを待つ。
だが、彼女が俺を抱え込んだ瞬間、その気合が一気に萎えていった。

(何かいい匂いだ。微妙に背中に何かが当たる……ああ、エルフは貧乳だと思っていたけど、結構スタイルがいいんだ……)

集中できない俺に気付いたのか、リディは小声で、「真面目にやりなさい」と叱ってくる。
その言葉に「ごめんなさい」と素直に謝り、再度気合を入れなおして、彼女の手の動きを感じていく。

最初は何も感じなかった。
集中するにしたがって、徐々に暖かいものを感じるようになっていく。
その暖かいものは、ゆっくりと形を作っていく気がし、意識すると長細い棒のような形に感じていた。

「棒が、長細い棒みたいなものがある。違う、蛇のようにくねくねとしている……」

俺の体の中をウネウネと動いていく。その様《さま》は、恐怖(ホラー)映画に出てくる寄生する宇宙生物のようで、気色悪くもあった。

リディの手がゆっくりと円を描く。
さっきまでは半固形物のようなものが動いていたが、今は純然たる力の流れ、強いて言うなら水のような流れを体内に感じていた。

「今、あなたの魔力を循環させているの。正確には判らないけど、これがあなたの全魔力になるわ。判るかしら?」

「ああ、判るよ。これが魔力か……」

俺は少し興奮し、地のしゃべり方に戻っていた。
慌てて、「凄い、凄い」と演技をするが、我ながら、わざとらしかったかもしれない。

リディの手が離れるが、俺の中にある魔力を感じ続けていた。俺の魔力は、へそ辺りに溜まっており、意識すると暖かくなるような気もしていた。
彼女も満足したのか、俺から離れていく。少し名残惜しいが、口に出すわけにもいかない。

「今日はこれでおしまいです。残念だけど、ダンとメルには魔法は使えないわ。でも、二人とも結構魔力を持っていますよ。魔力があれば魔道具を使うときに便利ですから、良かったですね」

俺がフォローを入れるまでもなく、リディがフォローを入れてくれた。

「明日からはザックとシャロンだけが授業を受けますが、二人も見たいなら、いてもいいですよ。将来、魔術師と一緒に仕事をするときにも役に立ちますからね」

ダンとメルは笑顔で頷き、明日も来ると言っている。

「シャロンは後で、お父様とお母様を連れて来て頂戴。では、また明日」

ダンとメルはそのまま遊びに行こうとするが、シャロンのことがあるので、後で合流するといって二人とは別行動になった。

シャロンは自分の両親――ガイとクレア――を呼びに自分の家に戻り、その間に俺とリディは祖父の部屋に向かった。
祖父を見つけると、リディは少し早口で話し始める。

「ザックは別格だけど、シャロンっていう子も相当な才能よ。ゴーヴィ、あの子も一緒に教えるわよ」

興奮気味のリディに少し引き気味の祖父は、「まあ落ち着け」と声を掛ける。

「シャロンの両親は、このことを知らんのじゃろう? 二人の意見も聞いてから決めねばならん」

リディも祖父の言葉が理解できたのか、少し落ち着き、同時に後悔に似た表情を見せていた。
俺は魔術師の才能があることは、いいことだと思っていたから、なぜそう言う話になるのか理解できない。

「魔法の才能があるということは、すばらしいことなんじゃないんですか?」

祖父は苦笑に近い笑顔を浮かべながら、「一般的にはそうじゃな」と頷く。

「だが、それは魔術師の家系に生まれたものか、貴族の家に生まれたものに限られる」

俺は未だ話の筋が見えず、「それはなぜですか?」と首を傾げる。

「治癒師が出来る属性――木と水と光が一般的――ならば良い。どの村にも修行の場があるからな。だが、普通の魔術師の場合、大成するためには誰かに師事するか、魔術学院に入るかせねばならんのじゃ」

そして、リディを見て

「リディアがずっと教えられるなら良い。魔術師の場合、一人前になるためには、最低でも十五年は掛かる。その間この村に居続けてくれるならな。それが難しいなら、誰か師匠を探す必要があるんじゃ。中途半端な魔法の知識は身を滅ぼすからの」

その言葉に思わず彼女のことを見上げてしまう。
彼女の表情は少し曇っており、

「あなたの言う通りね。私がいつまでここにいるか判らないし、元々、あなたの頼みではザックが学院に入るまでっていう話だったから」

「学院に入るのは難しいんですか?」

「確かに入学試験は難しいと聞く。それよりも問題は金じゃ。入学金で一万C(クローナ)(=一千万円相当)、年間で最低三千Cは掛かる。お前なら首席で合格して、入学金免除を受けられるじゃろう。だが、それが難しければ……」

(なるほどな。中途半端な知識だと、まともな魔法が使えなかったり、魔力の調整が下手なままだったりして使い物にならないか。最悪、魔力切れで死ぬ可能性もあるってことだな。リディがずっと教えてくれればいいが、冒険者稼業の彼女に子供の弟子がついて行くのは難しい。そうなると、学校か。入学金と授業料。この貧乏な村の従士の家では絶対に出せない金額だ。さて、どうするかな……)

その後、ガイとクレア、シャロンの三人が祖父の部屋にやってきた。
俺はその話し合いに参加できないため、部屋から出て行ったが、後で聞いた話では、シャロンがかなり強い主張をしたそうで、ガイも渋々認めたそうだ。
何でも、きちんと修行を終えることが出来なかったら、一生魔法を使わないと約束すると泣いて頼んだそうだ。

俺は将来に禍根を残さなければいいがと思ったが、リディが予定を変更してシャロンの修行を続けてくれる可能性もあると思いなおしていた。

(将来、何があるか判らない。それなら可能性=夢を潰すようなことはしないほうがいい。やめて後悔するくらいなら、やって後悔したほうがいい。いざとなったら、俺がシャロンの分も稼げばいいさ。こうなると特産品で稼ぐことを、真面目に考えたほうがいいかもしれないな……)
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八月二十一日。
リディの魔法の授業が始まった。
授業が始まると、学院時代を思い出したのか、教師のような口調で教え始めた。

(結構、ノリノリのような気がするな。小さい子供限定なら、意外と教師に向いているんじゃないか?)

俺の思いとは関係なく、彼女の授業は進んでいく。

「まず、魔法について説明しますね。魔法には八つの属性があります……」

彼女の説明を要約すると、魔法には属性神と同じく八つの属性――火、光、風、木、水、闇、土、金――がある。
魔法は人が持つ”魔力”を各々の属性の”精霊”に与えることによって、術者の望む現象に変える。
そのためには、魔力を精霊に与えることと、精霊に自分の願いをうまく伝えることが重要である。
魔力の与え方は人それぞれだが、魔力を与える量を間違えると大変なことになるため、充分な制御技術が求められる。
精霊に自分の望みを伝える方法としては、呪文による伝達がある。その他にも魔法陣を使う方法もあるが、イメージ力の強い者なら呪文も魔法陣もなしに魔法を使うことが出来る。

俺の理解では、人間の体が“増幅器《アンプ》”、人間の持つ魔力が“入力信号”、精霊の力が“電源”、そして、魔法が“出力”だ。
呪文と魔法陣が“バイアス”なのだろう。最適のバイアスに調整できれば、増幅率がアップするからだ。
人間の想像力が増幅器の性能と考えれば、それほど難しい考え方じゃない。
ただ、それが正しいのかは誰にも判らないが。


三十分ほどの座学だったが、メルとダンはほとんど舟を漕いでいた。
リディと俺はその姿に微笑むが、二人を起した後、次のステップに移っていく。

まずは魔力を感じることから始めることになった。
リディは、へその辺りを触りながら、

「この辺に魔力が溜まっていると言われています。まずは魔力を感じてみましょう」

俺たちは皆、へその辺りに意識を集中し始める。
五分ほど、うんうん唸っていろいろやってみるが、全く感じない。
他の三人も同じようで、首を傾げていた。
リディもその結果を予想していたのか、「やはり難しいですね。では、一人ずつ私とやって行きましょう」と言って、立ち上がる。

「最初にダンからいきますよ。私が手をかざしますから、魔力を感じ取ってください」

そういってからダンの後ろに回り、抱え込むようにして、彼の腹に手を当てる。

「眼を瞑って、ゆっくりと息を吐いて……どうですか? 判りますか?」

ダンは何度やっても判らないようで、最後のほうには泣きそうになっていた。

「気にしないでいいですよ。ほとんどの人が判らないんですから。じゃ、次はメルね」

メルにも同じようにやっていくが、やはり彼女も感じることができないようだ。
負けず嫌いのメルは、何度もやり直すが、やはり無理だったようだ。

(魔法の才能っていうのは貴重なんだな。そういえば、この村にいる魔術師、つまり治癒師たちは三人だけだし、単純にいっても全人口の一%もいないんだからな)

メルもようやく諦めるが、その目にはうっすらと悔し涙が浮かんでいた。

(剣の才能があるから、無理に魔法を覚えなくてもいいと思うんだがな。まあ、そこがメルらしいと言えばそうなのかもしれないが。後でフォローしておいたほうがいいな)

三人目はシャロンだった。
リディが「どう感じる?」と聞くと、最初は戸惑ったような表情だったが、小さな声で「何かが動いている」と呟いていた。
リディも期待していなかったのか、その言葉に驚き、「これは? これは?」と何か別のことをし始める。
シャロンはその都度、うんうんと頷いていた。

「シャロンには魔法の才能があるわ。これは凄いことよ! 後でお父さんとお母さんにお話させてね」

リディは興奮気味にそう言うと、シャロンがコクンと頷く。そして、最後に俺の番がやってくる。

(シャロンに出来て、俺に出来ないはずはない。全属性取得の才能があるはずなんだから)

俺はそう気合を入れて、リディを待つ。
だが、彼女が俺を抱え込んだ瞬間、その気合が一気に萎えていった。

(何かいい匂いだ。微妙に背中に何かが当たる……ああ、エルフは貧乳だと思っていたけど、結構スタイルがいいんだ……)

集中できない俺に気付いたのか、リディは小声で、「真面目にやりなさい」と叱ってくる。
その言葉に「ごめんなさい」と素直に謝り、再度気合を入れなおして、彼女の手の動きを感じていく。

最初は何も感じなかった。
集中するにしたがって、徐々に暖かいものを感じるようになっていく。
その暖かいものは、ゆっくりと形を作っていく気がし、意識すると長細い棒のような形に感じていた。

「棒が、長細い棒みたいなものがある。違う、蛇のようにくねくねとしている……」

俺の体の中をウネウネと動いていく。その様《さま》は、恐怖(ホラー)映画に出てくる寄生する宇宙生物のようで、気色悪くもあった。

リディの手がゆっくりと円を描く。
さっきまでは半固形物のようなものが動いていたが、今は純然たる力の流れ、強いて言うなら水のような流れを体内に感じていた。

「今、あなたの魔力を循環させているの。正確には判らないけど、これがあなたの全魔力になるわ。判るかしら?」

「ああ、判るよ。これが魔力か……」

俺は少し興奮し、地のしゃべり方に戻っていた。
慌てて、「凄い、凄い」と演技をするが、我ながら、わざとらしかったかもしれない。

リディの手が離れるが、俺の中にある魔力を感じ続けていた。俺の魔力は、へそ辺りに溜まっており、意識すると暖かくなるような気もしていた。
彼女も満足したのか、俺から離れていく。少し名残惜しいが、口に出すわけにもいかない。

「今日はこれでおしまいです。残念だけど、ダンとメルには魔法は使えないわ。でも、二人とも結構魔力を持っていますよ。魔力があれば魔道具を使うときに便利ですから、良かったですね」

俺がフォローを入れるまでもなく、リディがフォローを入れてくれた。

「明日からはザックとシャロンだけが授業を受けますが、二人も見たいなら、いてもいいですよ。将来、魔術師と一緒に仕事をするときにも役に立ちますからね」

ダンとメルは笑顔で頷き、明日も来ると言っている。

「シャロンは後で、お父様とお母様を連れて来て頂戴。では、また明日」

ダンとメルはそのまま遊びに行こうとするが、シャロンのことがあるので、後で合流するといって二人とは別行動になった。

シャロンは自分の両親――ガイとクレア――を呼びに自分の家に戻り、その間に俺とリディは祖父の部屋に向かった。
祖父を見つけると、リディは少し早口で話し始める。

「ザックは別格だけど、シャロンっていう子も相当な才能よ。ゴーヴィ、あの子も一緒に教えるわよ」

興奮気味のリディに少し引き気味の祖父は、「まあ落ち着け」と声を掛ける。

「シャロンの両親は、このことを知らんのじゃろう? 二人の意見も聞いてから決めねばならん」

リディも祖父の言葉が理解できたのか、少し落ち着き、同時に後悔に似た表情を見せていた。
俺は魔術師の才能があることは、いいことだと思っていたから、なぜそう言う話になるのか理解できない。

「魔法の才能があるということは、すばらしいことなんじゃないんですか?」

祖父は苦笑に近い笑顔を浮かべながら、「一般的にはそうじゃな」と頷く。

「だが、それは魔術師の家系に生まれたものか、貴族の家に生まれたものに限られる」

俺は未だ話の筋が見えず、「それはなぜですか?」と首を傾げる。

「治癒師が出来る属性――木と水と光が一般的――ならば良い。どの村にも修行の場があるからな。だが、普通の魔術師の場合、大成するためには誰かに師事するか、魔術学院に入るかせねばならんのじゃ」

そして、リディを見て

「リディアがずっと教えられるなら良い。魔術師の場合、一人前になるためには、最低でも十五年は掛かる。その間この村に居続けてくれるならな。それが難しいなら、誰か師匠を探す必要があるんじゃ。中途半端な魔法の知識は身を滅ぼすからの」

その言葉に思わず彼女のことを見上げてしまう。
彼女の表情は少し曇っており、

「あなたの言う通りね。私がいつまでここにいるか判らないし、元々、あなたの頼みではザックが学院に入るまでっていう話だったから」

「学院に入るのは難しいんですか?」

「確かに入学試験は難しいと聞く。それよりも問題は金じゃ。入学金で一万C(クローナ)(=一千万円相当)、年間で最低三千Cは掛かる。お前なら首席で合格して、入学金免除を受けられるじゃろう。だが、それが難しければ……」

(なるほどな。中途半端な知識だと、まともな魔法が使えなかったり、魔力の調整が下手なままだったりして使い物にならないか。最悪、魔力切れで死ぬ可能性もあるってことだな。リディがずっと教えてくれればいいが、冒険者稼業の彼女に子供の弟子がついて行くのは難しい。そうなると、学校か。入学金と授業料。この貧乏な村の従士の家では絶対に出せない金額だ。さて、どうするかな……)

その後、ガイとクレア、シャロンの三人が祖父の部屋にやってきた。
俺はその話し合いに参加できないため、部屋から出て行ったが、後で聞いた話では、シャロンがかなり強い主張をしたそうで、ガイも渋々認めたそうだ。
何でも、きちんと修行を終えることが出来なかったら、一生魔法を使わないと約束すると泣いて頼んだそうだ。

俺は将来に禍根を残さなければいいがと思ったが、リディが予定を変更してシャロンの修行を続けてくれる可能性もあると思いなおしていた。

(将来、何があるか判らない。それなら可能性=夢を潰すようなことはしないほうがいい。やめて後悔するくらいなら、やって後悔したほうがいい。いざとなったら、俺がシャロンの分も稼げばいいさ。こうなると特産品で稼ぐことを、真面目に考えたほうがいいかもしれないな……)
การแปล กรุณารอสักครู่..
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คัดลอก!
วันที่ 21 สิงหาคม.
อยู่ระดับ First Class ที่น่ามหัศจรรย์ใจของ liddie เริ่ม
ผมได้มีการเริ่มสอนไม่ว่าจะผมจำช่วงเวลา Academy เมื่อ Class ที่เริ่มในโทนสีที่ดูจะเป็นครูสอน

(do ไม่ได้ความรู้สึกเหมือนกับวางดูเหมือนจะวางจำนวนมาก เด็กขนาดเล็ก - จำกัด(มหาชน)อาจเหมาะสมสำหรับครูที่ไม่ได้คาดคิดมาก่อนและเธอความก้าวหน้าโดยไม่คำนึงถึงความคิดของ)

ผม

ในครั้งแรก[ผมจะอธิบาย Magic .]เมื่อผมสรุปคำอธิบายของ......! ]:

ของเธอที่มี 8 แอตทริบิวต์ที่น่ามหัศจรรย์ใจมีแปดแอตทริบิวต์ - - เพลิงไหม้ไฟลมพัดต้นไม้น้ำความมืดดิน - - และแอตทริบิวต์พระเจ้าใน Magic
น่ามหัศจรรย์ใจที่มีการเปลี่ยนแปลงไปในปรากฎการณ์ที่มือซ้อมที่คาดว่าโดยให้"ปิศาจของบุคคลที่ยังมีชีวิตอยู่"ของแต่ละแอตทริบิวต์"พลังงานอันน่ามหัศจรรย์ใจ"ซึ่งบุคคลที่มี
ดังนั้นจึงเป็นเรื่องสำคัญอย่างยิ่งที่จะช่วยให้ปิศาจที่ของบุคคลที่ยังมีชีวิตอยู่ที่น่ามหัศจรรย์ใจและได้รสชาติแสนอร่อยและปิศาจที่ของบุคคลที่ยังมีชีวิตอยู่สามารถสตรีมลงมาหนึ่งของต้องการ
การให้อำนาจน่ามหัศจรรย์ใจคือผู้ใช้แต่ละคนแต่เทคโนโลยีการควบคุมเพียงพอที่จะถามว่า"จะกลายเป็นความรุนแรงเมื่อผมทำผิดพลาดในจำนวนที่จะให้อำนาจน่ามหัศจรรย์ใจ
สำหรับวิธีการที่จะบอกว่าเป็นหนึ่งของต้องการปิศาจที่ของบุคคลที่ยังมีชีวิตอยู่ที่นั่นคือการส่งสัญญาณด้วยการใช้เวทมนตร์ที่ นอกจากนี้ยังมีวิธีที่จะมีการจ้างงานแต่การใช้เวทมนตร์ที่น่ามหัศจรรย์ใจสามารถใช้เวทมนตร์ที่น่ามหัศจรรย์ใจโดยไม่เกิดหากมีบุคคลใน ภาพ ที่ใช้พลังงาน

ร่างกายคนที่ได้โดยการทำความเข้าใจเกี่ยวกับของฉัน"พาวเวอร์ซัพพลาย""น่ามหัศจรรย์ใจและอยู่"ออก""สัญญาณอินพุตที่"พลังของปิศาจของบุคคลที่ยังมีชีวิตอยู่ที่น่ามหัศจรรย์ใจที่แอมพลิฟายเออร์ที่《แอมพลิฟายเออร์》"มีความเป็นมนุษย์มี"
การก่อตัวขึ้นการใช้เวทมนตร์และน่ามหัศจรรย์ใจที่"จะเป็นการทำงาน" หากสามารถปรับได้เพื่อการทำงานที่เหมาะสมเพราะอัตราการขยายสัญญาณเสียงที่ช่วยเพิ่ม
หากคิดว่าจินตนาการของมนุษย์พร้อมด้วย ประสิทธิภาพ การทำงานของแอมพลิฟายเออร์เป็นไม่มีทางทำได้ยากเช่นการคิด
อยู่แต่ก็ไม่มีใครเข้าใจว่ามันคือทางด้านขวา


มันเป็นการบรรยายในระยะเวลาประมาณ 30 นาทีแต่, MEL และด่านส่วนใหญ่ก็พายเรือเรือ
liddie และฉันมีรอยยิ้มในรูปที่ได้แต่ไปยังขั้นตอนถัดไปหลังจากที่ได้ปลุกให้ตื่นคนทั้งสอง

ในครั้งแรกผมจะเริ่มได้เนื่องจากผมรู้สึกพลังงานที่น่ามหัศจรรย์ใจ
มีการพูดกันบริเวณที่ของนา ภ ีเพื่อ liddie ในแม้จะเป็นการเดินทางผ่านมากที่สุดการย้ายที่น่ามหัศจรรย์ใจไปรับในอำนาจ

[เขตพื้นที่แห่งนี้ความรู้สึกครั้งแรกที่じてみましょう]

เราจะเริ่มให้ความสนใจความรู้สึกนึกคิดในเขตพื้นที่ที่ทุกคนโดยใช้พลังงานอันน่ามหัศจรรย์ใจ
ลั่นและมีและไม่ได้แต่เป็น 5 นาทีไม่รู้สึกได้ทั้งหมด.
ตกลงและสามคนอื่นต้มได้จะเกินไปและดูงุนงง.
liddie คาดว่าจะได้รับผลที่ได้เกินไป[ I am และทำให้มันเป็นเรื่องยาก.]และปล่อยให้เป็นไปตามด้วยและโดยหนึ่งบอกว่าพร้อมด้วย]และโดดเด่น

[ i ไปจากด่านแรก.]เพราะผมเงาด้วยมือข้างหนึ่งโปรดใช้ในพลังงานอันน่ามหัศจรรย์ใจที่]

และโดยรอบหลังด่านหลังว่า"และมีและทำให้มือที่จะท้องของเขา

[ผมหลับตาและไม่ได้เป็นการทำความเข้าใจให้ได้หาก]

ด่านก็ว่าในหลายต่อหลายครั้งไม่ว่าเขา vomited หายใจอย่างช้าๆและเข้าใจเรื่องนี้อย่างไร......!และเกือบจะร้องในครั้งสุดท้าย.]

[คุณไม่จำเป็นต้องทำให้จิตใจ.]เพราะคนส่วนใหญ่ไม่เข้าใจได้ จากนั้น, MEL ใช้นอนหลับพักผ่อนสำหรับผู้ใช้บริการและถัดไปที่จะได้รับไป]

, MEL ในลักษณะเดียวกันนี้แต่หลังจากที่เธอไม่สามารถรู้สึกได้ถึงมากเกินไป
, MEL ที่เกลียดการสูญเสียผมเริ่มอีกครั้งอีกหลายครั้งแต่หลังจากนั้นก็ดูเหมือนว่าจะได้รับเป็นไปไม่ได้

(it เป็นสิ่งที่มีค่าที่มีความสามารถพิเศษของ Magic ที่กล่าวว่า ที่จะเตือนให้ผู้วิเศษที่อยู่ในหมู่บ้านแห่งนี้ว่าเป็นการรักษาโรค& nbsp ;& nbsp ;& nbsp มีเพียงสามและผมไม่ใช่ฉัน!' tand )

, MEL สุดท้ายให้ได้จำนวนประชากรทั้งหมด 1% แม้หากว่ากันว่าเรียบง่ายแต่น้ำตาแห่งความวุ่นวายลอยเข้าที่ตากันเล็กน้อย

(because มีพรสวรรค์ของดาบที่ผมคิดว่าผมไม่จำเป็นต้องเรียนรู้เวทมนตร์บังคับ "ไม่ได้ไปถ้าผมพูดว่ามี, MELคนที่สาม)

ที่คุณมีได้ดียิ่งขึ้นตอบสนองต่อต่อมาก็มีดินแดนปาเลสไตน์
เมื่อ liddie ได้ยินเสียงด้วย[ผมรู้สึกว่ามันได้อย่างไร?]มันเป็นการแสดงออกที่งุนงงมากกว่าครั้งแรกแต่บ่นพึมพำ[การเคลื่อนไหวบางสิ่งบางอย่าง]ในเสียงขนาดเล็กได้
ฉันรู้สึกประหลาดใจที่คำที่ไม่ว่าจะ liddie ไม่ได้คาดว่าจะเริ่มมีการทำและ[สำหรับนี้หรือไม่?สำหรับโรงแรมแห่งนี้หรือไม่?]และความแตกต่างกันบางส่วน
Sharon พยักหน้าคือ - เสียงในแต่ละครั้ง

[ชารอนมีความสามารถในด้านของเวทมนตร์.]นี้เป็นสิ่งที่น่ากลัวยิ่งนักเมื่อเธอจะช่วยให้คุณแม่คุยกับพ่อใน ภายหลัง และใช้นอนหลับพักผ่อนสำหรับผู้ใช้บริการและ]

liddie กล่าวว่าดังนั้นแนวโน้มความน่าตื่นตาตื่นใจที่ชารอนコクン%ด้วย และผมจะมาในช่วงสุดท้าย

(i ได้ในดินแดนปาเลสไตน์และควรจะเกิดกับผม เพราะจะต้องมีความสามารถพิเศษในการซื้อแอททริบิว)

ผมยิงได้และรอ liddie
อยู่แต่ในช่วงเวลาที่เธอทำให้ผมวิญญาณที่หายไปความแข็งแกร่งที่ทอดตัวอยู่

(it มีกลิ่นที่ดีบางอย่าง ......ซึ่งบางสิ่งบางอย่างกระจุ๋มกระจิ๋มแวะเข้ามาที่เป็นอย่างนั้นทะเลาะกัน liddie [ทำได้อย่างจริงจัง]ในเสียงต่ำที่ไม่ว่าจะเทพยดาซึ่งท่องเที่ยวอยู่ในป่าที่ได้รับความสนใจมีสไตล์ที่ดี................................................ がいいんだ )

ขั้นสูงให้ผมซึ่งไม่มีแต่ผมคิดว่ามันเป็นนมความยากจน
ผมขอ อภัย ให้คำที่พร้อมด้วย[เมื่อเป็นก๋วยเตี๋ยว]เชื่อฟังและยิงปืนขึ้นมาอีกครั้งอีกครั้งและให้ความรู้สึกด้วยตนเองการเคลื่อนไหวของเธอ

ผมรู้สึกว่าไม่มีอะไรเป็นครั้งแรก
มาถึงเรื่องความรู้สึกอบอุ่นที่จะค่อยๆดังที่ผมให้ความสนใจกับมัน
สิ่งอันอบอุ่นที่มีลักษณะคล้ายกับการทำรูปแบบอย่างช้าๆฉันรู้สึกว่าฉันมีความรู้สึกอยู่ในรูปแบบเช่น Memory Stick ที่ศีรษะบาง

[สิ่งเช่น Memory Stick ที่ศีรษะบางมี Memory Stick ]ฉันจะเคลื่อนไหวด้วยウネウネใน สุขภาพ ของ......! ]

ฉันเหมือนงูที่เลื้อยแตกต่างกัน. ดูเหมือนมันจะเป็นสัตว์พื้นที่เป็นกาฝากซึ่งอยู่บนที่ออกมาเป็นความกลัวที่(ความสยดสยอง)และการชม ภาพยนตร์ ดังกล่าวมี《》ประหลาด

มือข้างหนึ่งของ liddie ดึงค่าเงินเยนที่ช้าลง
สิ่งที่เช่นครึ่งที่ร่างกายแข็งแกร่งย้ายไปจนกว่าในขณะที่ที่ผ่านมาแต่การไหลเข้าออกของที่ใช้พลังงานสะอาดบริสุทธิ์ในปัจจุบันได้ผมรู้สึกว่าการไหลของน้ำเช่นน้ำในร่างกายหากฉันจะพูดถูก

[ i กระจายอำนาจอันน่ามหัศจรรย์ใจของคุณในขณะนี้.]แม้ผมจะไม่ทำความเข้าใจชัดเจนได้นี้จะกลายเป็นของคุณอำนาจน่ามหัศจรรย์ใจทั้งหมด. ผมเข้าใจ]

[เหมือนที่ผมทำความเข้าใจไม่ว่าจะเป็น โรงแรมแห่งนี้มีพลังอำนาจที่น่ามหัศจรรย์ใจหรือ......! ]

ฉันรู้สึกตื่นเต้นเล็กน้อยและกลับมาคุยของพื้นที่
การจัดการกับ[เป็นอันน่าขนพองสยองเกล้าเป็นอันน่าขนพองสยองเกล้า]ในอย่างเร่งด่วนแต่แม้จะเป็นด้วยความชำนาญที่.

ของ liddie ปลดปล่อยแต่ยังคงความรู้สึกบางอย่างที่น่ามหัศจรรย์ใจไฟในตัวฉัน ใช้พลังงานอันน่ามหัศจรรย์ใจของฉันฉันจะเก็บรวบรวมในบริเวณศูนย์กลางและรู้สึกว่าร้อนเมื่อคำนึงในด้านของ
ผมแยกออกจากผมว่าเธอก็พอใจ ผมขอ อภัย กันเล็กน้อยแต่ไม่สามารถส่งไปยังทางเข้า

[เป็นสิ้นสุดในวันนี้.]แม้ผมผิดหวังผมไม่สามารถใช้เวทมนตร์สำหรับด่านและ, MEL . แต่ทั้งสองคนมีอำนาจน่ามหัศจรรย์ใจที่ดี เมื่อฉันใช้เครื่องมือแน่นอนว่าความชั่วร้ายที่หากมีไฟที่น่ามหัศจรรย์ใจฉันเป็นคนดีและหน้าแข้ง]

ผมไม่จำเป็นต้องให้ทำตามเพราะมันเป็นความสะดวกสบายและ liddie ให้ทำตาม

[ชารอนและเครื่องสะพายหลังเข้าคลาสจากในวันพรุ่งนี้แต่อาจมีได้หากทั้งสองคนต้องการดู.]เมื่อฉันจะทำงานร่วมกับนักมายากลในอนาคตที่ฉันนอนเพราะผมมีประโยชน์และ]

ด่านและ, MEL NOD พร้อมด้วยรอยยิ้มที่มีอยู่และพูดว่าผมจะมาถึงในวันพรุ่งนี้

[โปรดจะนำแม่และพ่อเป็นของชารอนใน ภายหลัง .]แล้ว]

ด่าน, MEL และกำลังจะออกไปเล่นในวันพรุ่งนี้เพียงแต่ว่ากันว่าผมจะเข้าร่วมใน ภายหลัง และเป็นการดำเนินการอื่นๆที่มีสองอีกครั้งเพราะที่นั่นมีชารอน

ชารอนก็กลับมาเพื่อไปยังหนึ่งในบ้านเพื่อโทรติดต่อ Clare - - หนึ่งของผู้ปกครอง - - คนเราและ liddie ทางด้านซ้ายสำหรับห้องของคุณปู่ที่ในระหว่างนั้น
liddie บางอย่างเริ่มบอกว่าพวกเขาได้พบกับคุณปู่ที่กำลังพูดถึงโดยได้อย่างรวดเร็ว

[แม้ว่าเครื่องสะพายหลังที่เป็นกรณีพิเศษเป็นเด็กที่ชารอนบอกว่าเป็นผู้มีความสามารถมาก.]ゴーヴィเด็กที่ลงไปแสดง liddie ศาสนาเล็กน้อยえるわよ]

ความน่าตื่นตาตื่นใจที่ร่วมกันและคุณปู่ที่เป็นกันเล็กน้อยการโทรออกไปยังคุณด้วย[ผมสงบまあ]

[พ่อแม่ของชารอนมีสติปัญญาらんのじゃろうในนี้]ผมสงบลงน้อยไม่ว่าจะเป็นคำที่ของคุณปู่ก็สามารถทำความเข้าใจ]

liddie ที่ไม่เป็นถ้าผมไม่ได้ตัดสินใจหลังจากนั้นก็ได้ยินเสียงทั้งสองแสดงความคิดเห็นและแสดงให้เห็นถึงการแสดงออกที่ดูคล้ายเสียใจในเวลาเดียวกับที่
เพราะผมคิดว่ามันเป็นสิ่งที่ดีที่มีความสามารถพิเศษของนักมายากลที่ฉันไม่เข้าใจว่าทำไมจึงมีการพูดถึง

[ได้]

คุณปู่%พร้อมด้วยにはそうじゃな]ใน[สาธารณะไม่ว่าจะเป็นไม่ได้เป็นสิ่งที่งดงามที่มีความสามารถพิเศษที่น่ามหัศจรรย์ใจของน้ำในขณะที่มีรอยยิ้มอยู่ใกล้กับที่มีรอยยิ้มเยาะ]ที่

เป็น[มันเป็นสิ่งที่เกิดมาในครอบครัวของนักมายากลที่หรือ]

ผมที่เป็นแบบจำกัดในสิ่งที่เกิดขึ้นในบ้านชั้นสูงที่ดูอย่างงุนงงกับ[ทำไมถึงเป็นหรือไม่?]ไม่มีเบาะแสที่ได้รับยังไม่เห็น

[หากทรี - - แอตทริบิวต์ที่น้ำและไฟที่ว่าการรักษาโรคแก้ไขมีอยู่ทั่วไป - - ฉันก็ดี.]มีสถานที่ของการปฏิบัติบำเพ็ญทุกรกิริยาในหมู่บ้านทั้งหมด แต่ผมดูกรณีるかせねばならんのじゃ]

และ liddie และ

[ลิเดีย,ไม่ได้สอนทุกครั้งที่น่ามหัศจรรย์ใจโดยสถาบันการศึกษาที่ไม่ว่าคุณตามใครบางคนในกรณีที่มีผู้วิเศษทั่วไปที่จะประสบความสำเร็จ ในกรณีที่มีผู้วิเศษใช้เวลาในการเดินทาง 15 ปีอย่างน้อยจะเป็นเต็มรูปแบบ ในขณะเดียวกันก็เป็นที่พักけてくれるならなหันกลับไปในหมู่บ้านแห่งนี้ จำเป็นต้องがあるんじゃซึ่งมีลักษณะเป็นครูสอนที่หากยากที่จะโปรด. ความรู้ที่น่ามหัศจรรย์ใจของครึ่งหลังที่มีลักษณะที่เธอได้โดยไม่ต้องการสูญพันธุ์ぼすからの]

ความคิดของร่างกายสำหรับคำ
เธอแสดงออกบางก้อนเมฆมากกว่าและเป็นเพียงสิ่ง

[คุณบอกว่า เพราะไม่ได้ทำความเข้าใจจนเมื่อมีผมมาที่นี่และแบบดั้งเดิมที่เป็นวัสดุโพลีเอสเตอร์กรณีるまでっていうพูดตามการร้องขอของคุณใน Academy ]

[หากเป็นเรื่องยากการสอบเข้าที่ได้ยินไม่ว่าจะเป็นการยากที่จะป้อน Academy ใน]

[ absoluteness .]กว่าเป็นสำหรับปัญหาที่เป็นじゃ มันจะใช้เวลาอย่างน้อย 3 , 000 C สำหรับค่าธรรมเนียมการเข้าชมใน 10 , 000 C (,โครนา)(= 10 ล้านบาท( Wired Equivalency Protocol )ค่าเงินเยน)ปี คุณส่งที่ด้านบนและมีชื่อเสียงけられるじゃろうโดยค่าธรรมเนียมการเข้าชมที่ได้รับการยกเว้น แต่ถ้ามันเป็นเรื่องยาก......! ]

(กลายเป็น.)เมื่อมีความรู้แบบครึ่งเสร็จแล้วน่ามหัศจรรย์ใจที่เหมาะสมคือใช้งานไม่ได้และการปรับตัวของพลังงานที่น่ามหัศจรรย์ใจเป็นคนยากจนและใช้และไม่ประสบความสำเร็จได้หรือไม่ ผมที่เลวร้ายที่สุดความเป็นไปได้ที่ไม่สูญเปล่า もあるってことだな โดยการวิ่งออกจากอำนาจอันน่ามหัศจรรย์ใจ. liddie ควรจะสอนได้ทุกเมื่อแต่มันเป็นเรื่องยากสำหรับนักเรียนของเด็กนั้นจะทำตามเธอของธุรกิจ venturer ได้ จากนั้นจึงเป็นโรงเรียนที่ ค่าธรรมเนียมการเข้าชมและค่าธรรมเนียมการศึกษา. เป็นจำนวนเงินที่จะไม่สามารถทำในบ้านของตัวกั้นของหมู่บ้านผู้น่าสงสารคนนี้ さて、どうするかな........................... )

その後、ガイとクレア、シャロンの三人が祖父の部屋にやってきた。
ตามมาตรฐานโดยเรื่องที่ผมก็ออกจากห้องเพราะผมไม่สามารถมีส่วนร่วมในการเจรจาแต่ได้ยินเสียงใน ภายหลังชารอนดูเหมือนจะต้องการทำการอ้างแข็งแกร่งอย่างมากและคนที่ดูเหมือนจะได้รับการยอมรับว่ามันแข็งใจ
ผมร้องเมื่อฉันสัญญาว่าจะเป็นเมื่อผมไม่ได้ใช้เวทมนตร์ได้ตลอดทั่วทั้งพื้นที่และชีวิตที่ดูเหมือนจะได้ถามอะไรเมื่อฉันไม่สามารถเสร็จสิ้นการปฏิบัติอย่างถูกต้องชีปะขาว

ผมคิดว่าผมจะไม่มีทางด้านซ้ายทำลายในอนาคตที่แต่คิดว่า liddie จัดตารางเวลาอีกครั้งและอาจจะดำเนินการต่อการปฏิบัติบำเพ็ญทุกรกิริยาของชารอนอีกครั้ง

(i ไม่เข้าใจว่ามีในอนาคต จากนั้นคุณก็ไม่เสียความเป็นไปได้=ความฝันผมก็ทำได้ดีกว่าและได้ขอ อภัย หากคุณหยุดและได้ขอ อภัย เมื่อเวลาที่มาพร้อมกับผมควรจะได้รับคะแนนสะสมมากเท่าใดนาทีของ Sharon ......)ซึ่งได้ดีขึ้นคิดว่าเกี่ยวกับการทำให้เงินที่พร้อมด้วย ผลิตภัณฑ์ พิเศษเมื่อผมได้กลายมาเป็นในลักษณะนี้อย่างจริงจัง
การแปล กรุณารอสักครู่..
 
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