わたしの場合は、大学3年生の就職活動から約10年以上、「本当にやりたいこと」はなんだろうかと悩み続けていました。
当時は高給な仕事とされていた弁護士を目指してみたり、世間的にカッコイイと思われているコンサルを目指してみたり・・・
心底コミットできるものが見つからず、迷走し、結果やっている仕事のつらさと自分の発達障害の特性がコントロールできず、うつ病になりました。
つられて体調も悪くなり、満員の通勤電車ではすぐにお腹が痛くなるし、寝汗もひどい、朝も起きられない。そしてついに休職。
こんなひどい状況でした。
ただ運よく発達障害があることが分かり、その克服のための読書を進める中で精神的「自立」、つまり周囲の世界と自分の世界の切り分けの重要さを知ることができたわたしはとてもラッキーでした。
そして徐々に精神的「自立」を果たした結果なのかどうか分かりませんが、タイミングよく、自分が分析業務(そのときはデータ)をしているときに時間がとても短く感じることに気づきます。
すぐに行動を起こし、職種未経験でも過去の業務経験を生かしてデータ分析関連の仕事をやらせてもらえるところを探し始めました。
30代未経験です。
さすがにすぐには見つかりませんでしたが、ハローワークへ何度も足を運んだ結果、現職の会社が障害者雇用として拾ってくれたんです。
正社員から契約社員へ変わるという大きなリスクはありましたが、そのリスクを取った結果いまがあることを思うと本当に正解だったと思います。