78話 魔王たち 魔王クレイマンは、かつてない程狼狽えていた。 計画は順調であり、上手く人間達を誘導する事が出来ていた。 後は血みどろの争い การแปล - 78話 魔王たち 魔王クレイマンは、かつてない程狼狽えていた。 計画は順調であり、上手く人間達を誘導する事が出来ていた。 後は血みどろの争い ไทย วิธีการพูด

78話 魔王たち 魔王クレイマンは、かつてない程狼狽えていた。 計画は

78話 魔王たち
魔王クレイマンは、かつてない程狼狽えていた。
計画は順調であり、上手く人間達を誘導する事が出来ていた。
後は血みどろの争いが演出され、そこで産出される悲劇と憎しみに彩られて芳醇に熟成された魂の狩場が出来上がる筈であったのだ。
それなのに、争いは瞬時に終了してしまい、魂は全て刈り取られた後であった。
信じられない思いで確かめたが、現状は報告通りである。
せっかくあのお方がお膳立てをし、用意してくれた舞台であったというのにだ。
この人間と魔物の争いに於いて、クレイマンは真なる魔王への覚醒と上位魔人の配下の獲得を同時に達成する予定だったのだ。
であるからこそ、使えぬ配下のミュウランにも未練は無く、事が済めば始末する予定であった。
それなのに、今は連絡を取ろうにも繋がらない。自らかけた呪縛は解除され、ミュウランは自由になってしまったようである。
その事も、クレイマンの混乱に拍車をかけた。

だが、そこまではまだ良かったのだ。
幸いにも、自分には手駒たる魔王ミリムという最強の切り札がある。
故に、フレイを焚きつけて討伐会議を開催すべく、魔王達の宴ワルプルギスを提案したのだ。
自分にフレイとミリムの3名の連名での発議は無事に承認され、その席にて新たな魔王を僭称する者として魔物の町の主であるスライムを討伐する事を宣言する予定であった。
配下の魔王軍を勝手に人間の町付近へ進軍させる事を、禁じられているがゆえの策だったのだ。
この討伐会議にて自分が主導権を握り、魔物達の国テンペストへの侵攻権を獲得する。
そして、配下の軍勢を動かし周辺の国家もついでに蹂躙する予定だったのだ。
魔物達の国テンペストの上位魔人に対しては、ミリムをぶつけて潰してしまう事にしていた。
ほんの数日前までであれば自分一人でも何とか出来たかも知れないが、主の魔王化に伴って部下の上位魔人達も様々な力を獲得しているようなのだ。
今となっては、最初の策が失敗したのが悔やまれる。
だが、ミリムをぶつけて生き残った者を支配すれば済む話だったのだ。

ところが……
突如、引きこもりの魔王ラミリスが、追加案件と称して当事者であるスライムリムルの参加を求めてきてしまった。
何故か、この提案はすんなりと受諾されてしまったのも腹が立つ。
当然クレイマンは却下したのだが、当たり前のように3名以上が承認したようなのだ。
この事により、クレイマンの策が全て潰れた事になる。
上手く魔王達の宴ワルプルギスを発動してしまった事が、逆に仇となってしまったのだ。
この会議からは逃げられない。
本人が来てしまう以上、討伐を主張したとしても、今そこで戦えと言われて終わってしまいそうであった。
どうする? どうすればいい?
クレイマンは必死にその頭脳を駆使し、策を考える。





そのクレイマンの様子を眺め、フレイは薄く嘲笑する。
無様な男だ。
思ったよりも事態の進展が早い。
この流れは予想出来ていなかったが、結果的には上手く行きそうである。
横に立つミリムを眺めるが、その能面のような顔からは表情は伺えない。
可愛らしい人形の様に、一切の感情の抜け落ちた顔をして立っていた。
その瞳が、ほんの少し、僅かに角度が変わったように見えた。自分の方へと。
フレイは頷く。
(ええ、そうね。判っているわよ、ミリム)
心の中で返答し、その笑みをより深くする。
そして……
(クレイマン、貴方の命、もう長くなさそうね)
フレイは密やかに今後の手順を確認する。





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誰も知らぬ常夜の国の、奥深い玄室の中で。
氷の柩に封じられた美しい黒髪の全裸の少女を前に。
その者は自らも全裸となって、妖しい表情でうっとりと氷の柩に縋り付く。
(ああ、美しい。ああ……)
柩の中の少女を眺めて愛でる事が、その者の密やかな愉しみであった。
銀髪の可愛らしい少女。
その瞳は金銀妖瞳ヘテロクロミア。青と赤の妖しい揺らめく光を放つ。
その、非常に整った容貌の中で一際異彩を放ち、少女の美貌を際立たせている。
だが、何よりも目を引くのは……
愛らしい少女の唇から小さく覗く二本の真っ白い犬歯。
小さな唇を開く度に、チラリと真っ白な牙が見えていた。
彼女こそが、夜の支配者である夜魔之女王クイーン・オブ・ナイトメア。
"魔王"ルミナス・バレンタインなのである。

魔王にして絶大なる力を有する吸血鬼たる彼女であっても、氷の柩の破壊は不可能であった。
何故ならば、それは氷では無く純粋たる聖霊力の塊であったから。
その柩に触れる度に、ルミナスの皮膚に火傷の様な痣が出来るのだ。
だが、それでも……。
彼女は意に介する事は無く、氷の柩に縋り付くのだ。

そんな彼女に、魔王達の宴ワルプルギスの開催の知らせが届く。
残念な事に、彼女に匹敵する者が参加を表明してしまったようだ。
未だ、全魔王を敵にするには彼女は力不足である。
彼女は不愉快になるが、これは仕方が無い事でもあった。
(待っていてね……、)
彼女は小さく、愛する少女の名を呟くと、玄室から退出する。
その後は、彼女の膨大な魔力にて結界に閉ざされて、玄室は真の暗闇へと沈んでいった。





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二人の男が向かい合い、会話を行っていた。
一人は、大柄でがっしりとした体格の偉丈夫。
もうひとりは、だらしなく寝そべっており、覇気の無い様子。
しかし、それはいつもの事なので、大男は文句も無く相手をしていた。

「で、お前は何時までここに滞在するのだ?
今度の魔王達の宴ワルプルギスの後、旅立つのか?」
「わかんねー。ダルい。何にもする気起きないんだよねー」

大男の問に、やる気無さそうに答える優男。
だが、どちらにせよ……

「とは言え、魔王達の宴ワルプルギスには参加するしかなかろう?
まあ、宴の後でどうするか考えるがいい」

大男はそう結論付けた。
そして、大空を見上げ空の広さを楽しむ。
しばらく時が流れ、

「ところでダグリュール、お前の息子に魔王の座を譲る気はあるのか?
何なら、俺が後見人になってやってもいいけど?」

と、思い出したように話し出す優男。
その質問に目を閉じて暫し考え込む大男、いや、ダグリュール。
巨人族ジャイアントにして、"大地の怒り"とも呼ばれる魔王である。
普段は温厚であり、魔王と呼ばれる事に違和感を持たれるほどだが、一度怒ると手が付けられなくなるのだ。
怒りで戦闘力が大幅に増大するとも言われている、取り扱いに注意が必要な魔王なのである。
もっとも、親しい友人である優男の言葉で怒った事は、今まで一度も無いのだが。
その優男の言葉に、

「いや、あいつ等は、若い頃のワシに似ておる。
無鉄砲で、全てを見下し、自分よりも強い者の存在を信じない。
お前の事も見下しておったぞ、ディーノよ」

と、返事を返した。
優男、その名はディーノ。種族不明の男だが、人間の格好に相違は無い。
だが、人間では有り得ない魔力を有していた。
まともにすればそれなりの美男子なのだろうが、眠そうな半眼が全てを台無しにしている。
だが、彼も魔王の一人なのだ。"放浪王"とも、"眠りの森の王"とも呼ばれる魔王である。
今は、自分の住処を出て、放浪の旅の最中なのだろう。
そして途中で力尽き、親しい友人であるダグリュールの所でお世話になっていたのである。
その友人であるダグリュールの言葉に、

「ああ、どうでもいいよ。そんな事で俺の価値は変わらねーし。
そんな事より、そんだけ生意気なんだったら、連れていったら?
お前の3人の息子、一人を俺の従者って事にしたら3人連れていけるぜ?」

と言い出した。
当然、連れて行くのは魔王達の宴ワルプルギスにである。
ダグリュールもその言葉に考え込む。
そして、

「頼めるか? もしも馬鹿をやって実力も弁えずに死ぬようなら、それまでの事。
一度、真なる強者を見せる事も教育だろうしな」

と頷いたのである。
彼の3人の息子達。彼の若き日を彷彿とさせる、暴れ者達なのだ。
二人は頷きあい、その方向で話を纏め出す。
それは、火薬庫の前で焚き火をするような行為なのだが、彼等はそこまで考えてはいなかった。
何しろ、彼等は熟考という行為が何よりも苦手だったのだ。





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氷雪吹きすさぶ極寒の大陸。
その中央にその城は屹立していた。
絶対凍結の氷原に囲まれ、マイナス120.0℃を下回る、ほぼ全ての生物の生存を許さぬ大地。
その様な場所に建つ、美しく幻想的な宮殿。
想像を絶する膨大な魔力にて、この世に具現化された悪魔の城。
その名を"白氷宮"という。
"魔王"ギィ・クリムゾンの居城であった。

その城の廊下を悠然と歩く人物がいた。
長い金髪プラチナブロンドに、青い瞳。整った顔立ちに、切れ長の眼。
透き通るように白い肌。
それは、女性と見紛うばかりに美しい、美丈夫。
"魔王"レオン・クロムウェル。"金髪の悪魔"と呼ばれる者。
まるで自分の城であるかの如く、自然な動作で廊下を進む。
その先には、彫刻が美しく設えられた大きな扉があった。この城の主が待つ、謁見の間へと繋ぐ扉である。
レオンの目的はこの城の主である"魔王"ギィ・クリムゾンであった。
レオンが扉の前に立つと、大柄な悪魔が二体がかりで大扉を開く。
そして、

「"魔王"レオン・クロムウェル様が到着なさいました!」

扉の内側に控えた美しき女性型悪魔が、高らかにレオンの来訪を告げる。
扉の内側には、力有る上位悪魔グレーターデーモンが左右の端に控えている。
一人一人が名付きネームドの悪魔であり、普通の上位悪魔グレーターデーモンを上回る能力を有している。
その数、左右合わせて200体を超える。
名付きネームドの上位悪魔グレーターデーモンは、召喚された者と異なり、この世界で受肉を果たしている。
一人一人が上位魔人に匹敵するのだ。
それは、Aランクを超える戦力が200名以上いるという事。
だが、それさえも……
謁見の間の奥、その中央の玉座にて座る"魔王"ギィ・クリムゾンの眼下に控える6柱の悪魔の威圧の前には霞んでしまう。
それは、名付きネームドの上位魔将アークデーモンである。
その戦闘能力は、上位の魔人すらも圧倒出来る。準魔王級の魔物達なのだ。
だが……。
その6柱の悪魔将軍達でさえ、この場での自由な発言を許されていない。
絶対的支配者たる"魔王"ギィ・クリムゾンの左右に控える2柱の悪魔。
名付きネームドの"悪魔公デーモンロード"たる、彼女達こそが、この場に於ける魔王の言葉の代弁者。
魔王に匹敵する実力を持つ彼女達。
"悪魔公デーモンロード"ミザリーと、"悪魔公デーモンロード"ヒラリーであった。
レオンが中央を通り、玉座の真下まで到達する。
そこで初めて、ミザリーとヒラリーは片膝をつき、

「「レオン様、お久しぶりで御座います」」

同質の美しい声で、レオンへの挨拶を行った。
同時に、玉座の主が立ち上がる。
この場にて動ける資格のある者は、二名の魔王のみ。

「久しいな、我が友、レオンよ。息災であったか?
よくぞオレの呼びかけに応えてくれた。礼を言うぞ!」

美しく良く通る声、真紅の瞳は銀の星を秘め、燃える様に真っ赤な髪は、血の色よりも濃く深い。
背はレオンと同程度。
女性の様な美しさのレオンに対し、ギィの美しさは中性的である。
男とも女とも呼べる、そんな妖しい美貌。
レオンに声をかけながら、玉座の置かれた高みからレオンの下へと歩みよる。
そしてレオンに腕を回し、抱きしめた。
躊躇わずにレオンの顔に手をかけて、接吻する。
レオンは顔を顰めてギィを押しのけ、

「止めろ。俺は男と付き合う趣味は無い。何度も言っているだろう?」

迷惑そうな表情で、ギィを睨む。

「あっはは。相変わらず連れない男だな。
お前が望むなら、オレは女になってや
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คัดลอก!
ตอนที่ 78 ปีศาจลอร์ด ผู้อ้างปีศาจได้เมื่อ 狼狽ete ไม่เพียงพอ วางแผนดี และสามารถก่อให้เกิดคนดี ที่กำลังจะทาสีในโศกนาฎกรรม เรามีการผลิต และผู้กำกับหลังจากการต่อสู้นองเลือดและความเกลียดชัง อายุเพื่อชีวิตเมลโลว์ล่าสัตว์พื้นพร้อม การต่อสู้ทันทีหยุดการทำงาน ถูกหลังจากทั้งหมด reaped จิตวิญญาณ ใน disbelief แต่รายงานเป็นสภาพ แม้ว่ามันเป็นปัญหาและ เขาจะ 膳立te ขั้นเตรียม ในการต่อสู้ของมนุษย์และปีศาจนี้ ผู้อ้างไม่ได้รับภายใต้ตื่นกษัตริย์จริงและคนบนสุดเพื่อให้บรรลุในเวลาเดียวกัน ในแผนจะกำจัดสิ่งที่ทำ regrets ไม่มีสังกัด Mullin ไม่ลองใช้ได้เลย เริ่มต้นเขาเอาสะกด Mullan ฟรีกลายเป็นเช่นนั้น นอกจากนี้มันยังกระตุ้นความสับสนของผู้อ้าง อย่างไรก็ตาม มียังดี โชคดี ผมมามาร Mirim ที่ไต๋แข็งแกร่ง ขวาของ Frey โทษประชุมการจัดเสนอลิ้มลอง Walpurgis ของของมารซาตาน 自分にフレイとミリムの3名の連名での発議は無事に承認され、その席にて新たな魔王を僭称する者として魔物の町の主であるスライムを討伐する事を宣言する予定であった。 配下の魔王軍を勝手に人間の町付近へ進軍させる事を、禁じられているがゆえの策だったのだ。 この討伐会議にて自分が主導権を握り、魔物達の国テンペストへの侵攻権を獲得する。 そして、配下の軍勢を動かし周辺の国家もついでに蹂躙する予定だったのだ。 魔物達の国テンペストの上位魔人に対しては、ミリムをぶつけて潰してしまう事にしていた。 ほんの数日前までであれば自分一人でも何とか出来たかも知れないが、主の魔王化に伴って部下の上位魔人達も様々な力を獲得しているようなのだ。 今となっては、最初の策が失敗したのが悔やまれる。 だが、ミリムをぶつけて生き残った者を支配すれば済む話だったのだ。 ところが…… 突如、引きこもりの魔王ラミリスが、追加案件と称して当事者であるスライムリムルの参加を求めてきてしまった。 何故か、この提案はすんなりと受諾されてしまったのも腹が立つ。 当然クレイマンは却下したのだが、当たり前のように3名以上が承認したようなのだ。 สามารถบด โดยสิ่งนี้ทั้งหมดวิธีการรับมือกับผู้อ้าง ที่มีทริกเกอร์ฉลองพระ Walpurgis backfires และมีดีตรงกันข้าม คุณไม่สามารถหนีจากการประชุมนี้ กล่าวว่า ยังโทษมากกว่าที่พวกเขาควร มาต่อสู้ในตอนนี้มี ดังนั้นสิ้นสุดลง สิ่งที่ต้องทำ อย่างไร ผู้อ้างจะหมดทำให้มันสมอง พิจารณามาตรการ มุมมองของผู้อ้าง Frei บาง scoffs มันเป็นคนป้ำ ๆ ระหว่างสิ่งที่เร็วกว่าที่คาดไว้ แต่ไม่ทำให้คาดว่าแนวโน้มนี้ และผลลัพธ์มีมันไปด้วยกัน นิพจน์คือแนะนำชม Mirim ที่ยืนติดกับหน้ากาก Noh เช่นใบหน้า ตุ๊กตาหน้าน่ารักของลดลงมือจากอารมณ์ใด ๆ ยืน ผมเห็นว่า ตามีเพียงน้อย เล็กน้อยที่ทำให้มุมเปลี่ยนไป ไป กับเธอ Frey พยักหน้า(ใช่ ถูกต้อง คุณจะรู้ว่า Mirim) และคำตอบในใจ ลึก และรอยยิ้ม เกราะ(ผู้อ้าง ชีวิต ทำนาน) ความลับ Frei กำหนดขั้นตอนถัดไป −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 誰も知らぬ常夜の国の、奥深い玄室の中で。 氷の柩に封じられた美しい黒髪の全裸の少女を前に。 その者は自らも全裸となって、妖しい表情でうっとりと氷の柩に縋り付く。(ああ、美しい。ああ……) 柩の中の少女を眺めて愛でる事が、その者の密やかな愉しみであった。 銀髪の可愛らしい少女。 その瞳は金銀妖瞳ヘテロクロミア。青と赤の妖しい揺らめく光を放つ。 その、非常に整った容貌の中で一際異彩を放ち、少女の美貌を際立たせている。 だが、何よりも目を引くのは…… 愛らしい少女の唇から小さく覗く二本の真っ白い犬歯。 小さな唇を開く度に、チラリと真っ白な牙が見えていた。 彼女こそが、夜の支配者である夜魔之女王クイーン・オブ・ナイトメア。 "魔王"ルミナス・バレンタインなのである。 魔王にして絶大なる力を有する吸血鬼たる彼女であっても、氷の柩の破壊は不可能であった。 何故ならば、それは氷では無く純粋たる聖霊力の塊であったから。 その柩に触れる度に、ルミナスの皮膚に火傷の様な痣が出来るのだ。 だが、それでも……。 彼女は意に介する事は無く、氷の柩に縋り付くのだ。 そんな彼女に、魔王達の宴ワルプルギスの開催の知らせが届く。 残念な事に、彼女に匹敵する者が参加を表明してしまったようだ。 未だ、全魔王を敵にするには彼女は力不足である。 彼女は不愉快になるが、これは仕方が無い事でもあった。(待っていてね……、) 彼女は小さく、愛する少女の名を呟くと、玄室から退出する。 その後は、彼女の膨大な魔力にて結界に閉ざされて、玄室は真の暗闇へと沈んでいった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 二人の男が向かい合い、会話を行っていた。 一人は、大柄でがっしりとした体格の偉丈夫。 もうひとりは、だらしなく寝そべっており、覇気の無い様子。 しかし、それはいつもの事なので、大男は文句も無く相手をしていた。「で、お前は何時までここに滞在するのだ? 今度の魔王達の宴ワルプルギスの後、旅立つのか?」「わかんねー。ダルい。何にもする気起きないんだよねー」 大男の問に、やる気無さそうに答える優男。 だが、どちらにせよ……「とは言え、魔王達の宴ワルプルギスには参加するしかなかろう? まあ、宴の後でどうするか考えるがいい」 大男はそう結論付けた。 そして、大空を見上げ空の広さを楽しむ。 しばらく時が流れ、「ところでダグリュール、お前の息子に魔王の座を譲る気はあるのか? 何なら、俺が後見人になってやってもいいけど?」 と、思い出したように話し出す優男。 その質問に目を閉じて暫し考え込む大男、いや、ダグリュール。 巨人族ジャイアントにして、"大地の怒り"とも呼ばれる魔王である。 普段は温厚であり、魔王と呼ばれる事に違和感を持たれるほどだが、一度怒ると手が付けられなくなるのだ。 怒りで戦闘力が大幅に増大するとも言われている、取り扱いに注意が必要な魔王なのである。 もっとも、親しい友人である優男の言葉で怒った事は、今まで一度も無いのだが。 その優男の言葉に、「いや、あいつ等は、若い頃のワシに似ておる。 無鉄砲で、全てを見下し、自分よりも強い者の存在を信じない。 お前の事も見下しておったぞ、ディーノよ」 と、返事を返した。 優男、その名はディーノ。種族不明の男だが、人間の格好に相違は無い。 だが、人間では有り得ない魔力を有していた。 まともにすればそれなりの美男子なのだろうが、眠そうな半眼が全てを台無しにしている。 だが、彼も魔王の一人なのだ。"放浪王"とも、"眠りの森の王"とも呼ばれる魔王である。 今は、自分の住処を出て、放浪の旅の最中なのだろう。
そして途中で力尽き、親しい友人であるダグリュールの所でお世話になっていたのである。
その友人であるダグリュールの言葉に、

「ああ、どうでもいいよ。そんな事で俺の価値は変わらねーし。
そんな事より、そんだけ生意気なんだったら、連れていったら?
お前の3人の息子、一人を俺の従者って事にしたら3人連れていけるぜ?」

と言い出した。
当然、連れて行くのは魔王達の宴ワルプルギスにである。
ダグリュールもその言葉に考え込む。
そして、

「頼めるか? もしも馬鹿をやって実力も弁えずに死ぬようなら、それまでの事。
一度、真なる強者を見せる事も教育だろうしな」

と頷いたのである。
彼の3人の息子達。彼の若き日を彷彿とさせる、暴れ者達なのだ。
二人は頷きあい、その方向で話を纏め出す。
それは、火薬庫の前で焚き火をするような行為なのだが、彼等はそこまで考えてはいなかった。
何しろ、彼等は熟考という行為が何よりも苦手だったのだ。





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氷雪吹きすさぶ極寒の大陸。
その中央にその城は屹立していた。
絶対凍結の氷原に囲まれ、マイナス120.0℃を下回る、ほぼ全ての生物の生存を許さぬ大地。
その様な場所に建つ、美しく幻想的な宮殿。
想像を絶する膨大な魔力にて、この世に具現化された悪魔の城。
その名を"白氷宮"という。
"魔王"ギィ・クリムゾンの居城であった。

その城の廊下を悠然と歩く人物がいた。
長い金髪プラチナブロンドに、青い瞳。整った顔立ちに、切れ長の眼。
透き通るように白い肌。
それは、女性と見紛うばかりに美しい、美丈夫。
"魔王"レオン・クロムウェル。"金髪の悪魔"と呼ばれる者。
まるで自分の城であるかの如く、自然な動作で廊下を進む。
その先には、彫刻が美しく設えられた大きな扉があった。この城の主が待つ、謁見の間へと繋ぐ扉である。
レオンの目的はこの城の主である"魔王"ギィ・クリムゾンであった。
レオンが扉の前に立つと、大柄な悪魔が二体がかりで大扉を開く。
そして、

「"魔王"レオン・クロムウェル様が到着なさいました!」

扉の内側に控えた美しき女性型悪魔が、高らかにレオンの来訪を告げる。
扉の内側には、力有る上位悪魔グレーターデーモンが左右の端に控えている。
一人一人が名付きネームドの悪魔であり、普通の上位悪魔グレーターデーモンを上回る能力を有している。
その数、左右合わせて200体を超える。
名付きネームドの上位悪魔グレーターデーモンは、召喚された者と異なり、この世界で受肉を果たしている。
一人一人が上位魔人に匹敵するのだ。
それは、Aランクを超える戦力が200名以上いるという事。
だが、それさえも……
謁見の間の奥、その中央の玉座にて座る"魔王"ギィ・クリムゾンの眼下に控える6柱の悪魔の威圧の前には霞んでしまう。
それは、名付きネームドの上位魔将アークデーモンである。
その戦闘能力は、上位の魔人すらも圧倒出来る。準魔王級の魔物達なのだ。
だが……。
その6柱の悪魔将軍達でさえ、この場での自由な発言を許されていない。
絶対的支配者たる"魔王"ギィ・クリムゾンの左右に控える2柱の悪魔。
名付きネームドの"悪魔公デーモンロード"たる、彼女達こそが、この場に於ける魔王の言葉の代弁者。
魔王に匹敵する実力を持つ彼女達。
"悪魔公デーモンロード"ミザリーと、"悪魔公デーモンロード"ヒラリーであった。
レオンが中央を通り、玉座の真下まで到達する。
そこで初めて、ミザリーとヒラリーは片膝をつき、

「「レオン様、お久しぶりで御座います」」

同質の美しい声で、レオンへの挨拶を行った。
同時に、玉座の主が立ち上がる。
この場にて動ける資格のある者は、二名の魔王のみ。

「久しいな、我が友、レオンよ。息災であったか?
よくぞオレの呼びかけに応えてくれた。礼を言うぞ!」

美しく良く通る声、真紅の瞳は銀の星を秘め、燃える様に真っ赤な髪は、血の色よりも濃く深い。
背はレオンと同程度。
女性の様な美しさのレオンに対し、ギィの美しさは中性的である。
男とも女とも呼べる、そんな妖しい美貌。
レオンに声をかけながら、玉座の置かれた高みからレオンの下へと歩みよる。
そしてレオンに腕を回し、抱きしめた。
躊躇わずにレオンの顔に手をかけて、接吻する。
レオンは顔を顰めてギィを押しのけ、

「止めろ。俺は男と付き合う趣味は無い。何度も言っているだろう?」

迷惑そうな表情で、ギィを睨む。

「あっはは。相変わらず連れない男だな。
お前が望むなら、オレは女になってや
การแปล กรุณารอสักครู่..
ผลลัพธ์ (ไทย) 2:[สำเนา]
คัดลอก!
ตอนที่ 78 ปีศาจที่
มารไคลแมนได้ตื่นตระหนกเป็นประวัติการณ์
แผนในการติดตามจะได้รับสามารถที่จะทำให้เกิดเป็นมนุษย์ที่ดีกว่า
หลังจากที่มีการกำกับการสู้รบนองเลือดที่เขาผลิตโศกนาฏกรรมแตกต่างกันและจิตวิญญาณที่ได้รับการอายุกลมกล่อมถูกสีโดยการล่าสัตว์ได้รับความเกลียดชังควรจะเสร็จสมบูรณ์
แต่การต่อสู้จะถูกยกเลิกทันทีวิญญาณเกิดขึ้นหลังจากที่ทั้งหมดจะได้รับการเก็บเกี่ยว
มันได้รับการยืนยันในการปฏิเสธศรัทธา แต่สถานการณ์ปัจจุบันมีรายงานว่าเป็น
ปวดที่บุคคลสำคัญได้มีการกำหนดขั้นตอนที่ผมจะบอกว่ามันเป็นเวทีสำหรับการเตรียมความพร้อมของเขา
โดยการวางการต่อสู้ของมนุษย์และปีศาจนี้, ไคลแมนมันได้วางแผนที่จะในเวลาเดียวกันให้บรรลุการซื้อกิจการของผู้ใต้บังคับบัญชาของการกระตุ้นและจินบนเป็นอย่างแท้จริงกลายเป็นซาตาน
เพราะเป็นความเสียใจที่จะ Myuuran ภายใต้ที่ไม่ได้ใช้ไม่ได้และถูกกำหนดให้สิ่งที่จะได้รับการกำจัดถ้า Sume
และยังนำไปสู่การไม่ได้ในการพยายามที่จะติดต่อในขณะนี้ ตัวเองมากกว่าการสะกดออก Myuuran ดูเหมือนว่าได้กลายเป็นฟรี
นั่นมันก็กระตุ้นความสับสนของไคลแมน แต่ก็ยังคงเป็นสิ่งที่ดีจนกว่าจะมี โชคดีที่มีไต๋แข็งแกร่งจำนำที่ให้บริการซาตาน Mirim กับตัวเอง ดังนั้นเพื่อที่จะถือการประชุมเชิงลงโทษโดยเชื้อเพลิงเฟรย์และเขาเสนอมารฉลอง Walpurgis ของเรา ความคิดริเริ่มของตัวเองในชื่อร่วมกันของสามของเฟรย์และ Mirim ได้รับการประสบความสำเร็จได้รับการอนุมัติและได้รับการกำหนดให้ประกาศว่าคุณปราบพระเจ้าเป็นเมือกของเมืองของปีศาจเป็นคนที่อ้างกษัตริย์ปีศาจใหม่ที่นั่ง . ที่จะเดินไปยังเมืองที่อยู่ใกล้มนุษย์พลกองทัพปีศาจใต้และเขาได้ห้ามไม่ได้รับการเดิมพันจึง เขาคว้าความคิดริเริ่มในการประชุมเชิงลงโทษนี้ก็จะเป็นผู้ชนะการบุกรุกที่เหมาะสมเพื่อ demon ประเทศของเราวุ่นวาย และมันถูกกำหนดให้เหยียบย่ำบังเอิญยังทั่วประเทศย้ายกองทัพภายใต้ กับจินบนของปีศาจประเทศของเราวุ่นวายมันก็ตัดสินใจที่จะกลายเป็นโดนกระแทก Mirim แต่มันจะได้รับอย่างใดตัวเองแม้ว่าถึงเพียงไม่กี่วันที่ผ่านมาเขาเหมือนคนมายากลที่สูงขึ้นของผู้ใต้บังคับบัญชายังได้รับรางวัลกองกำลังต่างๆให้สอดคล้องกับศัตรูตัวฉกาจของพระเจ้า ที่จะกลายเป็นตอนนี้ความอัปยศเดิมพันครั้งแรกล้มเหลว แต่มันก็เป็นสิ่งที่เพียงพอพูดคุยว่าถ้าครอบงำคนที่รอดชีวิตจากการกระแทก Mirim แต่ ...... ก็ถอนของซาตาน Ramirisu จะได้รับเชิญให้เข้าร่วมในเมือก Limuru เป็นบุคคลที่อยู่ในชื่อของโครงการเพิ่มเติม ด้วยเหตุผลบางข้อเสนอนี้ยังยืนอยู่ท้องได้รับการยอมรับอย่างราบรื่น ธรรมชาติของไคลแมนถูกปฏิเสธ แต่มัน 3 คนหรือมากกว่านั้นเป็นที่ชัดเจนว่าการที่ได้รับอนุมัติ โดยสิ่งนี้ก็จะมีการเดิมพันไคลแมนถูกบดทั้งหมด ว่ามีการเรียกกัน Beelzebub งานเลี้ยงของเรา Walpurgis คือมันได้กลายเป็นศัตรูในสิ่งที่ตรงกันข้าม คุณไม่สามารถหนีออกจากการประชุมครั้งนี้ มากกว่าตัวเองจะมาถึงแม้จะอ้างว่าเป็นการลงโทษมันก็มีแนวโน้มที่จะจบลงด้วยการมีการกล่าวถึงตอนนี้มีในการต่อสู้ สิ่งที่คุณทำ? ฉันควรจะทำยังไงดี? ไคลแมนคือการทำให้การใช้เต็มหมดสมองคิดเกี่ยวกับแผน เพื่อดูสถานะของไคลแมนเฟรย์ในการเยาะเย้ยบาง มันเป็นคนที่น่าอึดอัดใจ ความคืบหน้าของสิ่งที่เร็วขึ้นกว่าที่ฉันคิด การไหลนี้ แต่ก็ไม่สามารถที่จะคาดการณ์ผลมีแนวโน้มที่จะทำงานได้ดีใน ชม Mirim ที่จะยืนต่อไป แต่ไม่ได้ยินเกี่ยวกับการแสดงออกทางสีหน้าจากใบหน้าเช่นหน้ากากโนห์ เหมือนตุ๊กตาน่ารักยืนอยู่ข้างใบหน้าที่ขาดหายไปอารมณ์ความรู้สึกใด ๆ นักเรียนเพียงเล็ก ๆ น้อย ๆ ที่ดูเหมือนจะทำมุมเอียงเล็กน้อยมีการเปลี่ยนแปลง ต่อพวกเขาเอง เฟรย์พยักหน้า (ใช่ใช่. ฉันจะรู้ว่า Mirim) และตอบในใจลึกรอยยิ้ม และ ... (ไคลแมน, ชีวิตของฉันได้นานและไม่น่า) เฟรย์เพื่อยืนยันอนาคตของขั้นตอนการแอบ -------------------------- ทุกคนของประเทศที่รู้จักกันคืนสามัญที่ไม่คาดคิดลึกลงไปในห้องฝังศพ ก่อนที่ผมสีดำที่สวยงามของหญิงสาวเปลือยเปล่าที่ถูกปิดผนึกไว้ในโลงศพน้ำแข็ง คนที่ตัวเองกลายเป็นเปลือยกายยึดฝันลงในโลงศพน้ำแข็งในรูปลักษณ์ลึกลับ (โอ้สวยงาม. โอ้ ... ) และชื่นชมได้โดยมองไปที่หญิงสาวในโลงศพก็แอบมีความสุขของคน เงินมีขนสาวสวย ตาทองและเงิน妖瞳Chromia แตกต่าง มันยิงแสงส่องแสงลึกลับของสีฟ้าและสีแดง ที่มันปล่อยออกมาอย่างน่าทึ่งที่เห็นได้ชัดเจนในลักษณะอย่างดีพร้อมได้เน้นความงามของหญิงสาว แต่ยิ่งไปกว่าสะดุดตาอะไรยัง ...... แอบมองเล็ก ๆ จากริมฝีปากของหญิงสาวที่น่ารักทั้งสองสีขาวบริสุทธิ์และสุนัข ทุกครั้งที่คุณเปิดริมฝีปากขนาดเล็กมองและงาสีขาวบริสุทธิ์ได้เห็น เธอคือสิ่งที่พระราชินีสมเด็จพระราชินีแห่งเวทมนตร์คืนฝันร้ายโนริยูกิคือคืนวันที่ผู้ปกครอง มันเป็นเรื่องของ "ปีศาจ" ส่องสว่างวาเลนไทน์ แม้จะอยู่ในการให้บริการของเธอแวมไพร์ด้วยแรงอย่างมากในมารทำลายน้ำแข็งโลงศพเป็นไปไม่ได้ เพราะนี่คือเพราะมันเป็นก้อนบริสุทธิ์โดยไม่ต้องให้บริการพลังวิญญาณบริสุทธิ์ด้วยน้ำแข็ง ทุกครั้งที่คุณสัมผัสโลงศพและเขาสามารถชนิดของรอยฟกช้ำแผลไฟไหม้ให้กับผิวของการส่องสว่าง แต่ยังคง .... เธอมันเป็นโดยไม่ต้องผ่านความประสงค์ที่มันยึดติดกับน้ำแข็งของโลงศพ ดังกล่าวของเธอข่าวการถือครองของซาตานฉลอง Walpurgis ของเรามาถึง แต่น่าเสียดายที่ดูเหมือนว่าคนที่เทียบได้กับของเธอได้ประกาศการมีส่วนร่วม แต่ถึงกระนั้นทุกมารกับศัตรูเธอเป็นปัญหาการขาดแคลน เธอกลายเป็นที่ไม่พึงประสงค์ก็คือว่าไม่มีทาง (ฉันได้รับการรอ ... ) เธอเป็นขนาดเล็กและพึมพำชื่อของหญิงสาวรักที่จะออกจากห้องฝังศพ หลังจากนั้นก็ถูกปิดไป Barrier ที่พลังของเธอที่มีมนต์ขลังอย่างมาก, ห้องฝังศพจมลงไปในความมืดที่แท้จริง -------------------------- ชายสองคนเผชิญหน้ากันที่เราเคยทำมาสนทนา หนึ่งคนที่แข็งแรงและร่างกายในชายร่างใหญ่ขนาดใหญ่ คนอื่น ๆ อยู่และนอนฉาบฉวยวิธีไม่มีความทะเยอทะยาน แต่ก็เป็นเพราะสิ่งปกติชายร่างใหญ่ยังมีฝ่ายตรงข้ามไม่มีบ่น "ในคุณที่จะอยู่ที่นี่อย่างถาวรหรือไม่หลังจากที่เวลานี้ของซาตานฉลอง Walpurgis ของเราได้หรือไม่การเดินทาง " "Wakan'ne. ที่น่าเบื่อ. Ne'm เกิดขึ้นไม่รู้สึก แต่ยังรวมถึงสิ่งที่" ชายร่างใหญ่ ในคำถามคนที่มีมารยาทที่อ่อนโยนเพื่อตอบแรงจูงใจที่ไม่ดี แต่ทั้งสองวิธี ... "ก็กล่าวว่ามันจะไม่เพียง แต่จะมีส่วนร่วมในงานฉลองปีศาจ Walpurgis ของเราหรือไม่ดีพิจารณาสิ่งที่จะทำหลังจากงานเลี้ยง แต่ดี " ชายร่างใหญ่ที่ติดอยู่เพื่อให้ได้ข้อสรุป และผมสนุกกับขนาดของท้องฟ้ามองขึ้นไปบนท้องฟ้า เวลาไหลในขณะที่"วิธี Daguryuru ไม่ว่าจะมีความเต็มใจที่จะสละที่นั่งของซาตานกับคุณลูกชาย? เกิดอะไรขึ้นถ้าฉันสามารถฉันหวังว่าแม้จะทำกลายเป็นผู้ปกครอง " และเพื่อ Hanashidasu เป็นคนที่จำมารยาทอ่อนโยน ชายร่างใหญ่ที่มีความคิดสักครู่เพื่อปิดตาของคุณคำถามที่ไม่มี Daguryuru ไจแอนต์ในยักษ์มันเป็นปีศาจที่เรียกว่า "พื้นของความโกรธ" คือมักจะอ่อนโยนสุภาพ แต่ก็พอที่จะมีความรู้สึกอึดอัดที่จะถูกเรียกว่าปีศาจก็ไม่สามารถอยู่กับมือเมื่อโกรธ อำนาจกำลังรบด้วยความโกรธและยังกล่าวอย่างมีนัยสำคัญเพิ่มขึ้นมีความจำเป็นที่ซาตานด้วยความระมัดระวัง แต่ที่โกรธคำพูดของคนที่เพื่อนสนิทของมารยาทอ่อนโยนแม้ว่าเขาจะไม่ได้แม้แต่ครั้งเดียวจนถึงขณะนี้ ในคำพูดของคนที่มีมารยาทอ่อนโยน, "ไม่มีผู้ชายคนนั้น ฯลฯ .. นิกกี้คล้ายกับนกอินทรีของเยาวชนของเขาในประมาทและมองลงไปที่ทุกท่านไม่เชื่อในการปรากฏตัวของคนที่แข็งแกร่งกว่าตัวเอง. เป็น O ~ Tsu ยังมองลงมาที่คุณ Dino " และฉันกลับตอบกลับ ผู้ชายมารยาทอ่อนโยนชื่อของเขาคือ Dino การแข่งขันมันเป็นผู้ชายที่ไม่รู้จัก แต่ความแตกต่างในมนุษย์ไม่มอง แต่เรามีความมหัศจรรย์ที่ไม่ได้เป็นมนุษย์ และอาจจะเป็นเด็กผู้ชายที่ดีงามถ้าดี แต่ได้รับในตาง่วงนอนครึ่งเปิดทุกอย่างย่อยยับ แต่เขายังเป็นหนึ่งในปีศาจ "พเนจรกษัตริย์" ยังเป็นปีศาจซึ่งจะเรียกว่า "การนอนหลับของกษัตริย์แห่งป่า" ตอนนี้ออกจากที่อยู่อาศัยของพวกเขาและอาจจะเป็นช่วงกลางของการเดินทางของการหลง และวิธีที่จะอ่อนเพลียก็จะได้กลายเป็นหนี้ที่เป็นเพื่อนสนิท Daguryuru ในคำพูดของ Daguryuru ที่เป็นเพื่อน"โอ้วิธีการที่ฉันจะบอกว่าแม้. คือการ Ne เปลี่ยนค่าของฉันในสิ่งดังกล่าว. แทนที่จะว่าถ้าคุณต้องการให้ผมบุตรหน้าด้านเท่านั้นถ้าคุณพาฉัน? คุณสามของลูกชาย , ZE สามารถที่จะใช้คนสามคนหลังจากที่คุณว่าผมเป็นผู้รับใช้ของคนคนหนึ่ง " และเริ่มที่จะพูด แน่นอนใช้เวลาคือการฉลองซาตาน Walpurgis ของเรา Daguryuru ยังคิดคำพูด และมันว่า "ถ้าจะตายโดยไม่ต้องมองเห็นยังทำบุญทำ Tanomeru หรือไม่ถ้าคนโง่มันจนกว่าสิ่ง. เมื่อนาไปจะยังการศึกษาที่แสดงให้เห็นความจริงกลายเป็นคนที่แข็งแกร่ง " มันเป็นเรื่องของการพยักหน้าและ ลูกชายทั้งสามคนของเขา มันเป็นเรื่องที่ชวนให้นึกถึงวัยหนุ่มของเขาก็อาละวาดของเรา คนสองคนพยักหน้าแต่ละอื่น ๆ เริ่มที่จะใส่กันเรื่องไปในทิศทางที่ มันเป็นเรื่องการกระทำเช่นกองไฟในด้านหน้าของนิตยสารผง แต่พวกเขาไม่ได้คิดว่าไกล หลังจากพวกเขาเขาไม่ดีมากกว่าสิ่งใดคือการกระทำของการทำสมาธิ -------------------------- หิมะและน้ำแข็ง Fukisusabu ทวีปหนาว ปราสาทถูกสร้างขึ้นในศูนย์ ล้อมรอบด้วยการแช่แข็งแน่นอนของน้ำแข็งด้านล่างลบ 120.0 ℃ที่ไม่คาดคิดได้รับอนุญาตให้อยู่รอดของโลกเกือบทั้งหมดมีชีวิต ตั้งอยู่ในสถานที่ดังกล่าวพระราชวังที่ยอดเยี่ยมอย่างสวยงาม เป็นไปไม่ได้ในความขลังกว้างใหญ่เป็นตัวเป็นตนโดยปีศาจของปราสาทในโลก ว่าชื่อของ "Shirokorimiya" "ซาตาน" เป็นที่อยู่อาศัยของผู้ชายสีแดงเข้ม คนที่เดินไปตามทางเดินอย่างราบเรียบของปราสาทมี ในผมบลอนด์ยาวสีบลอนด์แพลทินัมตาสีฟ้า คุณลักษณะที่ตกแต่งอย่างดีสายตาของ Kirenaga โปร่งใสเพื่อให้ผิวขาว มันเป็นผู้หญิงและเชื่อเพียงเพื่อความสวยงาม Bijofu "ซาตาน" Leon รอมเวลล์ ใครที่เรียกว่า "ปีศาจสีบลอนด์" เกือบราวกับว่ามันเป็นปราสาทของเขาเองก็ดำเนินไปตามทางเดินในพฤติกรรมตามธรรมชาติ ในครั้งแรกที่มีประตูขนาดใหญ่ที่ได้รับการตั้งประติมากรรมสวยงาม พระเจ้าสนปราสาทนี้มันเป็นประตูที่เชื่อมต่อระหว่างผู้ชม วัตถุประสงค์ของลีออนเป็นองค์พระผู้เป็นเจ้าทรงเป็น "ปีศาจ" คนสีแดงเข้มของปราสาทแห่งนี้ เมื่อลีออนกำลังยืนอยู่หน้าประตูมารใหญ่เปิดประตูขนาดใหญ่ที่สองร่างกาย gakari และ"" ผี "Leon รอมเวลล์ก็เหมือนได้รับมาถึงรอบ!" หญิงสาวสวยประเภทปีศาจข้างหน้าบนด้านในของประตูเสียงดังบอกการมาเยือนของลีออง ด้านในของประตูมารอย่างมีนัยสำคัญอันยิ่งใหญ่ภูตมหานครเป็นหน้าที่ปลายด้านซ้ายและขวา คนหนึ่งคือปีศาจที่มีชื่อที่มีชื่อและมีความสามารถที่จะเกินระดับปกติบนภูตปีศาจมหานคร จำนวนซ้ายและขวารวมกันมากกว่า 200 ศพ ชื่อที่มีชื่อด้านบนภูตปีศาจมหานครจะแตกต่างจากคนที่เรียกฉันได้เล่นชาติในโลกนี้ คนหนึ่งคือเขาเปรียบได้กับจินที่สูงขึ้น มันเป็นความจริงที่ว่ากองกำลังกว่าอันดับที่มีมากกว่า 200 คน แต่ก็ยัง ...... กลับระหว่างผู้ชมว่านั่งอยู่ที่ศูนย์กลางของราชบัลลังก์ "ผี" ในหน้าของผู้ชายสีแดงใต้ตาที่จะละเว้น 6 เสาของมารบังคับของจะหมอก มันเป็นชื่อภูตโค้ง Masho สำคัญกับชื่อ ความสามารถในการต่อสู้ของจินที่สูงขึ้นแม้ยังสามารถครอบงำ มันเป็นกึ่งปีศาจระดับปีศาจเรา แต่ .... แม้ปีศาจโชกุน 6 โปสเตอร์ของเราไม่ได้รับอนุญาตให้พูดฟรีในสถานที่นี้ แอบโซลูทที่ให้บริการผู้ปกครองปีศาจสองโพสต์ของบทที่จากด้านซ้ายและด้านขวาของ "ปีศาจ" คนสีแดงเข้ม การให้บริการที่มีชื่อที่มีชื่อ "ถนนภูตปีศาจสาธารณะ" สิ่งที่สาว ๆ ที่โฆษกของคำพูดของมารในสถานที่นี้ เธอผู้ที่มีความสามารถที่จะเทียบได้กับปีศาจ และ "ปีศาจภูตสาธารณะถนน" เดือดร้อนก็คือ "ถนนภูตปีศาจสาธารณะ" ฮิลลารี ลีออนผ่านศูนย์ก็จะถึงใต้บัลลังก์ ดังนั้นสำหรับครั้งแรกที่เดือดร้อนและฮิลลารีต่อหัวเข่า"" ลีออนเหมือนมีเวลานาน "ของคุณ" ในเสียงที่สวยงามของคุณภาพเดียวกันผมก็ทักทายลีออง ในเวลาเดียวกัน, ราชบัลลังก์ของพระเจ้าเพิ่มขึ้น มันเป็นคนที่มีสิทธิ์ที่จะย้ายเข้าไปอยู่ในสถานที่แห่งนี้เพียงมารของคนสองคน "ไม่นานเพื่อนของฉันฉัน Leon. หรือเป็นสุขภาพที่ดี? ดีแต่ละที่ตอบสนองต่อการเรียกร้องให้ me.'ll กล่าวขอบคุณ! " สวยงามเสียงดีผ่านตาสีแดงเข้มถูกซ่อนดาวเงิน, การเผาไหม้เป็น ผมสีแดงสดใสสีเข้มลึกกว่าสีของเลือด ระดับเดียวกับลีอองและกลับ สำหรับลีอองของความงามของผู้หญิงเช่นความงามของผู้ชายจะเป็นกลาง เรียกอีกอย่างว่าผู้หญิงกับผู้ชายคนหนึ่งเช่นความงามลึกลับ ในขณะที่การใช้เสียงเพื่อ Leon และเดินขึ้นไปที่ความสูงที่ลดลงจากที่วางบัลลังก์ลีออน จากนั้นเลี้ยวแขน Leon และกอด โดยในการใช้มือหน้าของลีออนไม่ลังเลที่จะจูบ ลีอองผลักดันให้ออกไปกับผู้ชายหน้านิ่วคิ้ว, "Tomero. ฉันจะยังได้กล่าวว่างานอดิเรกที่ไม่ได้. หลายครั้งร่วมกับผู้ชายคนหนึ่ง" ในรูปลักษณ์ที่น่ารำคาญและจ้องผู้ชาย "Ahhaha. อย่าว่าคนที่ไม่ได้ใช้ตามปกติ. หากคุณต้องการฉันยากลายเป็นผู้หญิงคนหนึ่ง

































































































































































































































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ผลลัพธ์ (ไทย) 3:[สำเนา]
คัดลอก!
78 เรื่องราวที่ถูกครอบครองโดยบรรดากษัตริย์แห่งวิญญาณชั่วกษัตริย์
ที่กำลังถูกครอบครองโดยวิญญาณชั่ว , ดินเหนียวมีชายคนหนึ่งกำลังอันรุ่งโรจน์ได้อย่างที่ไม่เคยมีมาก่อน แผนที่ดำเนินไปได้ด้วยดี
, และมันก็ทำงานได้ดี , เราสามารถเป็นผู้นำคนได้ หลังจากการต่อสู้นองเลือด
สำหรับไดเรคเตอร์ที่ซึ่งพวกเขาได้รับการผลิตขึ้นมาในโศกนาฏกรรมและความเกลียดชัง Albari o ทาด้วยสีที่กำลังจะจิตวิญญาณที่บรรลุนิติภาวะแล้วพื้นที่การล่าจะเสร็จสิ้น
และยังไม่สิ้นสุดการต่อสู้ได้ในทันทีให้จิตวิญญาณทั้งหมดหลังจากที่ได้มีการเก็บเกี่ยว ตรวจดูให้แน่ใจว่าฉันไม่เชื่อว่ามีการแจ้งว่าการ
สถานการณ์ที่ได้จะเป็นดังนี้
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