第１５話 白い部屋で、いろいろな魔法を試す エリート・オークとの戦いは

第１５話 白い部屋で、いろいろな魔法を試す

エリート・オークとの戦いは、極めて勝算が薄かった。
それでもぼくは、戦った。
アリスを救いたかったからだ。
誰も信じないのが正しいと思っていた。誰かを信じて、手ひどく裏切られることを恐れていた。
そのうえで、なお。
彼女があんな化け物の手にかかるなんて理不尽が、どうしても我慢ならなかった。

無謀で、非合理的な行動だった。
だけど後悔はない。

そして、救えた。
アリスを助けることができた。
ぼくはそれが嬉しくて、嬉しくて嬉しくて仕方がなくて、白い部屋にワープしたとたん、アリスに駆け寄り、彼女の華奢な身体をぎゅっと抱きしめた。

「わっ、わわっ、カズさん……」

アリスが「ひゃあ」と気の抜けた声をあげる。
ぼくは少し身体を離した。アリスの顔が見たかった。
アリスは頬を上気させて、ぼくを見つめ返す。

「よかった。うまくいって、本当によかった」
「そ、それって、適当な作戦だったってことですか」

アリスがジト目になった。

「正直、勝つ可能性は三割もないと思ってた。きみがぼくを信じてくれたおかげだ」
「なら、勝つのは当然でした」

アリスは、満面の笑みを見せた。

「カズさんを信じて死ねるなら、わたし、幸せだって、そう思っていましたから」
「きみは……なんで、そこまで」
「カズさんは一度だって、わたしの期待を裏切らなかったです」

それは単に、きみが利用価値のある人間だったからだ。
その言葉を、ぼくは呑みこんだ。
それがもう欺瞞にすぎない、自分をごまかすための言葉にすぎないと理解していた。
以前はそうだったかもしれない。それだけだったかもしれない。
でも、ぼくがいま彼女を助けた理由は、それだけじゃない。

はたしてアリスは、うるんだ瞳でぼくを見つめる。
ゆっくりと、しかし決意のこもった表情で、口をひらく。

「もう一度、いわせてください。好きです、カズさん」

答えのかわりに、ぼくはアリスに口づけした。
アリスはぼくの首の後ろに手をまわし、熱烈に応えてくれた。


※


ぼくたちは身を離す。改めて、アリスを見下ろす。
ぼくのパートナーは、ぺたんとその場にくずおれ、えへらと笑ってぼくを見上げる。

「気が抜けちゃいました」

よくよく見れば、彼女の姿は先にも増して、ぼろぼろだった。
ぼくのあげたシャツはおおきく裂け、胸もとが露出している。
スカートなど、もはや切れ端程度だった。
ほかにも服のあちこちが破けて、柔肌が見える。
そのうえ全身傷だらけで、腕や脚の皮がむけて、血を流している。

ぼくはアリスにならって、彼女の前に座り込んだ。

「だいじょうぶ……じゃないよな、そりゃ」

アリスは、ぼくを安心させるように微笑んだ。
ぼくは、そんなに心配そうな表情をしていたのだろうか。
していたかもしれないなあ。

「傷なんて、治療魔法ですぐ治りますから」

そういって、己の手足にヒールを使った。
青い光とともに、アリスの傷がみるみる消えていく。
ヒール十五回で、アリスの傷はすべて癒えた。

さっき、肩を怪我したときはヒール三回だった。
そう考えると、かなり重傷だったんだなあ。

「これでへいき、です」
「でも、この部屋で傷を治しても、向こうに戻ったらまた傷だらけなんだよな」
「それは……そうなんですけど」

まあ、いいか。今後のことについて相談したいこともあるし、そもそもアリスのスキルをどうするか決める必要がある。

そう。
この白い部屋にぼくたちがいるということは、アリスがレベルアップしたということにほかならない。
ぼくがレベルアップしたのは、エリート・オークと戦う直前だ。
ぼくとアリスの経験値差は、オーク二匹分。
ふたりパーティだから、取得した経験値は半分ずつに分けられる。
つまりエリート・オークの経験値は、最低でもオーク四匹分ということになる。

いや、あのすさまじい強さを考えると、オーク四匹の方がよっぽど楽だけども。
正直、オーク十匹より強かった気がするけども。
もっといえば、あんなのとは二度と戦いたくないけども。

いま彼女は、レベル５で槍術スキルがランク３、治癒スキルがランク１。
スキルポイントが３点、余っている。

槍術スキルが１ランクあがるだけで戦闘力が素晴らしく上昇することは、すでにアリスが何度も実証している。
おそらくこのスキルシステム、一本伸ばしが相応に強い。
ただそれは、充分な人数を用意できる場合だけだ。

いまぼくたちは、ふたりしかいない。ふたりですべてをまかなっている。
一本伸ばしは、自分たちの土俵で戦えている限り、無類の強さを発揮するだろう。
しかし不測の事態に弱い。
今回のようなイレギュラーには、ひどくもろい。

今回は、エリート・オークとの激戦で負った彼女の傷を癒やすために、じつに十五回ものヒールを必要とした。
肩の傷のときは、三回だった。
その前にちょっとした怪我をヒールしたときは、一回で充分だったように思う。

ヒールの効果が弱くなったのではない。
ゲーム的にいえば、ぼくたちのＨＰがレベルがあがるに従って上昇しているのだ。
それは、初期の回答で示唆されていたことである。ＭＰがあがるのだからＨＰがあがってもおかしくはないだろう、とそのときはスルーしていたのだが、実際に体験してみると、ずいぶんと奇妙な感じがした。

ひょっとしたらぼくたちは、いままでぼくたちがそうだと思っていた人間の基準から、どんどん乖離していっているのかもしれない。
化け物じみた存在へと変化しているのかもしれない。
いや実際のところ、そうでもないと、アリスがエリート・オークなんて化け物の攻撃を受けて、かろうじて五体満足だった説明がつかない。

もちろん、彼女が無事であることは喜ばしいことなのだが……。
ぼくたちは、これからどうなってしまうのだろう。

「カズさん、どうしたんですか」

ぼくはそんなに難しい顔をしていただろうか。
きょとんとした表情で、アリスが見上げてくる。
ぼくは、内心の動揺を押し隠し、そんな彼女に笑いかけた。

「きみが、ずいぶん扇情的な格好だな、って」
「え？ あ、そのっ、これはっ」

ようやく自分の格好に気づいたのか、アリスは顔を真っ赤にして、慌てて手足で急所を隠した。
でも、アリス、知っているだろうか。
男は、そうして羞恥にもだえる様子を見ると、余計に興奮する生き物なんだぞ。

「ええと……あの、でも、見たいですか」
「そりゃ、まあ」

ぼくは照れくさく笑いながら、そっぽを向く。
むしゃぶりつきたいです、という本音は紳士的に押し隠す。
だがアリスは、上目遣いにぼくを見つめ、口をひらく。

「カズさんなら……いい、です」

情けないことに、ぼくは思わず、生唾を飲み込んでいた。
そんなぼくの様子を見て、アリスは身を縮め、恥ずかしそうにしつつも、ぼくから目をそらさない。

「あー、いいか、アリス。男ってのは、そういうこといわれると、狼になっちまうもんで……」

アリスの手がすっと伸びて、ぼくの手をつかんだ。
引っ張られる。
気づくとぼくは、アリスに覆いかぶさるかたちになっていた。
桜色の唇が、目の前に迫る。
口づけ。

「狼さんは、どこですか」

はい、ここです。


※


ひとつに溶け合うような時間のあと。
ぼくたちふたりは、実験のすえ、新たに重要な発見をした。

治癒ランク１のリムーヴ・ペインがあれば、はじめてのときでも安心なのだ。

いやほんと、最初はアリスがあんまりに痛がっていたので、途中でやめようと思っていたのである。
だがアリスは、賢明だった。己の持つ魔法についてよく調べていた。
リムーヴ・ペインがあればだいじょうぶだと請負った。
実際、なんとかなった。

ぼくたちは、そこそこうまくやれた。お互いはじめてにしては上出来だと思う。
なおリムーヴ・ペインは、過度の痛覚を消すだけで、それ以外の感覚については普段通りであることを特に明記しておく。

次に、この白い部屋で長い時間を過ごしていれば、少しずつＭＰも回復するということもわかった。
すっかりＭＰが切れたと思っていたぼくだが、お互いの身体を洗うために水が欲しかったため、召喚魔法のランク１にあるサモン・ウォーターを使って水を出してみたのである。
サモン・ウォーターを複数回使っても問題がない程度には、ＭＰが回復していた。

過去の経験からいって、ここで回復したＭＰは、もとの場所に戻ったときにリセットされているだろう。
だけどこの白い部屋のなかでは、魔法が使いたい放題だ。
魔法の実験にはいいかもしれない。

もっとも、最初に出した水はすぐ床に落ちて、どこかにある排水溝に流れていってしまった。
改めて、同じ召喚魔法ランク１のサモン・コールドロンでつくり出した大鍋に水を貯め、それで身体を洗った。

アリスが身体を洗っているのを見て、ふたたびぼくの戦意が湧いたため、こうした努力は無駄になった。

そういった話は置いておくとして。
ぼくとアリスは、召喚魔法のランク２、サモン・クロースで呼び出した白い絹布を身にまとい、部屋の壁に並んで背を預ける。

「カズさんのこと、聞いてもいいですか」
「つまらない話しか、できないよ」
「志木先輩のこと、ええと……あのひとと、なにかあったんですか」

ああ、うん、やっぱりそういう話か。
胸の奥がきゅっと痛む。
アリスは、身体をこわばらせたぼくの肩を、そっと抱き寄せた。

「無理はして欲しくないです。でも、カズさんのことを知りたいんです」

そういって、うるんだ瞳でぼくを見上げる。
……その目は、反則だ。

「いやな気分になる話だよ」
「はい。それでも、です」

ぼくは、話した。
憎いあいつのこと。あいつに受けた仕打ちのこと。
ぼくがとことんまで追いつめられて、人間不信だったこと。落とし穴は、あいつを殺すために掘っていたこと。

クラス全体、いや高等部全体が彼の味方であったこと。
そして志木縁子、彼女もまた、同調圧力に取りこまれていたこと。

「冷静に考えて、ぼくに彼女を恨む資格なんてないと思う。彼女の行動は、当然の処世術だ。彼女にはなんのちからもないんだから、おおきな流れに身を寄せるのは当たり前のことだ」

ぼくは淡々と語った。
語っているうちに、心の整理ができてくる。
そう、志木さんは悪くない。それでも納得はできないけど、だからといって彼女を不当に貶めるべきではない。
だいいち、いまの彼女は、ぼくなんかが追い打ちする必要がないくらい深く傷ついている。

アリスに抱え起こされたあと、彼女と目があったときの、あの表情を思い出す。
罰が当たったのだ、と自嘲していたようにも見えた。
もちろん、ぼくには、なお彼女を罰する権利があるといい張れる。その方法もある。
そう、いまのぼくには、ちからがある。
その気になれば、志木縁子を排除することだって可能なのだ。

「ぼくが志木さんに復讐するっていったら、きみはぼくを軽蔑する？」
「しません。わたしに、そんなことをする権利なんてありません」

かたい表情で、アリスはいう。

「きみはもっと、聖人君子かと思った」
「いまのカズさんの話を聞いて、高等部のひとたちを軽蔑して、殴ってやりたいと思ったくらいには、わたし……」

アリスは胸もとで、かたく拳を握った。

「わたしが大人しくて、静かな子だったって、いいましたよね」
「聞いた気がするな」
「それって、わたしは運動が苦手だったからでもあります。わたしは弱いから、おとなしく、目立たないようにって。誰かがいじめられてても、見て見ぬふりでした。……志木さんと、あまり変わりません」

そういって、許しを請うように、ぼくを見る。

「わたしのこと、軽蔑しました……よね」

答えのかわりに、ぼくはアリスの頭を両手で抱えて、胸もとに抱き入れた。

「アリスがぼくになにかしたわけじゃない。自分の手が届かない範囲のことまで考える必要なんてない」
「はい」
「きみまで志木さん

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ลองมหัศจรรย์ต่าง ๆ ในห้องพักสีขาวตอน 15 ต่อสู้กับ elite orcs มีราคามาก สู้ยัง จากอลิต้องการบันทึก ผมคิดว่าไม่มีใครไม่เชื่อถูกต้อง กลัวเชื่อในบุคคล ทรยศ โดยมือ ในนี้ กรุณา ไม่ unreasonable เธอใช้มือมอนสเตอร์ที่ฉันเพียง tolerable พฤติกรรมเสี่ยง และโต้เถียงได้ แต่มีไม่ regrets และได้บันทึก สามารถช่วยอลิซ รวมก็ มีความสุขจะไม่แปรปรวนในห้องขาวอลิวิ่ง hugged แน่นร่างกายสเลนเดอร์"ผม,..., Caz..." อลิซ ", Ah Nya " และให้เสียง vapid ฉันเล็กน้อยปล่อยตัว อยากจะเห็นหน้าของอลิซ อลิซให้ฉันล้างแก้มและจ้องที่ฉัน"การบริการของพนักงาน ดี ที่ดีจริงๆ""มัน ดังนั้นมันเป็นกลยุทธ์ที่ดีหรือไม่" อลิซในใจตอนนี้"ฉันคิดว่า สามารถชนะสุจริตอย่าง ร้อยละ 3 ไม่ ขอบคุณฉัน คุณต้องเชื่อฉัน""ถ้าชนะได้แน่นอน" อลิซพบยิ้มหู-หูจาก "เชื่อ Caz ตายฉัน ดีใจมาก คิดมาก""มีคุณ... ทำไมต้องมี ""แคซอีก อาหารอร่อยผมไม่ผิดหวัง ก็แค่คุณค่า ผมให้เลือกพอควรคำ เพียงโกงตัวเองอีกต่อไปจึงเป็นเพียงการหลอกลวง เนื่องจากคำ และเข้าใจ พฤษภาคมคนก่อนหน้านี้ มันไม่ได้ แม้ เธอช่วยให้ฉันตอนนี้เพราะไม่เพียงแต่จะ อลิซเป็นจริง ๆ ตานี้มองฉัน ช้า แต่ มีความมุ่ง มั่นอย่างจริงใจ เปิดปาก"กรุณาพูดอีกครั้ง เช่นแคซ" แทนคำตอบ ไอคิสด์อะอลิซ อลิเปิดมือด้านหลังของคอของฉัน เขาตอบโดย ※ เราปล่อยตัว มองเห็นอลิครั้ง ฉันหลุดใน situ กับการปัด เบลล่าแม้แต่ หัวเราะ หาที"ผม 抜kecha" ถ้าคุณมองอย่างใกล้ชิด เธอเพิ่มข้างหน้า ได้ shabby ให้ฉันเสื้อใหญ่ แสงที่ decollete กระโปรง ชิ้นรอบไม่ได้ ฉีกผ้าอื่น ๆ ทุก ผิวนุ่มถูกมองเห็นได้ นอกจากร่างกายเมื่อย สามารถปอกเปลือกออกจากผิวหนังของแขน หรือเลก มีเลือดออก ผมจำลองหลังจากอลิซนั่งลงตรงหน้าดูด้านขวาทั้งหมด ไม่ มันเป็น" อลิซยิ้มไปเวบผม สงสัยว่า ถ้า ผมเป็นห่วงมองมาก ต้องจะมีจากการ "ได้รับบาดเจ็บ บำบัดมหัศจรรย์ในเร็ว ๆ นี้จะ กล่าว เขามือและเท้า มีส้น แสงสีน้ำเงินจางหายบาดแผลขณะที่อลิซ ส้น 15 ครั้ง เจ็บมีแผลทั้งหมดอลิ เพียงไหล่บาดเจ็บเมื่อส้น 3 ครั้ง ฉันคิดอย่างนั้น ถูกค่อนข้างจริงจัง"นี้สงบ,"" แต่มันยังครอบคลุมในรอยขีดข่วนเมื่อคุณกลับไปกว่ารักษาแผลในห้องนี้ แม้แต่การ""ก็... แต่ก็ได้" คุณดี เรื่องไร คุณยังต้องการที่จะพูดคุยเกี่ยวกับอนาคต และตัดสินใจก่อนทำอลิทักษะทำ ดังนั้น เพียงแค่ยกระดับของอลิซที่เราพักห้องสีขาว จึงก่อน orcs ต่อสู้และชนชั้นสูงยกระดับของฉัน พบค่าความแตกต่างระหว่างฉันและโอ๊คลิซสองนาที ค่าประสบการณ์ที่ได้รับจากฝ่ายสองแบ่งออกเป็นสีแดง หมายความ ว่า EXP Elite orcs น้อยกลายเป็นโอ๊คสี่นาที ใช่ พิจารณาแรงที่มหาศาล และโอ๊ค 4 ง่ายมากแม้ว่า ที่จะซื่อสัตย์ โอ๊คแต่รู้สึกกว่าสิบ แต่พูดมาก ที่ 2 องศา และต้องการต่อสู้ ตอนนี้เธออยู่ที่ระดับ 5 Lancer รักษาทักษะ อันดับ 3 อันดับ 1 จุดที่ 3 ที่เหลือคะแนนทักษะ Lancer 1 ยศขึ้นเพียงเยี่ยมยอดเพิ่มแรงต่อสู้ที่สาธิตอลิหลายครั้งแล้ว คงสมควรแข็งแรงทักษะระบบ ยืดหนึ่ง แต่ก็เท่านั้นถ้าคุณสามารถระบุจำนวนคนเพียงพอ ตอนนี้เราอยู่เพียงสองไม่ ร่วมกับครอบครัวของคุณทั้งหมด ถ้าคุณไม่มีความยืดหยุ่นในการยืด แสดงให้เห็นถึงความแข็งแรงออกกำลังกาย อย่างไรก็ตามมีความเสี่ยงกับเหตุการณ์ไม่คาดฝัน ไม่สม่ำเสมอเช่นนี้ในฟ้าเปราะบาง จำเป็นต้องรักษาแผลที่เธอประสบในการสู้รบ pitched กับ elite Orcs, 15 ครั้งการรักษา เมื่อไหล่แผล ถูก 3 ครั้ง เมื่อคุณรักษาบาดเจ็บเล็กน้อยก่อนผมเต็ม 1 ไม่รักษาคืออ่อนแอ มันเป็นไปตามการพูดของเกม HP ของเราไประดับได้เพิ่มขึ้น จึงมีการแนะนำในการตอบสนองเริ่มต้นโดย ค่า HP จากของ MP จะไม่น่าแปลกใจ และมีการ ผ่านเวลานั้น แต่จริงประสบการณ์ และคุณรู้สึกแปลก ๆ อาจเป็นมาตรฐานบางทีเรามี ที่เราเคยมี กล่าวว่า ความแตกต่างจากการ สิ่งที่เหมือนผีอาจมีการเปลี่ยนแปลงปัจจุบัน Inexplicable ไม่ถูกร่างกายแทบไม่พอ และเรื่องของความจริง แต่ไม่ของมอนสเตอร์ elite orcs โจมตี อลิซ แต่เป็นความยินดี แน่นอน เธอเป็น unharmed สิ่งที่เราจะได้หรือไม่แคซ คืออะไร" ผมหน้ายากมาก มีลักษณะว่าง มาดูอลิ 押shi隠shi สั่นฉัน และยิ้มที่เธอ"คุณดูสวยเร้าใจ"เอ๊ะ โอ้ ที่ถูก นี้! " จะหน้าแดง เธอก็สังเกตเห็นลักษณะ หรือพอ ซ่อนจุดสำคัญบนมือและเท้า แต่คุณจะรู้อลิซ คนจะมี agitated มาก แล้วคนในความอัปยศเพื่อดูสิ่งมีชีวิต"บริการดี... ว่า อย่างไรก็ตาม คุณต้องการดูหรือไม่""ดี ดี" เปิด หัวเราะ 照rekusaku ความจริงก็คือ mushaburitsuki ที่จะซ่อนสุภาพ แต่อลิซ จ้องฉันคิ้ว ปากเปิด"ถ้า Caz ดี, " เศร้า ฉัน involuntarily ได้กลืนกิน utsba ดังนั้น ผมมอง ที่อลิ cowering และ shyly ในขณะที่อย่างใดตาจากฉัน"โอ้ มอง อลิ คนของ กล่าวสิ่งใด และเขาจะบอกจันทร์หมาป่า... " ลิซมือเหยียดตรง และคว้ามือของฉัน ดึงผ่าน ผมมี hunched ผ่านการอลิซเป็น ประกาศ ริมฝีปากสีชมพูปิดด้านหน้าของฉัน จูบ"หมาป่า ที่? " ใช่ ที่นี่ได้ ※ หลังจากเวลา ดังกล่าวผสมผสานเป็นหนึ่ง เราทั้งสองได้ค้นพบที่สำคัญในการทดลองใหม่หลังจาก ถ้ารักษาอันดับ 1 มะนาว ve บาน สำหรับครั้งแรก อุ่นใจ ไม่ จริง ๆ ถั่วอลิซแรกที่ผมคิดว่า ผมอยู่ในอาการปวด ให้หยุดตรงกลาง แต่อลิซก็ฉลาด ได้คุ้นเคยกับมายากลของเขาเอง สัญญา และปลอดภัยถ้าคุณมีบานหน้าต่างได้มะนาว ในความเป็นจริง อย่างใด เราไม่มีแล้วมันทำงานด้วยดี ผมคิดว่า กันเป็นครั้งแรกที่ไอ้ดี นอกจากนี้ มะนาวได้เพียงแค่ลบความเจ็บปวดมากเกินไป คุณตั้งข้อสังเกตที่เกี่ยวกับความรู้สึกของอื่น ๆ กว่าปกติถนน พบที่ถ้า มีสีขาวยาวห้อง เวลาค่อย ๆ กู้คืน MP ในการผลิตน้ำโดยใช้น้ำปลาแซลมอนต้องน้ำชำระร่างกายของผู้อื่น แต่ คิด MP ทั้งหมดอายุสำหรับอันดับ 1 เรียกเมจิกได้ ไปเรียกน้ำหลายครั้ง มีปัญหาไม่เกี่ยวกับ MP ถูกกู้คืน รีเซ็ตเมื่อกู้คืน MP นี่จากประสบการณ์ อดีตไปซึ่งมันเป็นไป だけどこの白い部屋のなかでは、魔法が使いたい放題だ。 魔法の実験にはいいかもしれない。 もっとも、最初に出した水はすぐ床に落ちて、どこかにある排水溝に流れていってしまった。 改めて、同じ召喚魔法ランク１のサモン・コールドロンでつくり出した大鍋に水を貯め、それで身体を洗った。 アリスが身体を洗っているのを見て、ふたたびぼくの戦意が湧いたため、こうした努力は無駄になった。 そういった話は置いておくとして。 ぼくとアリスは、召喚魔法のランク２、サモン・クロースで呼び出した白い絹布を身にまとい、部屋の壁に並んで背を預ける。「カズさんのこと、聞いてもいいですか」「つまらない話しか、できないよ」「志木先輩のこと、ええと……あのひとと、なにかあったんですか」 ああ、うん、やっぱりそういう話か。 胸の奥がきゅっと痛む。 アリスは、身体をこわばらせたぼくの肩を、そっと抱き寄せた。「無理はして欲しくないです。でも、カズさんのことを知りたいんです」 そういって、うるんだ瞳でぼくを見上げる。 ……その目は、反則だ。「いやな気分になる話だよ」「はい。それでも、です」 ぼくは、話した。 憎いあいつのこと。あいつに受けた仕打ちのこと。 ぼくがとことんまで追いつめられて、人間不信だったこと。落とし穴は、あいつを殺すために掘っていたこと。 クラス全体、いや高等部全体が彼の味方であったこと。 そして志木縁子、彼女もまた、同調圧力に取りこまれていたこと。「冷静に考えて、ぼくに彼女を恨む資格なんてないと思う。彼女の行動は、当然の処世術だ。彼女にはなんのちからもないんだから、おおきな流れに身を寄せるのは当たり前のことだ」 ぼくは淡々と語った。 語っているうちに、心の整理ができてくる。 そう、志木さんは悪くない。それでも納得はできないけど、だからといって彼女を不当に貶めるべきではない。 だいいち、いまの彼女は、ぼくなんかが追い打ちする必要がないくらい深く傷ついている。 アリスに抱え起こされたあと、彼女と目があったときの、あの表情を思い出す。 罰が当たったのだ、と自嘲していたようにも見えた。 もちろん、ぼくには、なお彼女を罰する権利があるといい張れる。その方法もある。 そう、いまのぼくには、ちからがある。 その気になれば、志木縁子を排除することだって可能なのだ。「ぼくが志木さんに復讐するっていったら、きみはぼくを軽蔑する？」「しません。わたしに、そんなことをする権利なんてありません」 かたい表情で、アリスはいう。「きみはもっと、聖人君子かと思った」「いまのカズさんの話を聞いて、高等部のひとたちを軽蔑して、殴ってやりたいと思ったくらいには、わたし……」 アリスは胸もとで、かたく拳を握った。「わたしが大人しくて、静かな子だったって、いいましたよね」「聞いた気がするな」「それって、わたしは運動が苦手だったからでもあります。わたしは弱いから、おとなしく、目立たないようにって。誰かがいじめられてても、見て見ぬふりでした。……志木さんと、あまり変わりません」 そういって、許しを請うように、ぼくを見る。「わたしのこと、軽蔑しました……よね」 答えのかわりに、ぼくはアリスの頭を両手で抱えて、胸もとに抱き入れた。「アリスがぼくになにかしたわけじゃない。自分の手が届かない範囲のことまで考える必要なんてない」「はい」「きみまで志木さん

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เรื่องราวที่ 15 ในห้องสีขาวในการทดลองใช้ Network Magic

Elite ต่างๆและไม้โอ๊คและการต่อสู้เพื่อชิงรางวัลมีขนาดบางมากได้
แต่ฉันก็ยังทำการรบได้
อลิซเพราะฉันต้องการบันทึกได้ ไม่มีใครจะเชื่อว่ามันไม่ได้
เป็นการตั้งค่าที่ถูกต้องและฉันเชื่อว่าได้ ฉันเชื่อว่าใครบางคนที่ทรยศมือข้างที่เขาก็นึกกลัวขึ้นมา
อยู่บนพื้นฐานการให้บริการนี้ควรบันทึกไว้ด้วยว่าได้ เธอไม่ได้เช่น
Monster ที่อยู่ในมือของที่ไม่สมเหตุสมผลและผมก็ไม่ได้ผมก็ทนไม่ได้แล้ว

ประมาทเลินเล่อ , ลักษณะการทำงานที่ไม่ลงตัว
แต่ฉันก็ไม่รู้สึกเสียใจ

และ ,