07. 狼との遭遇前話のあらすじ:女の子の上になったり上になったりくんずほぐれつ。(誤字じゃありません) 7 おれはリリィに魔法で水を用意さ การแปล - 07. 狼との遭遇前話のあらすじ:女の子の上になったり上になったりくんずほぐれつ。(誤字じゃありません) 7 おれはリリィに魔法で水を用意さ ไทย วิธีการพูด

07. 狼との遭遇前話のあらすじ:女の子の上になったり上になったりくん

07. 狼との遭遇
前話のあらすじ:
女の子の上になったり上になったりくんずほぐれつ。
(誤字じゃありません)



おれはリリィに魔法で水を用意させると、加藤さんに体を清めるように言っておいて、一足先に小屋を出た。

手伝いとして、ローズを残してある。
姿かたちが人とは違うローズの方が、彼女も体を晒しやすいだろうと思ったからだ。

加藤さん自身は、手伝いは要らないと断ったのだが、何度か勧めるとおれの提案を受け入れた。

これが正しい判断かどうかは、男のおれにはわからない。
ましてや、ローズを彼女につけた目的の半分は、彼女の監視であることを考えれば、これが彼女のためだなんて、口が裂けても言えはしなかった。

「ご主人様。本当に、あの子を連れていくの?」
「いきなりそれか」

小屋を出た途端に、リリィがちょっと抑えた声で尋ねてきたので、おれはつい苦笑してしまった。

「笑わないでよ、もう」
「悪い」

リリィは拗ねたように、桜色の唇を尖らせている。
そうすると、彼女はひどく幼く見えた。

「おれの判断が不満か?」
「ご主人様の決定なら反対なんてしないよ」
「それはおれの質問への返答になってないな」

リリィはおれが決定したことだから従うが、かといって、納得したわけでもないということだ。

こうして二人きりになった時を見計らって尋ねてきたのも、我慢出来なかったからだろう。

勿論、反対されたからといって、不快になんて感じない。
不満に思っているその理由というのが、おれの身が危険にさらされるからであることは、わかりきっていたからだ。

「別に身を挺してでも守ってやれ、なんてことを言っているわけじゃない。余裕があればで構わない。自分の身を一番に考えて、次におれを、三番目に加藤さんを気にしてやっていればいい。ほら。優先順位は単純だろう? 間違えることはない」
「いきなり順番の一番目と二番目を間違ってるけど」
「とにかく、彼女自身に戦う力はないからな」

この話は恐らく平行線だろうと判断して、おれは話を先に進める。

「彼女自身がおれたちにとって危険な存在になることは考えられない。彼女が同行することで、小さな不都合がいくつか出るだろうが、こちらも許容範囲だと思う」
「逆に言うと、多少なり不都合が出るのに、加藤さんを守ってあげようってことだよね? ほら、わたしの正体を隠したりだとか」
「窮屈ならバラしても構わないぞ。それほど意味のあることじゃない。あくまで念のためだからな」
「話が逸れてるよ、ご主人様。誤魔化されてなんてあげないんだから」

リリィは不満というよりも、むしろ不安そうな顔をしていた。

「そんなにあの子が大事なの?」
「そうじゃない」

おれは綺麗な亜麻色の頭を撫でた。

「おれが守りたいのは、多分、おれの中にある形も定かじゃない『何か』なんだと思う」
「何か?」
「昨日、おれは加藤さんを保護した。勢いだろうが、成り行きだろうが、何だろうが、彼女を保護したという事実は変わらない。拾った猫をもう一度捨てるのは無責任だ――なんて喩えると陳腐だけどな。おれには責任があるし、その責任は果たさなければいけない」

……と思う。
思ってしまう、という方が正確かもしれない。

その理由は、道徳心や倫理観では決してないだろう。なにせ、おれは既に三人の人間を殺す禁忌を犯している。

それでは、何故なのか。
そう問われても、おれにはおれの心がわからない。

だから『何か』としか言いようがない。そういうことだった。

「ご主人様は――」

リリィは大きな瞳におれを映し出して何か言いかけ、言葉が見つからなかったのか少し困ったように笑った。

「ご主人様は、真面目だね」
「つまらないとは、よく言われる」
「それは違うよ」

それは何処か懐かしい感触を覚える会話だった。

「ご主人様は、そうじゃない」

リリィは頭をおれの二の腕に押しつけるようにした。

「だから、うん。ご主人様のためなら、わたしもあの子を守ってあげてもいい」
「そうか」

おれは頬を彼女の亜麻色の髪に擦り寄せた。

「ありがとう」

不思議だった。

こんな危険な森の中にいるというのに、この時、おれが感じていたのは幸せと呼ばれるものに他ならなかった。

恐らくだが、おれが失いたくないと思う『何か』を取りこぼした時、こうした時間はなくなってしまうのではないか……

そんなことを、ただ漠然と考える。

そして、ふと気がついた。

それが正しいとするのなら、おれが本当に守りたいものは、この掛け替えのない幸福のひとかけらなのかもしれない。

***

加藤さんが体を清め終わるのを待って、おれたちは小屋をあとにした。

「忘れ物はないか? この場所に戻るつもりはないから、持ち物があれば全部持ってきてくれよ」
「……はい」
「あれ? この小屋、ご主人様は放棄するつもりなんだ?」

今朝からずっとおれの腕を抱え込んだままのリリィが、斜め下から尋ねてくる。

加藤さんがちらりとリリィを見た。

だが、何も言わない。
彼女は何も尋ねない。

おれたちと同じ日本から異世界転移してきた学生に見えるリリィが、同じ学生であるはずのおれのことを「ご主人様」呼ばわりしていることに、不審を抱いている様子がないわけではない。

それなのに、これまで何も尋ねてこないのは、どういった意図があってのことだろうか。

考えてみるが、答えは出ない。
尋ねてみればいいのだろうが、藪蛇という言葉もある。
また、それが良からぬことであるのなら、素直に答えるはずがない。聞いたところで意味はないだろう。

なんというか、歯がゆい。

リリィにせよ、ローズにせよ、パスで繋がっているので何となく意思疎通が出来ているし、何よりおれは彼女たちを信頼している。
そういう意味で、加藤さんの存在はストレスだった。

とはいえ、人間を同行させることが、こういう結果を招くことはわかりきっていたことでもある。

ここは我慢するしかないか。

「ご主人様」
「ああ、えっと、そうだな」

益体もない考えを切り上げて、おれはリリィに顔を向ける。

「この小屋にはモンスターを遠ざける結界みたいなものが張られていた。だが、今はそれもない。わざわざ拠点をこんな目立つものにする必要もない」

おれが警戒しているのは、モンスターだけではない。人間もまた、おれにとっては仮想敵だった。

その点、あまりにもこの山小屋は悪目立ちし過ぎていた。

ただ、加藤さんを連れている以上、彼女の身柄を保護してもらうために一度は人間と接触する必要があることだけは、念頭に置いておかねばならないが。

ベストなのは、こちらから人間の集団を発見し、規律を保っているかどうかを確認した上で、おれたちは彼らに接触することなく加藤さんだけを送り出すことだ。

まあ、そう上手くはいかないだろうが。

「じゃあ、行くか」
「うん」
「……はい」

元気の良いリリィと、対照的にダウナーな加藤さんの了承を得て、おれたちは小屋をあとにした。

前衛であるローズを先頭に、遠距離攻撃手段を持つリリィが後衛兼、おれと加藤さんの二人の護衛を務めるかたちで、深い森の中を進んでいく。

「加藤さん。森の中を歩くのは、体に負担がかかる。疲れた時は早めに言ってくれ」
「いえ。大丈夫、です。……すみません」
「ご主人様こそ疲れてない?」
「ああ、おれは大丈夫だ」

流石のリリィも、今はおれの腕を離している。

離れていくぬくもりを名残惜しいと感じてしまったことは、多分、パスを通じて気付かれてしまっているのだろう。

こういう時だけそれを不便だと感じてしまうのは……少々おれも勝手が過ぎるかもしれない。

モンスターに遭遇することなく、おれたちが異変を見付けたのは、何度かの休憩を挟みながら数時間ほども歩いた頃のことだった。

「……腐臭?」

おれは思わず鼻筋に皺を寄せてつぶやいた。

何かが腐ったような強烈な臭いがした。

「どうするの、ご主人様?」
「そうだな」

この一行のリーダーはおれだ。
満足に自分の身を守ることさえ出来ない情けないリーダーではあるが、決断だけはおれがくださなければならない。こればっかりは、リリィやローズを頼るわけにはいかないのだ。

異変を察知できたのはいい。
だが、さて、どうしたものだろうか。

近づくのは危険かもしれない。
だが、この森の中で危険ではない場所などない。

異常がわかりやすいかたちで顕れてくれているのだから、こっそりと様子を窺うことが出来る分、むしろ危険は少ないとも考えられる。

「行こう」

考えていたのは数秒のことだった。

「加藤さんもそれでいいな?」
「……はい」

おれたちは鼻が曲がりそうな臭いのもとへと向かっていった。
あれだけ濃かった森の臭いが、徐々に押しのけられていく。

ほどなくして、五人ほどの学生のものと思われる死体が散らばっているのを、おれたちは発見した。

五人『ほど』という曖昧な言い方となってしまった原因は、『散らばっていた』という本来使うべきではない単語にも表れている。

「これは……酷いな」

ばらばらに食い散らかされた肉片として、彼らの死体は存在したのだった。

少し離れた場所から、様子を少しうかがったあとで、もはや脅威は去っていると判断したおれたちは、現場へと足を踏み入れた。

「見た感じだけど、大型の獣に喰い殺された、みたいな?」

おれにはわからない死因を、リリィが推測してくれた。

「モンスターにやられたってことか」
「多分ね」
「そうか。詳しく調べれば、ひょっとして、もう少し何かわかるかもしれないな」

といって、死体に近づこうとしたおれは、ふと足をとめてしまった。

以前の水島美穂の時と違って、死体は死後時間が経過している。
腐敗が進んでおり、死体には蠅がたかっていた。

既に殺人を経験してしまったおれだったが、こういうことは、また少し勝手が違っているものらしい。

だが、これはやらなければいけないことだ。
此処で人が死んでいるということは、明確な脅威が存在するということだ。

この惨劇は十中八九モンスターによるものだろうが、たとえば、これがコロニーでおれが聞いたことのないモンスターによる犯行である可能性もある。

此処でヒントを得なかったことで死ぬ羽目になっても、後悔は先に立たない。

「それじゃあ、調べるぞ。……って、何だ、ローズ?」

気を取り直して一歩踏み出したおれだったが、目の前に木製の手が突き出されて、再び足をとめることになった。

その代わりに、ローズが一歩前に出た。

「ひょっとして、お前がやるってのか?」

パスを伝って、肯定の意思が返ってきた。

「お、おい……」

珍しくおれの承諾を得る前にローズは動き出し、死体の検分を始めてしまった。

彼女は黙々と……というのは、口がきけないので当然だが、散らばっている学生たちの死体を調べ始めた。

その背中からはこれは自分がやらなければいけない、という一種の義務感さえ感じ取れた。

「ねえ。ローズは護衛に回ってもらって、わたしが調べた方がいいんじゃないかな? あとでご主人様に報告もしやすいし」

リリィが提案するが、それもローズは手で制する。

ローズは手早く遺留品を並べて確認していく。

おれたちは、それを少し離れた場所で見ていることになった。

そうしている間、おれは目の前の死体に完全に意識を取られていた。

あとから考えれば、それは、致命的な隙だったに違いない。
危うく命さえ失ってしまいかねない程に。

「ご主人様!」

不意にリリィが、鋭く警戒の声をあげた。

注意を余所に逸らしていたとはいえ、最低限の警戒心だけは働いていたのか、おれの体は警告に辛うじて反応してくれた。

「な――!?」

振り返る視界に、茂みから飛び出す何かが映った。

「やぁぁあ!」

と見えた時には、その何かにリリィが突進していた。

文字通りの体当たりだ。

魔法を使う暇はなかった。
手にした槍を使わなかったのは、それでは襲撃者の突進を確実にとめることは出
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07. พบกับหมาป่าข้อสรุปเรื่องก่อนหน้านี้:ผู้หญิง และ hogu แย่งชิงช่วง() typographical ไม่ 7 เพื่อน บอกฉันว่างน้ำมหัศจรรย์ลิลลี่ และลบตัวซ้ายเท้าหนึ่งนายกาโตฮัทไป เป็นความช่วยเหลือ ออกจากกุหลาบ กุหลาบลักษณะจะแตกต่างจากบุคคลที่เปิดเผยร่างกายของเธอได้คิด แนะนำหลายครั้ง และไม่ต้องการความช่วยเหลือกับนายกาโต เองเปิดลง แต่การยอมรับข้อเสนอของฉัน คน ทราบว่า นี่คือการตัดสินใจที่เหมาะสม ริมฝีปากของฉันมีวัตถุประสงค์เพียงอย่างเดียว โรสได้ครึ่งของเธอ การเฝ้าระวังของเธอก็เธอ ฉันสามารถที่ จะพูดไม่ดูหลัก จริงนำลูกนั้นหรือไม่ 」"ก็ได้? " ถามเสียงทันทีที่ฉันซ้ายฮัท และลิลลี่น้อย ดังนั้นฉันสิ้นสุดขึ้นเพียงหัวเราะ"หัวเราะ ฉัน ''ไม่ดี' ริมฝีปากสีชมพูรายงานลิลลี่ชอบ sulky การทำ และเธอมองหนุ่มชะมัด"คุณตัดสินข้อร้องเรียนของฉัน 」การตัดสินใจของสามีถ้าฉันไม่ตรงกันข้าม"มันไม่ได้ตอบกลับคำถามของฉัน, " จากของลิลลี่ เลือกฉัน ตาม หรือว่า ถูกหลอกลวงแต่หมายถึงไม่ คงจะไม่ยืนมองดังสองคนเดียว ได้รับการขอเกินไป และ แน่นอน จากฝ่ายค้าน ไม่รู้สึกอึดอัด มันเปิดออกที่ frustrates สาเหตุที่ร่างกายของฉันเป็นความเสี่ยงจาก การ"มันไม่พูดว่า ฉัน รักษา โดยย้ายตัวเองออกไปอีก ถ้าคุณมีในใจ คิดเกี่ยวกับตัวเอง แล้วจิตใจของฉันที่สามของนายกาโตทำถ้าของคุณดี ที่นี่คุณไป เรื่องสำคัญหรือไม่ ไม่เคยทำความผิด"แต่เห็นก็เปิดและไม่ถูกต้องสอง '"ไม่มีอำนาจในการต่อสู้กับเธอเองต่อ จากการ ' เรื่องนี้อาจเป็นการ Parallels ฉันพูดไป"ไม่คิดว่าตัวเองจะ มีอันตรายเรา ให้กับเธอ จะได้รับความไม่สะดวกบางเล็ก คิดว่า ยังยอมรับช่วง""ฉันจะปกป้องนายกาโตมากลายเป็นค่อนข้างไม่สะดวก และในทางกลับกัน ว่าคุณ?? หรือคุณทราบ เป็นที่ซ่อนตัวของฉัน""ถ้า cramped กุหลาบแม้ว่าฉันไม่สนใจ ไม่มากที่ สำหรับความสนใจจากการ '"พวกเขาพูดถึงคุณ ที่รัก ฉันให้เธอที่誤魔化さ" ลิลลี่ไม่สบาย แทนจะ มีใบหน้าไม่สบายใจ"เพื่อให้เด็กมีความสำคัญหรือไม่ 」'ไม่ใช่' ฉันแบบขีดลงหัว flaxen สวยงามต้องป้องกันฟอร์มที ส่วนหนึ่งของฉันเป็นยังบาง ''?' อะไร 」"เมื่อวานนี้ ป้องกันนก เปลี่ยนความจริงที่ว่าเธอโมเมนตัมจะรอ และดูรักษาความปลอดภัย หรืออะไรก็ตาม คำว่าฉันโยนแมวรับขึ้นอีกเป็นหลาย - corny แต่เป็นการ มีความรับผิดชอบ และต้องปฏิบัติตามความรับผิดชอบ …… ฉันคิดว่า คิดว่า อาจจะมีความถูกต้อง จะไม่เหตุผลศีลธรรมและจริยธรรม หลังจากที่ทุก ฉันผิดของข้อห้ามใช้ฆ่าคนที่สามแล้ว ดังนั้น ทำไม นอกจากนี้ยัง ถูกสอบสวนเพื่อไม่รู้หัวใจของฉัน จึง บอกว่า 'อย่างไร' ไม่ มันเป็นเพียงว่า"ฉันเป็น —" ลิลลี่เป็นใหญ่ตาสะท้อนเรียกฉันว่าอะไร เป็นอะไรหัวเราะอายเล็กน้อยไม่"นายเป็นเรื่องที่รุนแรง"น่าเบื่อ และมักจะกล่าวว่า""มันไม่แตกต่างกัน" ความรู้สึกที่คิดอยู่จำบทสนทนาได้"นายไม่ได้ ' ลิลลี่ถูกหัวกดกับแขน"จากที่ ใช่ สามีดีกับฉันเธอปกป้องเธอ '"ดังนั้น" แก้มของฉันดึงผมของเธอ flaxen rubbed"ขอบคุณ" ก็แปลก คนมีมัก และแม้ว่ากำลังดังกล่าวอันตรายป่า ตอนนี้ ผมรู้สึกมีความสุข บางที คุณจะทำงานของผมคิดว่า ผมจะไม่สูญเสีย "สิ่ง" เวลาได้ เวลานี้ระหว่าง... ดังนั้น คุณคิดว่า คลับเท่านั้น และก็รับรู้ หนึ่งและถูกว่า ถ้าผมอยากจะปกป้องชิ้นส่วนของล้ำค่านี้ ความสุขอาจ *** รอจบค่าชำระร่างกายของนายกาโต เราทำหลังจากฮัท' ไม่พบหรือไม่ ผมมาเรื่อย ๆ ทั้งหมดถ้าไม่กลับไปยังสถานที่นี้ จาก '「…… ใช่"ให้มี นี้ฮัท นายจะให้ของขึ้นหรือไม่ 」 ตั้งแต่เช้านี้ถือแขนเป็น ลิลลี่ถามจากทแยงภาย ลิลลี่ของนายกาโต glanced ที่ แต่ไม่พูดอะไร เธอถามอะไร ลิลลี่ดูเหมือนจะ มีโลกอื่นเปลี่ยนจากเราเหมือนนักเรียนญี่ปุ่นมีนักเรียนเหมือนที่ควรเป็นสามีไม่ประจักษ์สงสัยได้กล่าวว่า ไม่ วัตถุประสงค์อะไรจะเคยถามอะไร คิดคำตอบเป็นไม่ อาจผมถาม มีคำ藪蛇 ยัง ไม่ได้ทรงตอบ ถ้าเป็นที่เลว จะได้ยินไม่เหมาะสม หรือควรฉันว่า ระคายเคือง และการสื่อสารอย่างใดเชื่อมต่อ โดยเส้นทางหรือลิลลี่ กุหลาบ ดังนั้น อะไรผมไว้ใจพวกเขา สถานะของนายกาโตได้ไม่เครียด ใน อย่างไรก็ตาม สามารถนำไปสู่ผลลัพธ์ดังกล่าวจะให้กับคนยังเปิดออกได้ แต่ไม่ใส่นี่'หลัก'"อา เอ๊ะ ถูกต้อง ' ออกจากรอบมีความคิด ฉันลิลลี่เปิดหน้าดูอุปสรรคนี้ฮัทเก็บมอนสเตอร์ เหมือนกับกับมัน แต่ตอนนี้ ไม่ ไม่ต้องยุ่งอะไรโดดเด่นถึงฐาน" ผมระมัดระวังไม่เพียงมอนสเตอร์ มนุษย์ เกินไป มีศัตรูเสมือนสำหรับฉัน จุด แย่ลอดจ์นี้โดดเด่นมีมากเกินไป และ จำเป็นต้องจำไว้อยู่เท่าที่มีจะต้องมีป้องกันบุตรของเธอมากกว่า อย่างไรก็ตาม ได้นำนายนายกาโต เมื่อติดต่อกับมนุษย์ มีการส่งเฉพาะนกยูงส่วนค้นพบประชากรมนุษย์จากที่นี่ รักษาวินัย ติดต่อเราด้วย จะไม่ไปดี ดีคุณจะ แล้วไปใช่「…… ใช่ การอนุมัติของนายกาโตของลิลลี่ที่หยัดดี ตรงข้าม Downie เราห้องโดยสารหลัง ลิลลี่กุหลาบในทัพหน้าเริ่มต้น ด้วยวิธีโจมตีแสก ๆ rearguard ที่ 2 พระราชบัญญัติของเราและของนายกาโตพิทักษ์ จะไปในป่าลึก"นายนายกาโต เดินในป่าใช้ภาระร่างกาย แจ้งให้ทราบล่วงหน้าเมื่อเหนื่อย '"แม้ว่า และถูกครับ …… ขอ '"ไม่เหนื่อยคือหลักของฉัน 」"โอ้ ฉันไร" แม้ว่า ลิลลี่จะเดี๋ยวนี้เก็บแขน ว่า ฉันรู้สึกอบอุ่นไป regretfully และบางทีเส้นทางส่งได้นั้นจะ จะรู้สึกแบบนี้ไม่สะดวก น้อยเกินไปฉันมากเกินไป rants โดยไม่ทำให้มอนสเตอร์ เราพบสิ่งผิดปกติได้ซึ่งเมื่อฉันเดินชั่วโมงขณะบางแบ่ง「…… กลิ่น 」 ฉัน instinctively รอยย่นจมูก tweeted ที่เข้มข้นกลิ่นสิ่งเน่า"สำหรับคุณ ที่รัก 」"ใช่ ฉันเป็นผู้นำของพรรคนี้ คือไม่ว่าผู้อ่านจะไม่สามารถปกป้องการตัดสินใจของพวกเขาเท่านั้นที่ไม่ไปฉัน ซึ่งไม่สามารถพึ่งพาลิลลี่และกุหลาบไม่ ฉันสามารถตรวจพบสิ่งผิดปกติ แต่ตอนนี้ เราทำอะไร วิธีอาจเป็นอันตราย แต่ไม่ได้อันตรายในป่านี้ -เรามีการแอบดูฉันปรากฏในรูปร่างจะง่ายต่อการเข้าใจ เพราะ ค่อนข้างน้อยความเสี่ยงถือเป็นการ'ลองไป' ก็ที่คิดว่าเห็นเธอนั้นดีหรือไม่ 」「…… ใช่ เรากำลังมุ่งหน้าไปกลิ่นจมูกโค้ง เท่านั้นที่จะกลิ่นไม้หนาผลักไปเรื่อย ๆ Littered กับศพเร็ว ๆ นี้ คาดว่าจะมีนักเรียนประมาณ 5 เราค้นพบ ห้าคน "ดังนั้น ' ที่คำที่คลุมเครือและมีในต้นฉบับควรใช้ไม่คำว่า"กระจาย""นี้... ความกลัว ' ร่างกายของพวกเขาอยู่นอกเหนือระเบียบกินเนื้อสัตว์เป็นได้ เราตัดสินใจในภายหลังยืนขึ้นเล็กน้อย และดูเล็กน้อยไป ออกจากคุกคามไม่ตั้งฝ่าเท้าฉาก"แต่มันดูสัตว์ใหญ่ที่กินถูกฆ่า เช่น 」 สาเหตุไม่รู้ใครเดาลิลลี่"ก็ฉันมอนสเตอร์""บางทีการ"' อยู่ที่นั้น ใกล้ บางที อาจพบบางสิ่งบางอย่างเพียงเล็กน้อย" กล่าวว่า พยายามที่จะเข้าหาศพสิ้นสุดเท้าหมีก็ ซึ่งแตกต่างจากในช่วงก่อนหน้านี้มิซุชิมะมิโฮะ ศพผ่านเวลาหลังจากตาย เพิ่มความเสียหายในศพแมลงมีตูดได้ ฉันมีประสบการณ์อยู่แล้วฆ่าได้ แต่นี้สิ่ง ยังน้อย rants แตกต่างจากสิ่งที่ดูเหมือนจะ อย่างไรก็ตาม คุณจำเป็นต้องทำเช่นนี้ มันเป็นที่ล้างคุกคามมีที่คนจะตายที่นี่ ระบาดนี้จะ โดยมอนสเตอร์ 10 วัน มี เช่น อาจเป็นชินวัตรโดยที่ผมได้ยินในอาณานิคมแต่สัตว์ประหลาดนี้ได้ แม้สิ้นสุดค่าตายที่นี่ไม่ได้รับคำแนะนำ ที่จะไม่ริเกร็ต"มันจะตรวจสอบ …… ดังนั้น สิ่งโรส 」 ที่ขยายหน้ามือไม้ เอาขั้นตอนที่ไม่ได้กีดกันฉัน แต่เป็นอีกครั้งรำลึกขา แทน โรสไปหนึ่งขั้นตอนล่วงหน้า"บังเอิญใด ๆ คุณทำเพื่อ?? 」 ตลอดเส้น กลับมาตัดสินใจบวกคุณ เพื่อน... ' ก่อนการอนุมัติของฉันปกติกุหลาบ และเริ่มตรวจสอบศพ เธออยู่เบื้องหลัง เริ่มต้นจากการตรวจสอบนักเรียนเรื่องใบ้ให้เป็น littered กับศพ ขึ้งแม้จากด้านหลังทำเองประเภทของความรับผิดชอบ' เฮ้ กุหลาบได้รอบเพื่อพิทักษ์ ผู้ตรวจสอบ ฉันจะไม่ฉัน แล้ว ภายหลังยังรายงานต่อสามีของเธอเป็นแนวโน้มที่จะ" ลิลลี่แนะนำ มันยัง clinch กุหลาบในมือ กุหลาบความเร็วซ้ายด้านหลังยังดู เราจะเห็นในนั้นนิดเดียว ดังนั้น ในขณะที่มีการนำศพของฉันหน้าหมดสติ ให้ในภายหลัง ได้โอกาสร้ายเดิมพัน ขณะที่สามารถ jeopardize ชีวิตสูญหาย"นาย 」 โดยฉับพลันให้มีเสียงเตือนคมลิลลี่ แม้ว่าความสนใจนั้นถูกต้นไม้เก็บในโคลัมบัส ได้ทำเฉพาะยอดเงินต่ำสุดของ wariness หรือร่างกายของฉันแทบไม่ได้ตอบสนองคำเตือน「な――!? 」 สะท้อนสิ่งที่อยู่ในสายตาไปที่พุ่มไม้"และ AAA 」 เมื่อฉันเห็น และรีบลิลลี่จะทำได้ มันเป็นอักษร slams ร่างกาย ไม่มีเวลาในการใช้เวทมนตร์ ไม่ใช้ถูกหอกในมือของได้ดังนั้นสามารถโจมตีวิ่งใจที่ออก
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07. 狼との遭遇
前話のあらすじ:
女の子の上になったり上になったりくんずほぐれつ。
(誤字じゃありません)



おれはリリィに魔法で水を用意させると、加藤さんに体を清めるように言っておいて、一足先に小屋を出た。

手伝いとして、ローズを残してある。
姿かたちが人とは違うローズの方が、彼女も体を晒しやすいだろうと思ったからだ。

加藤さん自身は、手伝いは要らないと断ったのだが、何度か勧めるとおれの提案を受け入れた。

これが正しい判断かどうかは、男のおれにはわからない。
ましてや、ローズを彼女につけた目的の半分は、彼女の監視であることを考えれば、これが彼女のためだなんて、口が裂けても言えはしなかった。

「ご主人様。本当に、あの子を連れていくの?」
「いきなりそれか」

小屋を出た途端に、リリィがちょっと抑えた声で尋ねてきたので、おれはつい苦笑してしまった。

「笑わないでよ、もう」
「悪い」

リリィは拗ねたように、桜色の唇を尖らせている。
そうすると、彼女はひどく幼く見えた。

「おれの判断が不満か?」
「ご主人様の決定なら反対なんてしないよ」
「それはおれの質問への返答になってないな」

リリィはおれが決定したことだから従うが、かといって、納得したわけでもないということだ。

こうして二人きりになった時を見計らって尋ねてきたのも、我慢出来なかったからだろう。

勿論、反対されたからといって、不快になんて感じない。
不満に思っているその理由というのが、おれの身が危険にさらされるからであることは、わかりきっていたからだ。

「別に身を挺してでも守ってやれ、なんてことを言っているわけじゃない。余裕があればで構わない。自分の身を一番に考えて、次におれを、三番目に加藤さんを気にしてやっていればいい。ほら。優先順位は単純だろう? 間違えることはない」
「いきなり順番の一番目と二番目を間違ってるけど」
「とにかく、彼女自身に戦う力はないからな」

この話は恐らく平行線だろうと判断して、おれは話を先に進める。

「彼女自身がおれたちにとって危険な存在になることは考えられない。彼女が同行することで、小さな不都合がいくつか出るだろうが、こちらも許容範囲だと思う」
「逆に言うと、多少なり不都合が出るのに、加藤さんを守ってあげようってことだよね? ほら、わたしの正体を隠したりだとか」
「窮屈ならバラしても構わないぞ。それほど意味のあることじゃない。あくまで念のためだからな」
「話が逸れてるよ、ご主人様。誤魔化されてなんてあげないんだから」

リリィは不満というよりも、むしろ不安そうな顔をしていた。

「そんなにあの子が大事なの?」
「そうじゃない」

おれは綺麗な亜麻色の頭を撫でた。

「おれが守りたいのは、多分、おれの中にある形も定かじゃない『何か』なんだと思う」
「何か?」
「昨日、おれは加藤さんを保護した。勢いだろうが、成り行きだろうが、何だろうが、彼女を保護したという事実は変わらない。拾った猫をもう一度捨てるのは無責任だ――なんて喩えると陳腐だけどな。おれには責任があるし、その責任は果たさなければいけない」

……と思う。
思ってしまう、という方が正確かもしれない。

その理由は、道徳心や倫理観では決してないだろう。なにせ、おれは既に三人の人間を殺す禁忌を犯している。

それでは、何故なのか。
そう問われても、おれにはおれの心がわからない。

だから『何か』としか言いようがない。そういうことだった。

「ご主人様は――」

リリィは大きな瞳におれを映し出して何か言いかけ、言葉が見つからなかったのか少し困ったように笑った。

「ご主人様は、真面目だね」
「つまらないとは、よく言われる」
「それは違うよ」

それは何処か懐かしい感触を覚える会話だった。

「ご主人様は、そうじゃない」

リリィは頭をおれの二の腕に押しつけるようにした。

「だから、うん。ご主人様のためなら、わたしもあの子を守ってあげてもいい」
「そうか」

おれは頬を彼女の亜麻色の髪に擦り寄せた。

「ありがとう」

不思議だった。

こんな危険な森の中にいるというのに、この時、おれが感じていたのは幸せと呼ばれるものに他ならなかった。

恐らくだが、おれが失いたくないと思う『何か』を取りこぼした時、こうした時間はなくなってしまうのではないか……

そんなことを、ただ漠然と考える。

そして、ふと気がついた。

それが正しいとするのなら、おれが本当に守りたいものは、この掛け替えのない幸福のひとかけらなのかもしれない。

***

加藤さんが体を清め終わるのを待って、おれたちは小屋をあとにした。

「忘れ物はないか? この場所に戻るつもりはないから、持ち物があれば全部持ってきてくれよ」
「……はい」
「あれ? この小屋、ご主人様は放棄するつもりなんだ?」

今朝からずっとおれの腕を抱え込んだままのリリィが、斜め下から尋ねてくる。

加藤さんがちらりとリリィを見た。

だが、何も言わない。
彼女は何も尋ねない。

おれたちと同じ日本から異世界転移してきた学生に見えるリリィが、同じ学生であるはずのおれのことを「ご主人様」呼ばわりしていることに、不審を抱いている様子がないわけではない。

それなのに、これまで何も尋ねてこないのは、どういった意図があってのことだろうか。

考えてみるが、答えは出ない。
尋ねてみればいいのだろうが、藪蛇という言葉もある。
また、それが良からぬことであるのなら、素直に答えるはずがない。聞いたところで意味はないだろう。

なんというか、歯がゆい。

リリィにせよ、ローズにせよ、パスで繋がっているので何となく意思疎通が出来ているし、何よりおれは彼女たちを信頼している。
そういう意味で、加藤さんの存在はストレスだった。

とはいえ、人間を同行させることが、こういう結果を招くことはわかりきっていたことでもある。

ここは我慢するしかないか。

「ご主人様」
「ああ、えっと、そうだな」

益体もない考えを切り上げて、おれはリリィに顔を向ける。

「この小屋にはモンスターを遠ざける結界みたいなものが張られていた。だが、今はそれもない。わざわざ拠点をこんな目立つものにする必要もない」

おれが警戒しているのは、モンスターだけではない。人間もまた、おれにとっては仮想敵だった。

その点、あまりにもこの山小屋は悪目立ちし過ぎていた。

ただ、加藤さんを連れている以上、彼女の身柄を保護してもらうために一度は人間と接触する必要があることだけは、念頭に置いておかねばならないが。

ベストなのは、こちらから人間の集団を発見し、規律を保っているかどうかを確認した上で、おれたちは彼らに接触することなく加藤さんだけを送り出すことだ。

まあ、そう上手くはいかないだろうが。

「じゃあ、行くか」
「うん」
「……はい」

元気の良いリリィと、対照的にダウナーな加藤さんの了承を得て、おれたちは小屋をあとにした。

前衛であるローズを先頭に、遠距離攻撃手段を持つリリィが後衛兼、おれと加藤さんの二人の護衛を務めるかたちで、深い森の中を進んでいく。

「加藤さん。森の中を歩くのは、体に負担がかかる。疲れた時は早めに言ってくれ」
「いえ。大丈夫、です。……すみません」
「ご主人様こそ疲れてない?」
「ああ、おれは大丈夫だ」

流石のリリィも、今はおれの腕を離している。

離れていくぬくもりを名残惜しいと感じてしまったことは、多分、パスを通じて気付かれてしまっているのだろう。

こういう時だけそれを不便だと感じてしまうのは……少々おれも勝手が過ぎるかもしれない。

モンスターに遭遇することなく、おれたちが異変を見付けたのは、何度かの休憩を挟みながら数時間ほども歩いた頃のことだった。

「……腐臭?」

おれは思わず鼻筋に皺を寄せてつぶやいた。

何かが腐ったような強烈な臭いがした。

「どうするの、ご主人様?」
「そうだな」

この一行のリーダーはおれだ。
満足に自分の身を守ることさえ出来ない情けないリーダーではあるが、決断だけはおれがくださなければならない。こればっかりは、リリィやローズを頼るわけにはいかないのだ。

異変を察知できたのはいい。
だが、さて、どうしたものだろうか。

近づくのは危険かもしれない。
だが、この森の中で危険ではない場所などない。

異常がわかりやすいかたちで顕れてくれているのだから、こっそりと様子を窺うことが出来る分、むしろ危険は少ないとも考えられる。

「行こう」

考えていたのは数秒のことだった。

「加藤さんもそれでいいな?」
「……はい」

おれたちは鼻が曲がりそうな臭いのもとへと向かっていった。
あれだけ濃かった森の臭いが、徐々に押しのけられていく。

ほどなくして、五人ほどの学生のものと思われる死体が散らばっているのを、おれたちは発見した。

五人『ほど』という曖昧な言い方となってしまった原因は、『散らばっていた』という本来使うべきではない単語にも表れている。

「これは……酷いな」

ばらばらに食い散らかされた肉片として、彼らの死体は存在したのだった。

少し離れた場所から、様子を少しうかがったあとで、もはや脅威は去っていると判断したおれたちは、現場へと足を踏み入れた。

「見た感じだけど、大型の獣に喰い殺された、みたいな?」

おれにはわからない死因を、リリィが推測してくれた。

「モンスターにやられたってことか」
「多分ね」
「そうか。詳しく調べれば、ひょっとして、もう少し何かわかるかもしれないな」

といって、死体に近づこうとしたおれは、ふと足をとめてしまった。

以前の水島美穂の時と違って、死体は死後時間が経過している。
腐敗が進んでおり、死体には蠅がたかっていた。

既に殺人を経験してしまったおれだったが、こういうことは、また少し勝手が違っているものらしい。

だが、これはやらなければいけないことだ。
此処で人が死んでいるということは、明確な脅威が存在するということだ。

この惨劇は十中八九モンスターによるものだろうが、たとえば、これがコロニーでおれが聞いたことのないモンスターによる犯行である可能性もある。

此処でヒントを得なかったことで死ぬ羽目になっても、後悔は先に立たない。

「それじゃあ、調べるぞ。……って、何だ、ローズ?」

気を取り直して一歩踏み出したおれだったが、目の前に木製の手が突き出されて、再び足をとめることになった。

その代わりに、ローズが一歩前に出た。

「ひょっとして、お前がやるってのか?」

パスを伝って、肯定の意思が返ってきた。

「お、おい……」

珍しくおれの承諾を得る前にローズは動き出し、死体の検分を始めてしまった。

彼女は黙々と……というのは、口がきけないので当然だが、散らばっている学生たちの死体を調べ始めた。

その背中からはこれは自分がやらなければいけない、という一種の義務感さえ感じ取れた。

「ねえ。ローズは護衛に回ってもらって、わたしが調べた方がいいんじゃないかな? あとでご主人様に報告もしやすいし」

リリィが提案するが、それもローズは手で制する。

ローズは手早く遺留品を並べて確認していく。

おれたちは、それを少し離れた場所で見ていることになった。

そうしている間、おれは目の前の死体に完全に意識を取られていた。

あとから考えれば、それは、致命的な隙だったに違いない。
危うく命さえ失ってしまいかねない程に。

「ご主人様!」

不意にリリィが、鋭く警戒の声をあげた。

注意を余所に逸らしていたとはいえ、最低限の警戒心だけは働いていたのか、おれの体は警告に辛うじて反応してくれた。

「な――!?」

振り返る視界に、茂みから飛び出す何かが映った。

「やぁぁあ!」

と見えた時には、その何かにリリィが突進していた。

文字通りの体当たりだ。

魔法を使う暇はなかった。
手にした槍を使わなかったのは、それでは襲撃者の突進を確実にとめることは出
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