171/210入会式 「では部屋へ行くか」 微妙な空気を察したのか、エステル男爵が助け船を出してくれた。 さっさと歩き出して先導する。 あり การแปล - 171/210入会式 「では部屋へ行くか」 微妙な空気を察したのか、エステル男爵が助け船を出してくれた。 さっさと歩き出して先導する。 あり ไทย วิธีการพูด

171/210入会式 「では部屋へ行くか」 微妙な空気を察したのか、エ

171/210
入会式

「では部屋へ行くか」

微妙な空気を察したのか、エステル男爵が助け船を出してくれた。
さっさと歩き出して先導する。
ありがたい。
俺もすぐに続いた。

何しろ後ろからは異様なプレッシャーが。
皇帝と公爵と伯爵を含む四人がついてくる。
セバスチャンやその他の職員は置き去りのようだ。

入会式はこのメンバーで行うのだろう。
パーティーメンバーでも立ち会えないらしいからな。
皇帝と一緒の入会式か。

エステルは、階段を三階まで上がり、廊下を進んで一番奥の扉を開けた。
つかつかと中に入っていく。
何もない普通の部屋だ。
俺が入ると、四人も続いた。

「思ったとおり問題なく入会できたようでよかった」
「はい」

公爵も入ってきて、少しだけ言葉をかわす。
続いて皇帝様ご一行。

皇帝の横に立った伯爵は、一目見て分かるいかつい武人だ。
皇帝の護衛だろうか。
豊かな口ひげを蓄え、頭髪の方はその分寂しげである。

上からのぞいたらバーコード一歩手前というところだろう。
背も高いから、ベスタでもなければ上から見下ろせないだろうが。

「よし。全員入ったな。準備が整い次第、隣の部屋でガイウス、カルロス、ミチオの入会式ならびに入会儀礼を行う」

部屋の奥まで進んだエステルが振り返り、全員を見渡した。
あくまで呼び捨てなのね。
伯爵じゃないもう一人の男も新規入会者らしい。
皇帝と一緒にロッジに入ってきたのだし、関係者なんだろうが。

「よろしく頼む」

皇帝がうなずく。

「よろしくお願いします」
「よ、よろしく」

皇帝が誰に対して言ったのか分からないが、もう一人の男も続いたので、俺も便乗して挨拶した。

「ガイウスとカルロスは第二位階、ミチオは第一位階での入会となる。入会式には最低会員三名の立ち会いが必要だ。本日は我の他、ガイウスとカルロスの推薦人であるブルーノ、ミチオの推薦人であるブロッケンが立ち会う」
「ブルーノだ」
「ブロッケンだ」

エステルの発言に続いて、伯爵と公爵が男爵の横に行く。
伯爵は推薦人だったのか。
さすがに皇帝は俺より上の位階での入会らしい。
よかった。

「では、三人はこの部屋でしばし待て」

挨拶をすませると、エステルが隣の部屋に行こうとする。
待て待て。
俺が皇帝と取り残されるのだが。
皇帝の関係者だろうもう一人の男も残るとはいえ。

すがるような視線を送るが、男爵も公爵も無視して隣の部屋に消えた。
まあ俺の事情なんか知ったこっちゃないわな。
伯爵まで皇帝を置いて入っていく。

前向きに考えよう。
逆に考えるんだ。
貴族の割合が六分の四から三分の一に減った、と考えるんだ。
定義にもよるが皇帝は貴族でないと考えれば、この場から貴族はいなくなったことになる。

「ミチオは人間族か」
「確かに、うけがわれられ」

無理。
皇帝から話しかけてくるとか。

「普段の言葉遣いでよいぞ。ロッジでは対等に話をすることが規定であろう。朕の周りの者が使うのは慇懃な言葉ばかりでな。市井の言葉が聞けると楽しみにしておったのだ」

それは皇帝陛下が相手では慇懃な言葉を使うだろう。

「わ、分かった」
「して、卿けいは人間族か?」

二人称までがおかしい。

「そうだ」
「だとすると相当に若いの。いくつになる」
「十七歳だ」

インテリジェンスカードを見れば年齢が分かる。
サバは読まない方がいい。

「その歳で入会か。非常に優秀なのだろうな」
「いや、それほどでも」
「いかん。いかんな。謙譲も過ぎれば悪徳となる。他の会員や、入会を認められなかった者たちのことも考えよ」

皇帝にたしなめられてしまった。
確かに、入りたくても入会を認められない人もいるだろうから、その人の前で優秀じゃないとは言えない。
皇帝の言うとおりか。
生まれつき持てる者は覚悟が違うようだ。

「なるほど」
「朕なども歳を取ってからの入会だからな」
「それもまた立派なことでは」
「言い訳をさせてもらうと、朕が本格的に迷宮に入るようになってから、まだ日も浅い。いろいろと忙しい身なのでな」

それはそうだろう。
皇帝なんだし。
逆になんで入るのかと問いたい。

「そうなのか」
「朕の役職などは秘密だが、朕の役目は継嗣を作ることだ」

朕とか言っている時点で秘密にする意思があるのだろうか。
しかしとりあえず、俺は知らなくていいことらしい。
俺は知らない。
この人が皇帝だとは知らない。

「後継ぎね」
「先祖より子孫へ伝えねばならんものがあるからな」

なんだろう。
江戸時代の名君、上杉鷹山みたいな。
国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべきものにはこれなく候、ってやつ。
国家は先祖から伝えられて子孫に残すものだから、君主が好き勝手にしていいものではないぞということだ。

朕は国家なり、とかの方が言いそうなのに。

「よく分からんが大変だな」
「朕が本格的に迷宮に入れるようになったのは、第一子が成長して十五歳になり無事成人してからだ。まだ十年にも満たん」

皇太子が十五歳になって後を継げるようになったので迷宮に入れるようになったと。
この世界では乳幼児の死亡率も高いだろう。
確実な後継者ができるまで好き勝手はできなかったらしい。

鑑定によれば皇帝は三十九歳だ。
その子どもが十年前に十五だと、現在は二十五歳。
あれ。
微妙に計算合わなくね?

「あー」
「何か不審な点でも?」
「それにしては若く見える」
「言ったであろう。それが朕の役目であると」

十四歳にしてやりまくりなのか。
妊娠期間を一年見れば、十三歳からやりまくりということになる。
十五歳で成人だからそこからだとしても、十五にしてやりまくりだ。
皇帝の十五は成人にして性人にして盛人なのか。

うらやましい。
いや。うらやましいというべきかうらやましくないというべきか。
義務としてのセックスは大変だという話は聞いた。
う、うらやましくなんてないんだからね。

「そうなのか。それにしても何故歳を取ってから入会を」
「朕などは迷宮を退治せねば存在意義はない。子どもも成人したことだから代わりはいるしな」

皇帝がどこか悲壮な決意を語る。
皇帝もいいことばかりではないようだ。
公爵夫人のカシアにしてもそうだったが、この世界の貴族はたいそう立派な考えを持っているらしい。
みんなそうなんだろうか。

「そろそろ始めようか」

悲壮な決意になんと応えるべきか戸惑っていると、エステルが戻ってきた。
ナイスタイミング。

「始まるのか」
「全員、これを着用せよ」

男爵は白い衣服を持っている。
同じものを自分でも着ていた。
ぶかぶかのTシャツだ。
鑑定すると、ダルマティカというらしい。

「ダルマティカか」
「ミチオはよく知っているな。会に伝わる装備品だ。入会儀礼の際にはこれを着ける」

エステルがダルマティカを渡してくる。

「どこかで見たような」
「うちの魔道士が着けている装備品です」
「ああ、そうだったか」

皇帝ともう一人の男が会話した。
やはりもう一人の男は皇帝の関係者のようだ。
うちの魔道士と言っているから同じパーティーなのか。
パーティーメンバーも入会できるのだろうか。

「着けたら隣の部屋に行くぞ」
「男爵よ、複数の人が同時に入会するのは珍しいと聞いたが、そうなのか?」

皇帝がエステルに尋ねる。

「そうだな。我が会長になってから複数の人が同時に入会するのは初めてだ」

はい。重大発言来ました。
エステル男爵は帝国解放会会長だったらしい。
会長なら試験官には十分だろう。

「やはり珍しいのか」
「入会に相応しい人材はそんなに多くない。三人同時というのはほとんど例がないかもしれん。二人同時というのは、知ってのとおり皇帝が入会する場合には護衛の近衛兵が一緒に入会するのが慣例だから、過去にもあったはずだが」

もう一人の男は皇帝の護衛だったのか。
近衛兵の中で一人だけ選ばれるのだから強いのだろう。
さすがに皇帝ともなれば常時護衛が必要らしい。

ここでは伯爵も男爵も護衛なしだ。
身代わりのミサンガがあるとはいえ大丈夫なんだろうか。
公爵はもうどうでもいいが。

「うむ。となれば、やはり入会の順序はミチオを先にしてもらうのがいいだろう」

何か考えていた皇帝が告げる。

「俺が?」
「朕は職業柄、人を敬うことに慣れておらん。ともすれば人を見下すこともあるかもしれん。それはよろしくないだろう。ミチオに先に入会してもらい、卿を師兄すひんとして敬うようにすれば、朕の驕慢の心もいささかは和らぐはずだ。三人も同時に入会するのは珍しいという。これも何かの導きに違いない」

いやいや。
言っていることはたいそう立派だが。

敬われる方の身にもなってほしい。
俺の心が和らがないだろう。
敬われる方の立場は皇帝が身をもって知っているはずなのに。
皇帝は敬われて当然だから平然としていられるのか。

「その覚悟、見事」

エステルが言祝いだ。

「やはりそうか」
「入会はミチオ、ガイウス、カルロスの順とする」
「それがよかろう」

順番が決まってしまった。
綸言汗の如し。
皇帝の発言は取り消せないのかもしれない。

というか、護衛のカルロスはあくまでガイウスの後なのね。
いつも一緒にいる護衛を敬うのではまずいのだろうか。
関係者内部で勝手にやっていてほしいものだが。

「では、準備を終えたらついて来い」
「はい」

しょうがないのでダルマティカを頭からかぶって着用し、隣の部屋に入る。
隣の部屋は、結構暗かった。
細い蝋燭が二本だけ立てられている。

白いクロスがかけられた細長のテーブルに燭台が二つあり、その向こうに公爵と伯爵がいた。
二人ともダルマティカ着用だ。
エステルがテーブルの向こうに回り、二人の間に入る。

「扉を閉めてくれ」
「分かりました」

エステルの指示で皇帝の護衛が扉を閉めると、隣から来る明かりがなくなり、部屋はさらに暗くなった。
幽玄な雰囲気だ。
蝋燭の小さな光だけがぼんやりと周囲を照らしている。

「ミチオは前へ」
「はい」

男爵の合図で、テーブルの前へ進み出る。
同時に、公爵が動いた。
テーブルの横に移動し、男爵と俺を等距離に置く。

「これより、帝国解放会へのミチオの入会式を執り行う。推薦人は推薦の辞を」
「帝国解放会会員であるわたくしブロッケンは、これなるミチオの実力と品性を認め、帝国解放会に相応しい人物であると推薦するものである。ミチオは帝国解放会に新風と競合を持ち込み、迷宮と魔物の駆除への力となるであろう」
「ミチオの実力はわたくしエステルが確認した。もしも入会に反対の者がいるならば申し出るように」

反対の者と言ってもここにいるのは推薦人と試験官の他は今日初めて会った人だ。
たぶんに儀礼的なセリフだろう。

「ミチオの入会に反対者はいないと認める」

少し時間を置いて、もう一人の立ち会い人である伯爵が発言した。
締めるのが彼の役割らしい。

「帝国解放会へのミチオの入会を認める。ミチオは、次の宣誓の言葉を復唱せよ」
「はい」

そんなのがあるのか。

「わたくしは帝国解放会会員として、努力と研鑽を怠らず、迷宮と魔物の駆除にまい進することを誓う」
「わたくしミチオは帝国解放会会員として、努力と研鑽を怠らず、迷宮と魔物の駆除にまい進することを誓う」
「また、帝国解放会内部の情報を洩らさないことを誓う」
「また、帝国解放会内部の情報を洩らさないことを誓う」

エステルの言葉をリピートして宣誓を行った。
内容的に問題のあるような宣誓でもない。

「入会式は以上だ。帝国解放会への入会を歓迎する」
「はい」
「引き続き二人の入会式を行った後、新会員には入会儀礼として、自らの性的な恥ずかしい秘密を懺悔してもらう。帝国解放会会員として強く生まれ変わるために必要な儀礼だ」

そんな儀礼までやるのか。
懺悔をして連帯意識を高めたり、会への帰属意識を持たせたりするのだろう。
イニシエーションってやつだ。
秘密ならいっぱいあるが。
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171 / 210เหนี่ยวนำพิธี คุณมัน "แต่ไปห้อง รายละเอียด ตน หรือบา รอนเอสเธอร์ให้ออก อย่างรวดเร็ว และเดินออกจากเป้าหมาย ขอบคุณ ฉันเร็ว ๆ นี้ตามด้วย อย่างไรก็ตามจากความดันหลังคี่ สี่คนรวมทั้งจักรพรรดิดุ๊ก และเอิร์ลมาเกี่ยวกับ เซบาสเตียนและเจ้าหน้าที่อื่น ๆ น่าจะทิ้ง มันจะทำสมาชิกนี้พิธีเหนี่ยวนำ 立chi会e ใด ๆ ฝ่ายสมาชิกไม่ได้มาจากการ พิธีในการเหนี่ยวนำกับจักรพรรดิ เอสโรสเพื่อขึ้นชั้นสาม ห้องโถงเข้าประตูเปิด และไปใน ห้องธรรมดาไม่ได้ ป้อนฉัน และกินเวลาสำหรับสี่คน"ตามที่คาดหวังโดยไม่มีปัญหา ร่วมดี""ใช่" ดุ๊กมายัง และหลบคำเพียงนิดเดียว แล้วจักรพรรดิเหมือนปาร์ตี้ เอิร์ลยืนข้างจักรพรรดิเป็นสเติร์นนักรบได้อย่างรวดเร็ว คุณสามารถมองเห็น พิทักษ์จักรพรรดิ สะสม mustache เขียวชอุ่ม ผมต่อโดดเดี่ยวใน เมื่อบาร์ด้านบนก่อนได้หรือไม่ ไป จาก สูง เวสตา หรือ จาก 見下rosenai ด้านบนดูด้านขวาทั้งหมด ใจทั้งหมด พร้อมเร็ว ๆ นี้ ในถัดไปห้องทำ inductions ของกุสเพ Carlos, Michio และเริ่มต้นพิธีกรรม" เอสเธอร์ไปด้านหลังของห้องพัก ดูทั้งหมดกว่า สิ้นสุดการเรียกมัน ยัง ไม่นับอีกหนึ่งคนที่ดูเหมือนจะ สิทธิ์ใหม่ มีจักรพรรดิมาลอดจ์ และ อาจเกี่ยวข้องกับการ"นับ" Nods จักรพรรดิ"ขอบคุณ""ขอบคุณ" ไม่รู้กับที่จักรพรรดิกล่าวว่า คนอื่นอย่างต่อเนื่อง ดังนั้น รับการต้อนรับ"กุสเพและ Carlos จะเข้าร่วมในลำดับแรกหมายเลข 2 เกรด Michio พิธีเริ่มต้นจะต้องเป็นของสมาชิกน้อย 3 เข้า brocken แนะนำวันนี้คือคนนอกจากแนะนำกุสเพและ Carlos Bruno, Michio""Bruno"Brocken กล่าว ว่า เอสแตล ตาม ด้วยเอิร์ล และดุ๊กไปติดกับบารอน คำแนะนำที่เอิร์ล แน่นอนของจักรพรรดิสมาชิกในชั้นเหนือฉันนั้น ถูกดีสามคนในห้องนี้มักจะรอ หาห้องพักอยู่ติดกับเอสเสร็จสิ้นการอวยพร รอรอ แต่ผมกำลังจะไปข้างหลังและจักรพรรดิ เจ้าหน้าที่ของจักรพรรดิยังคงจะเป็นคนอื่นแม้ว่า ชอบสายตาแปลก บารอนยัง ดยุกแห่งละเว้น หายไปในห้องถัดไป まあ俺の事情なんか知ったこっちゃないわな。 伯爵まで皇帝を置いて入っていく。 前向きに考えよう。 逆に考えるんだ。 貴族の割合が六分の四から三分の一に減った、と考えるんだ。 定義にもよるが皇帝は貴族でないと考えれば、この場から貴族はいなくなったことになる。「ミチオは人間族か」「確かに、うけがわれられ」 無理。 皇帝から話しかけてくるとか。「普段の言葉遣いでよいぞ。ロッジでは対等に話をすることが規定であろう。朕の周りの者が使うのは慇懃な言葉ばかりでな。市井の言葉が聞けると楽しみにしておったのだ」 それは皇帝陛下が相手では慇懃な言葉を使うだろう。「わ、分かった」「して、卿けいは人間族か?」 二人称までがおかしい。「そうだ」「だとすると相当に若いの。いくつになる」「十七歳だ」 インテリジェンスカードを見れば年齢が分かる。 サバは読まない方がいい。「その歳で入会か。非常に優秀なのだろうな」「いや、それほどでも」「いかん。いかんな。謙譲も過ぎれば悪徳となる。他の会員や、入会を認められなかった者たちのことも考えよ」 皇帝にたしなめられてしまった。 確かに、入りたくても入会を認められない人もいるだろうから、その人の前で優秀じゃないとは言えない。 皇帝の言うとおりか。 生まれつき持てる者は覚悟が違うようだ。「なるほど」「朕なども歳を取ってからの入会だからな」「それもまた立派なことでは」「言い訳をさせてもらうと、朕が本格的に迷宮に入るようになってから、まだ日も浅い。いろいろと忙しい身なのでな」 それはそうだろう。 皇帝なんだし。 逆になんで入るのかと問いたい。「そうなのか」「朕の役職などは秘密だが、朕の役目は継嗣を作ることだ」 朕とか言っている時点で秘密にする意思があるのだろうか。 しかしとりあえず、俺は知らなくていいことらしい。 俺は知らない。 この人が皇帝だとは知らない。「後継ぎね」「先祖より子孫へ伝えねばならんものがあるからな」 なんだろう。 江戸時代の名君、上杉鷹山みたいな。 国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべきものにはこれなく候、ってやつ。 国家は先祖から伝えられて子孫に残すものだから、君主が好き勝手にしていいものではないぞということだ。 朕は国家なり、とかの方が言いそうなのに。「よく分からんが大変だな」「朕が本格的に迷宮に入れるようになったのは、第一子が成長して十五歳になり無事成人してからだ。まだ十年にも満たん」 皇太子が十五歳になって後を継げるようになったので迷宮に入れるようになったと。 この世界では乳幼児の死亡率も高いだろう。 確実な後継者ができるまで好き勝手はできなかったらしい。 鑑定によれば皇帝は三十九歳だ。 その子どもが十年前に十五だと、現在は二十五歳。 あれ。 微妙に計算合わなくね?「あー」「何か不審な点でも?」「それにしては若く見える」「言ったであろう。それが朕の役目であると」 十四歳にしてやりまくりなのか。 妊娠期間を一年見れば、十三歳からやりまくりということになる。 十五歳で成人だからそこからだとしても、十五にしてやりまくりだ。 皇帝の十五は成人にして性人にして盛人なのか。 うらやましい。 いや。うらやましいというべきかうらやましくないというべきか。 義務としてのセックスは大変だという話は聞いた。 う、うらやましくなんてないんだからね。「そうなのか。それにしても何故歳を取ってから入会を」「朕などは迷宮を退治せねば存在意義はない。子どもも成人したことだから代わりはいるしな」
皇帝がどこか悲壮な決意を語る。
皇帝もいいことばかりではないようだ。
公爵夫人のカシアにしてもそうだったが、この世界の貴族はたいそう立派な考えを持っているらしい。
みんなそうなんだろうか。

「そろそろ始めようか」

悲壮な決意になんと応えるべきか戸惑っていると、エステルが戻ってきた。
ナイスタイミング。

「始まるのか」
「全員、これを着用せよ」

男爵は白い衣服を持っている。
同じものを自分でも着ていた。
ぶかぶかのTシャツだ。
鑑定すると、ダルマティカというらしい。

「ダルマティカか」
「ミチオはよく知っているな。会に伝わる装備品だ。入会儀礼の際にはこれを着ける」

エステルがダルマティカを渡してくる。

「どこかで見たような」
「うちの魔道士が着けている装備品です」
「ああ、そうだったか」

皇帝ともう一人の男が会話した。
やはりもう一人の男は皇帝の関係者のようだ。
うちの魔道士と言っているから同じパーティーなのか。
パーティーメンバーも入会できるのだろうか。

「着けたら隣の部屋に行くぞ」
「男爵よ、複数の人が同時に入会するのは珍しいと聞いたが、そうなのか?」

皇帝がエステルに尋ねる。

「そうだな。我が会長になってから複数の人が同時に入会するのは初めてだ」

はい。重大発言来ました。
エステル男爵は帝国解放会会長だったらしい。
会長なら試験官には十分だろう。

「やはり珍しいのか」
「入会に相応しい人材はそんなに多くない。三人同時というのはほとんど例がないかもしれん。二人同時というのは、知ってのとおり皇帝が入会する場合には護衛の近衛兵が一緒に入会するのが慣例だから、過去にもあったはずだが」

もう一人の男は皇帝の護衛だったのか。
近衛兵の中で一人だけ選ばれるのだから強いのだろう。
さすがに皇帝ともなれば常時護衛が必要らしい。

ここでは伯爵も男爵も護衛なしだ。
身代わりのミサンガがあるとはいえ大丈夫なんだろうか。
公爵はもうどうでもいいが。

「うむ。となれば、やはり入会の順序はミチオを先にしてもらうのがいいだろう」

何か考えていた皇帝が告げる。

「俺が?」
「朕は職業柄、人を敬うことに慣れておらん。ともすれば人を見下すこともあるかもしれん。それはよろしくないだろう。ミチオに先に入会してもらい、卿を師兄すひんとして敬うようにすれば、朕の驕慢の心もいささかは和らぐはずだ。三人も同時に入会するのは珍しいという。これも何かの導きに違いない」

いやいや。
言っていることはたいそう立派だが。

敬われる方の身にもなってほしい。
俺の心が和らがないだろう。
敬われる方の立場は皇帝が身をもって知っているはずなのに。
皇帝は敬われて当然だから平然としていられるのか。

「その覚悟、見事」

エステルが言祝いだ。

「やはりそうか」
「入会はミチオ、ガイウス、カルロスの順とする」
「それがよかろう」

順番が決まってしまった。
綸言汗の如し。
皇帝の発言は取り消せないのかもしれない。

というか、護衛のカルロスはあくまでガイウスの後なのね。
いつも一緒にいる護衛を敬うのではまずいのだろうか。
関係者内部で勝手にやっていてほしいものだが。

「では、準備を終えたらついて来い」
「はい」

しょうがないのでダルマティカを頭からかぶって着用し、隣の部屋に入る。
隣の部屋は、結構暗かった。
細い蝋燭が二本だけ立てられている。

白いクロスがかけられた細長のテーブルに燭台が二つあり、その向こうに公爵と伯爵がいた。
二人ともダルマティカ着用だ。
エステルがテーブルの向こうに回り、二人の間に入る。

「扉を閉めてくれ」
「分かりました」

エステルの指示で皇帝の護衛が扉を閉めると、隣から来る明かりがなくなり、部屋はさらに暗くなった。
幽玄な雰囲気だ。
蝋燭の小さな光だけがぼんやりと周囲を照らしている。

「ミチオは前へ」
「はい」

男爵の合図で、テーブルの前へ進み出る。
同時に、公爵が動いた。
テーブルの横に移動し、男爵と俺を等距離に置く。

「これより、帝国解放会へのミチオの入会式を執り行う。推薦人は推薦の辞を」
「帝国解放会会員であるわたくしブロッケンは、これなるミチオの実力と品性を認め、帝国解放会に相応しい人物であると推薦するものである。ミチオは帝国解放会に新風と競合を持ち込み、迷宮と魔物の駆除への力となるであろう」
「ミチオの実力はわたくしエステルが確認した。もしも入会に反対の者がいるならば申し出るように」

反対の者と言ってもここにいるのは推薦人と試験官の他は今日初めて会った人だ。
たぶんに儀礼的なセリフだろう。

「ミチオの入会に反対者はいないと認める」

少し時間を置いて、もう一人の立ち会い人である伯爵が発言した。
締めるのが彼の役割らしい。

「帝国解放会へのミチオの入会を認める。ミチオは、次の宣誓の言葉を復唱せよ」
「はい」

そんなのがあるのか。

「わたくしは帝国解放会会員として、努力と研鑽を怠らず、迷宮と魔物の駆除にまい進することを誓う」
「わたくしミチオは帝国解放会会員として、努力と研鑽を怠らず、迷宮と魔物の駆除にまい進することを誓う」
「また、帝国解放会内部の情報を洩らさないことを誓う」
「また、帝国解放会内部の情報を洩らさないことを誓う」

エステルの言葉をリピートして宣誓を行った。
内容的に問題のあるような宣誓でもない。

「入会式は以上だ。帝国解放会への入会を歓迎する」
「はい」
「引き続き二人の入会式を行った後、新会員には入会儀礼として、自らの性的な恥ずかしい秘密を懺悔してもらう。帝国解放会会員として強く生まれ変わるために必要な儀礼だ」

そんな儀礼までやるのか。
懺悔をして連帯意識を高めたり、会への帰属意識を持たせたりするのだろう。
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พิธีเข้ารับตำแหน่ง"หรือไปในห้อง" ก็คือว่าเดาอากาศบอบบางเอสเตอร์บารอนทำให้เรามีเรือชูชีพ นำไปสู่การเดินออกไปอย่างรวดเร็ว โชคดี ฉันยังตามมาเร็ว ๆ นี้ มันเป็นความกดดันที่แปลกจากด้านหลังต่อไป สี่คนรวมทั้งพระมหากษัตริย์และดยุคและเอิร์ลเป็นเรื่องเกี่ยวกับที่จะมา เซบาสเตียนและพนักงานอื่น ๆ ที่ดูเหมือนทิ้งไว้ข้างหลังของ เข้าร่วมกับสูตรที่จะดำเนินการในสมาชิกนี้ ดูเหมือนว่าเพราะไม่ได้ Tachiae สมาชิกพรรค ไม่ว่าจะเป็นพระมหากษัตริย์ที่มีพิธีเข้ารับตำแหน่ง เอสเทอขึ้นไปชั้นสามบันไดเปิดประตูด้านในสุดและไปลงทางเดิน เราไปลงในการแน่วแน่ ไม่มีอะไรที่มันเป็นห้องนั่งเล่น ขณะที่ผมใส่มันกินเวลาสี่คน และ "ผมคิดว่าเป็นปัญหาและที่ดีคือมันดูเหมือนสามารถเข้าร่วมได้โดยไม่ต้อง" "ใช่" มาดยุคก็เข้ามาหลบคำนิด ๆ หน่อย ๆ ตามด้วยพระมหากษัตริย์เหมือนงานเลี้ยงของคุณ เอิร์ลที่ยืนอยู่ถัดจากนักรบขรุขระของจักรพรรดิที่สามารถมองเห็นได้อย่างรวดเร็ว ทั้งสองจะพาจักรพรรดิ สะสมที่อุดมไปด้วยหนวดที่ผมเป็นนาทีที่เหงา มันจะเรียกว่าสถานที่ปากบาร์โค้ดเมื่อได้รับการยกเว้นจากด้านบน ตั้งแต่กลับยังอยู่ในระดับสูงก็จะไม่มองลงมาจากด้านบนถ้าไม่ได้อยู่ที่เวสต้า "ความงาม. นาไปทั้งหมด. ทันทีที่พร้อมออกุสตุในห้องถัดไป, คาร์ลอที่จะดำเนินการพิธีเช่นเดียวกับพิธีกรรมการรับสมัครของ Michio" เป็นเอสเตอร์ขั้นสูงที่ด้านหลังของห้องที่หันมองไปทุกคน ผมไม่เพียงความฝัน ชายอีกคนหนึ่งไม่ได้เอิร์ลก็ดูเหมือน enrollees ใหม่ The'm เข้ามายื่นพร้อมกับจักรพรรดิ แต่ผมสงสัยว่าผู้มีส่วนได้เสีย "ผมขอแสดงความนับถือ" พยักหน้าจักรพรรดิ "ขอบคุณ" "ดีเรื่องที่เกี่ยวกับ" พระมหากษัตริย์ แต่ไม่ทราบว่าสิ่งที่เขาพูดกับทุกคนเพราะกินเวลานานชายอีกคนหนึ่งที่ฉันยังได้รับการต้อนรับโดย piggybacking "ออกุสตุและคาร์ลเป็นสองชั้น Michio เราจำเป็นต้องแสดงตนของสมาชิกที่ต่ำที่สุดในสามคน. พิธีเหนี่ยวนำให้เป็นสมาชิกในชั้นหนึ่ง. อื่น ๆ ของเราในวันนี้บรูโน่เป็นคำแนะนำของออกุสตุและคาร์ลอ, เค็ Michio เป็นคำแนะนำที่เป็นพยาน " "บรูโน่" "เค็นของ" เอสเตอร์ต่อไปนี้คำพูดเอิร์ลและดยุคไปติดกับบารอน สิ่งที่เอิร์ลได้แนะนำคน จักรพรรดิแน่นอนดูเหมือนว่าจะเข้าร่วมในการจัดอันดับดังกล่าวข้างต้นผม มันเป็นสิ่งที่ดี "ดังนั้นสามคนมักจะรอในห้องนี้." เมื่อคุณได้ดำเนินการอวยพร, เอสเตอร์คือการไปที่ห้องถัดไป รอรอ ของมัน แต่ฉันจะถูกทิ้งไว้ข้างหลังที่มีพระมหากษัตริย์ อย่างไรก็ตามยังมีชายอีกคนหนึ่งจะเป็นเจ้าหน้าที่ของจักรพรรดิยังคงอยู่ ขณะที่การส่งสายของสายตาเช่นยึดบารอนก็หายเข้าไปในห้องถัดไปก็ไม่สนใจยังดยุค ดีฉันจะไม่ซับซ้อนผมรู้ว่าสิ่งที่สถานการณ์ของฉัน ที่จะเข้าไปในสถานที่ที่จักรพรรดิเอิร์ล พิจารณาในเชิงบวก ฉันคิดว่าในสิ่งที่ตรงกันข้าม ร้อยละของสังคมชั้นสูงก็ลดลงถึงหนึ่งในสามจาก 4/6 ผมคิดว่า หากแม้ว่ามันจะขึ้นอยู่กับความหมายที่กำหนดให้พระมหากษัตริย์ไม่ได้เป็นขุนนางเพื่อให้ขุนนางจากสถานที่แห่งนี้ก็หายไป "Michio กลุ่มมนุษย์หรือ" "แน่นอนเป็น Ukegaware" ไม่มีเหตุผล Toka มาพูดคุยจากจักรพรรดิ "ผมจะอยู่ในถ้อยคำปกติ. เป็น O ~ Tsu มองไปข้างหน้าและเท่าเทียมกันมันจะเป็นบทบัญญัติที่จะพูดคุย. นาเพียงอย่างเดียวคือเป็นคนที่สุภาพคำที่จะใช้รอบประจำ. คำพูดของถนนสามารถฟังใน Lodge ฉัน " มันจะจักรพรรดิใช้คำพูดสุภาพในพรรคอื่น ๆ "ผมพบก็คือ" "เพื่อเซอร์เคย์กลุ่มมนุษย์หรือ?" เป็นเรื่องตลกจนคนที่สอง และ "ดูเหมือนว่า" "สมมติว่ามันเป็นหนุ่มมาก. มันจะกลายเป็นจำนวน" "มันเป็นสิบเจ็ดปี" เป็นที่เข้าใจว่าอายุถ้าคุณมองไปที่การ์ดหน่วยสืบราชการลับ ปลาทูจะดีกว่าที่จะไม่อ่าน "สิ่งที่เป็นสมาชิกในยุคนั้น. มากอย่าสงสัยที่ยอดเยี่ยม" "ไม่ดังนั้นแม้" "น่าเศร้า. Ikanna. ความอ่อนน้อมถ่อมตนก็จะกลายเป็นรองถ้า Sugire. และสมาชิกคนอื่น ๆ นอกจากนี้ยังมีผู้ที่ถูกตั้งข้อสังเกตที่จะเข้าร่วม คิดว่า " คุณได้รับการตำหนิจักรพรรดิ อันที่จริงเพราะจะมีบางคนที่ไม่ได้รับอนุญาตให้เข้าร่วมได้ถึงแม้ว่าพวกเขาต้องการที่จะใส่ก็ไม่สามารถกล่าวได้ว่าไม่ดีกว่าในด้านหน้าของบุคคลนั้น หรือตามที่คุณพูดจักรพรรดิ เกิด haves ดูเหมือนว่าเตรียมที่จะแตกต่างกัน "ฉันเห็น" "เช่นทำไม่ได้เพราะยังมีสมาชิกจากการสรรพนามคนแรกเก่า" "นอกจากนี้ยังก็ยังดี" และ "ให้ฉันเป็นข้ออ้างจากเพื่อชิงเข้าไปในเขาวงกตอย่างจริงจังยังคงวัน ยังตื้น. เพราะมันเป็นเพียงความแตกต่างยุ่งนา " มันจะเป็นเช่นนั้น จักรพรรดิ To'm ผมอยากจะถามคุณว่าทำไมไปสู่การย้อนกลับ "ดังนั้นไม่ว่า" "เช่นชื่องานชิน แต่ความลับบทบาทชินคือว่าผมทำให้ทายาท" ฉันสงสัยว่ามีความตั้งใจที่จะอยู่ในความลับในเวลานั้นกล่าวว่ามีงานประจำ แต่ในเวลานั้นผมดูเหมือนว่าเป็นสิ่งที่ดีโดยไม่ทราบว่า ฉันไม่รู้ คนนี้ไม่ทราบว่าเป็นพระมหากษัตริย์ "ทายาทฉัน" "ทำไม่ได้เพราะมีสิ่งที่เราทำจะต้องส่งไปยังลูกหลานไปกว่าบรรพบุรุษ" ฉันสงสัยว่า ผู้ปกครองยุคเอโดะของคุณธรรม, ทาคายามะเช่นซุกิ ประเทศที่เราอยู่ในสภาพภูมิอากาศที่ส่งไปยังลูกหลานไปกว่าบรรพบุรุษให้ฉันสิ่งที่ควรจะทำเช่นนี้ได้โดยไม่ต้องนี้ผมผู้ชาย ตั้งแต่ประเทศเป็นสิ่งที่จะปล่อยให้ลูกหลานโดยการถ่ายทอดจากบรรพบุรุษของสิ่งที่จะไม่ได้สิ่งที่ดีที่มีพระมหากษัตริย์ที่จะรักตัวเอง สรรพนามคนแรกที่จะกลายเป็นประเทศที่มีการกล่าวว่ามีแนวโน้มไปทาง Toka "ผมไม่ทราบว่าดี แต่ very'm นา" ของ "สรรพนามบุรุษที่แรกเริ่มที่จะใส่ในเขาวงกตจริงจังเด็กคนแรกที่มีการเจริญเติบโตและฉันจากผู้ใหญ่ที่ประสบความสำเร็จจะกลายเป็นสิบห้าปี. มันยังคงน้อยกว่าทศวรรษที่ผ่านมา " นับตั้งแต่เจ้าชายมาถึง Tsugeru หลังจากที่กลายเป็นอายุ 15 ปีเริ่มที่จะเข้ากับเขาวงกต อัตราการตายของทารกในโลกนี้ยังจะสูง ดูเหมือนว่าเขาจะได้เป็นเจ้าของวิธีที่จะสืบต่อความน่าเชื่อถือ จักรพรรดิตามที่ผู้เชี่ยวชาญสามสิบเก้าปี เมื่อเด็กเป็น 15-10 ปีที่ผ่านมาตอนนี้ยี่สิบห้าปี ที่นั่น มันไม่ตรงกับคำนวณประณีต? "โอ้" "สิ่งที่ยังเป็นจุดที่น่าสงสัย?" "มันเล็กและมองเห็น" และ "จะได้กล่าวว่า. เป็นเมื่ออยู่ในบทบาทชิน" มันเป็นเช่นรีด Shiteyari สิบสี่ปี ถ้าคุณดูที่ช่วงตั้งครรภ์หนึ่งปีและมันมาถึงการกลิ้งหอกจากสิบสามปี สิบเพราะผู้ใหญ่ในห้าปีในขณะที่มันจากที่นั่นผมรีด Shiteyari ถึงสิบห้า หรือจักรพรรดิสิบห้าเป็นสิ่งที่ผู้คนใน Sheng คนเพศสัมพันธ์ในวัยผู้ใหญ่ น่าอิจฉา ใช่ มันควรจะพูดว่าอิจฉาหรือไม่ควรจะพูดว่าจะเป็นที่น่าอิจฉา พูดคุยของเพศเป็นหน้าที่เป็นอย่างมากที่ผมได้ยิน นกกาน้ำผมเพราะผมมีความอิจฉาอะไร "ดังนั้นที่ว่า. ดังนั้นแม้เหตุผลที่เข้ารับการรักษาจากการเก่า" "สรรพนามคนแรกดังกล่าวไม่ได้ raison d'etre ถ้าใช้เวลาในการกำจัดของเขาวงกต. อย่าให้มีทางเลือกเพราะเด็กนั่นก็เป็นผู้ใหญ่" ฉันพูดคุยเกี่ยวกับที่ใดที่หนึ่งความมุ่งมั่นที่น่าเศร้าคือจักรพรรดิ . จักรพรรดิยังดูเหมือนว่าไม่เพียง แต่เป็นสิ่งที่ดี มันจึงแม้ในขณะที่ดัชเชส Cassia ขุนนางของโลกนี้ดูเหมือนว่าจะมีความคิดที่สวยงามยิมนาสติก คุณสงสัยว่าทุกคนมีโอกาส "เร็ว ๆ นี้จะเริ่มต้นหรือ" เมื่อกำลังสับสนและควรจะตอบสนองความมุ่งมั่นกับสิ่งที่น่าเศร้าเอสเตอร์กลับมา ระยะเวลาที่มีความสุข "เริ่มต้นไม่ว่าจะเป็น" "ทุกคนไม่ว่าจะสวมใส่นี้" บารอนมีเสื้อผ้าสีขาว สิ่งเดียวที่ฉันสวมตัวเอง มันเป็นเสื้อยืดถุง เมื่อประเมินดูเหมือนว่า dalmatic "Dalmatic หรือ" "Michio มันเป็นอุปกรณ์ที่ดีรู้ถ่ายโอนไปยังนา. สังคมมี. วางนี้ในเวลาที่เข้ารับการรักษาพิธีกรรม" เอสเตอร์มาผ่าน dalmatic "ที่ไหนสักแห่งเช่นที่เราเห็นใน" "จะออกอุปกรณ์ที่สวมใส่ Mage ของ" "โอ้ก็คือการที่" คนอื่น ๆ และเป็นจักรพรรดิสนทนา ยังอีกคนที่เป็นเหมือนพระมหากษัตริย์ของเจ้าหน้าที่ ทำพรรคเดียวกันนั่นเป็นเพราะพวกเขากล่าวว่า Mage ภายใน สมาชิกพรรคยังสงสัยสามารถเข้าร่วมได้ "ถัดจากนั้นคุณไปที่ห้องหลังจากที่สวมใส่" "บารอนฉันจะได้รับการได้ยินหลายคนยากที่จะเข้าร่วมในเวลาเดียวกันไม่ว่าเหรอ?" จักรพรรดิถามเอสเตอร์ และ "ใช่. มันเป็นครั้งแรกที่จะเข้าร่วมจำนวนคนจากการเดินทางไปเป็นประธานของฉันในเวลาเดียวกัน" ใช่ มาพูดที่สำคัญ เอสเตอร์บารอนดูเหมือนว่าจะมีการเปิดตัวประธานอาณาจักร มันจะเพียงพอสำหรับการตรวจสอบในกรณีที่ประธาน "ยังคงหายากไม่ว่าจะเป็น" "คนดีที่จะเข้าร่วมไม่ได้เป็นจำนวนมาก. คนสามคนและอาจจะมีการทดสอบตัวอย่างเล็ก ๆ น้อย ๆ ของเวลาเดียวกันกับที่. เพราะทั้งสองพร้อมกันยามคุ้มกันถ้าคุณรู้ว่าจักรพรรดิราวกับจะเข้าร่วม และเนื่องจากมีการประชุมก็คือการร่วมกันของเราควรจะได้รับในอดีตที่ผ่านมา แต่ " คนอื่น ๆ ไม่ว่าจะเป็นคุ้มกันของจักรพรรดิ น่าแปลกใจที่แข็งแกร่งเพราะเขาถูกเลือกเพียงคนเดียวในยาม ดูเหมือนว่าสิ่งที่จำเป็นตลอดเวลาถ้าพาคุ้นเคยแน่นอนแม้แต่จักรพรรดิ เอิร์ลที่นี่ยังบารอนยังมันไม่คุ้มกัน ฉันสงสัยว่าสิ่งที่ถูกต้องบอกว่ามีเป็นแพะรับบาปของ Misanga แม้ว่าดยุคใส่ใจอีกต่อไป "ถ้าคุ้นเคยกับกรณีที่ไม่มีหรือมี. ยังคงสั่งซื้อของการรับสมัครไม่น่าแปลกใจที่พวกเขาบอกว่าได้รับล่วงหน้าของ Michio" บอกจักรพรรดิคิดบางสิ่งบางอย่าง "ผมมี?" "สรรพนามคนแรกเป็นอาชีพ, โอแรนและคุ้นเคยกับการเคารพคน. การทดสอบ Tomosureba บางครั้งอาจมองลงไปที่คน. มันจะเป็นเรื่องที่เกี่ยว no. ฉันขอให้เข้าร่วม Michio ก่อนหน้านี้ลอร์ด หากเกียรติเช่นหัวหินจะให้คำปรึกษาพี่ชาย Kyoman ของจิตใจชินควรบรรเทาบ้าง .. ว่าเป็นเรื่องปกติที่จะเข้าร่วมคนสามคนในเวลาเดียวกันนี้ยังต้องจะนำไปสู่สิ่งที่ " ไม่เต็มใจ ว่ามันจะพูด แต่ดีมากเกินไป ฉันต้องการให้คุณก็จะกลายเป็นเพียงผู้ที่ให้เกียรติ ใจของฉันจะไม่ Yawaraga มุมมองของผู้ที่ได้รับเกียรติแม้ว่าจักรพรรดิควรรู้โดยตรง ไม่ว่าจะเป็นเพราะการเรียนการสอนของพระมหากษัตริย์ในเกียรติไม่ไยดี "ความละเอียดที่ยอดเยี่ยม" เอสเตอร์เอา Geniwai "อีกครั้งที่ฉันเห็น" "เข้าร่วมกับ Michio, ออกุสตุและคำสั่งของคาร์ลอ" "มันเป็นความตั้งใจที่ดีมาก" ฉันได้ตัดสินใจสั่งซื้อ ปุ่มเปิดใช้งาน Lingen เหงื่อ จักรพรรดิแห่งคำพูดอาจจะไม่สามารถยกเลิกได้ ฉันหมายความว่าคาร์ลอพาฉันไม่มีเช่นเฉพาะหลังจากที่ออกุสตุ ผมสงสัยว่าไม่ดีกว่าสำหรับคุณเสมอเกียรติคุ้มกันที่อยู่ด้วยกัน แต่สิ่งที่ผมอยากจะทำไม่ได้รับอนุญาตภายในฝ่าย "ดังนั้นมากับเมื่อคุณเสร็จสิ้นพร้อม" ที่จะ "ใช่" เพราะขิงไม่สวมใส่ dalmatic จากหัวที่จะเข้ามาในห้องถัดไป ห้องถัดไปเป็นสีเข้มสวย เทียนบางถูกสร้างขึ้นเพียงสอง มีสองแท่งเทียนมีเป็นกากบาทสีขาวเป็นโต๊ะยาวนำไปใช้มีดยุคและเอิร์ลในด้านอื่น ๆ ชายทั้งสองของการสวมใส่ dalmatic เอสเตอร์ที่อยู่รอบ ๆ ไปทางด้านอื่น ๆ ของตารางและเข้ามาระหว่างคนสองคน "กรุณาปิดประตู" ไป "โอเค" และปิดประตูพาจักรพรรดิที่ทิศทางของเอสเตอร์ที่มีแสงมาจากประตูถัดไปไม่มีห้องยังมืดอยู่ มันเป็นบรรยากาศที่ละเอียดอ่อนและลึกซึ้ง เพียงแสงเทียนเล็ก ๆ ของแสงสลัวของและโดยรอบ "Michio เป็นไปด้านหน้า" "ใช่" ในการเข้าสู่ระบบของบารอน, มาข้างหน้าไปข้างหน้าของตาราง ในขณะเดียวกันก็ย้ายดยุค ไปติดกับโต๊ะที่วางบารอนและฉันเท่ากัน "จากนี้ถือพิธี Michio การประชุมการเปิดตัวอาณาจักรคนแนะนำ. รับรอง" "เป็นอาณาจักรอิสระคณะกรรมการ Watakushi เค็นได้รับการยอมรับและความแข็งแรงของตัวละครนี้จะกลายเป็น Michio อิมพีเรียลปล่อยสมาคม มีวัตถุประสงค์ที่จะแนะนำให้เป็นคนที่เหมาะสม. Michio นำชีวิตใหม่กับความขัดแย้งอาณาจักรประชุมการเปิดตัวจะมีผลบังคับใช้ในการขุดรากถอนโคนของเขาวงกตและปีศาจ " , "ความสามารถ Michio เป็นเอสเตอร์ได้รับการยืนยัน Watakushi. หากสมาชิก ตรงข้ามที่จะนำเสนอถ้าเป็นคนที่มีอยู่ "ในคำแนะนำคนอื่น ๆ และตรวจสอบพบกันครั้งแรกของคนอยู่ที่นี่ในวันนี้จะบอกว่าคนที่อยู่ตรงข้าม มันจะเป็นคำพูดของพระราชพิธีอาจจะ "ฝ่ายตรงข้าม Michio ให้เป็นสมาชิกของถือว่าไม่ได้" ที่จะนำเวลาเล็ก ๆ น้อย ๆ ซึ่งเป็นอีกคนหนึ่งของเอิร์ลพยานพูด ดูเหมือนว่าบทบาทของเขากระชับ "รับทราบการรับ Michio ที่จะปล่อยอาณาจักรประชุม. Michio ไม่ว่าจะท่องคำพูดของคำสาบานต่อไป" "ใช่" ถ้าเช่นมีคือ "Watakushi เป็นอาณาจักรปล่อยสมาชิกคณะกรรมการไม่ละเลยความพยายามและการศึกษาให้คำมั่นว่าจะผลักดันไปข้างหน้าเพื่อขุดรากถอนโคนของเขาวงกตและปีศาจ" "เป็น Watakushi Michio จักรวรรดิปล่อยสมาชิกคณะกรรมการไม่ละเลยความพยายามและการศึกษาการกำจัดของเขาวงกตและปีศาจ ให้คำมั่นว่าจะผลักดันไปข้างหน้าเพื่อ " "นอกจากนี้ผมสาบานว่าคุณไม่ได้รั่วไหลข้อมูลของรุ่นอาณาจักรภายในการประชุม" "นอกจากนี้สาบานว่าคุณไม่รั่วไหลข้อมูลของรุ่นอาณาจักรภายในการประชุม" โดยการทำซ้ำคำพูดของเอสเตอร์ สาบานว่าเราไป หรือในคำสาบานเช่นในแง่ของเนื้อหาและมีปัญหา "พิธีเหนี่ยวนำกว่า. ยินดีต้อนรับเข้าศึกษาต่อในจักรวรรดิปล่อยการประชุม" "ใช่" "หลังจากที่ต่อเนื่องทั้งสองคนของพิธีเข้ารับตำแหน่งเป็นพิธีกรรมที่เข้ารับการรักษาให้กับสมาชิกใหม่และจะสารภาพความลับที่น่าอายของพวกเขาทางเพศ ที่จะได้รับ. ฉันพิธีกรรมที่จำเป็นจะต้องเกิดเป็นอาณาจักรที่แข็งแกร่งเปิดตัวสมาชิกสมาคม " และสิ่งที่ทำจนพิธีกรรมดังกล่าว คุณสามารถเพิ่มความเป็นน้ำหนึ่งใจเดียวกันกับคำสารภาพและจะให้คุณหรือจะมีความรู้สึกของการเป็นเจ้าของให้กับสังคม มันเป็นผู้ชายที่ฉันเริ่มให้นม แม้ว่าจะมีการเต็มรูปแบบและถ้าความลับ

















































































































































































































































































































การแปล กรุณารอสักครู่..
ผลลัพธ์ (ไทย) 3:[สำเนา]
คัดลอก!
皇帝の入力 ( じょうけん ) ゙ ー ト ゙ ASSY 緒ロッジ ゙ ー ト ゙ ASSY 導入っを利用してきた誘引だし 、 関係者なんだろうが ー

" よろしく頼む "

皇帝がうなずく ゙

" よろしくお願いします「
」よ 、 よろしく "

皇帝が誰 ゙ ー ト ゙ ASSY 対しを利用して言った誘引 (tamanegi) 分 map (tamanegi) らないが 、 もう入力人男を誘引も続いた誘引で 、 俺も便乗し利用して挨拶した。

「アルファベット表記 ] ウ - ( じょうけん ) (カロ - 日本語テンキー料金体系第位階 、 ミクシィオチ日本語テンキー入力第位階で誘引導入会 ( じょうけん ) るな ー 導入会 ゙ ー ト ゙ ASSY 式は最低会員三名誘引立ち会いが必要だ(日本は我を誘引他 、 アルファベット表記 ] ウ - ( じょうけん ) (カロの誘引推薦人であるブ」、「▽
)o 、171 และ 210


ดูเตาแม่เหล็กไฟฟ้าพิธีการที่ให้ไปที่ห้อง "

ที่แฝงของการตัดสินหรืออากาศ Ester Baron ช่วยผมออกไป
บ๊ายบายและในการตั้งค่าออกเพื่อจะได้เป็นผู้นำ
ผมดีใจได้
ฉันยังได้ปฏิบัติตามในทันที

" ที่แท้จริงแล้วคือแรงดันที่เป็นเลขคี่จากด้านหลัง
จักรพรรดิและ Duke และ Earl Grey ด้วยคนสี่คนซึ่งรวมถึงเธอมากับฉันได้
เซบาสเตียนและพนักงานอื่นของทางด้านซ้าย

เตาแม่เหล็กไฟฟ้าในพิธีการที่สมาชิกนี้ สมาชิกรายอื่นจากแม้แต่
เป็นพยานในการไม่น่าจะเป็นไปได้
การแปล กรุณารอสักครู่..
 
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