「来たな、マルセル！」 約束の時間に広場に着いた俺を、やる気満々といっ

「来たな、マルセル！」

約束の時間に広場に着いた俺を、やる気満々といった様子のガスパールが待ち構えていた。
やはり、木剣を突きつけてくる。
結構無作法だと思うのだが、教育方針は大丈夫なのか武の侯爵家。

「来たぞガスパール」
俺は普通に挨拶をすると、膝の屈伸を始めた。

「勝負を前に何をおかしな踊りをしている！」

「ああ、剣の勝負の前に、走りの方の決着をつけねばと思ってな」

「……そうだな。確かにあれは対等な勝負とは言えなかった」
意地で勝利宣言をしてはいたが、本人も負けを自覚してはいたようだ。

「それで、何周勝負にする？ 前回は１５周だったが」

「１０周だ！ きりがいいだろ。というか何だよ１５周って！」
どうやら昨日のガスパールは１０周勝負を前提にしていたらしい。それならペースを崩してバテるはずだ。

「いいだろう。では行こう。ああ、お前もこれやった方がいいぞ」
足首を回しながら、すすめる。

「オレにそんな珍妙な真似をしろと言うのか。大体何だそれは！」

「運動の前の慣らしだ。足首を挫いてこの後の勝負が出来ないなどと言われたら困るのでな」

「何だとっ！」
ガスパールは憤慨しつつ、俺と同じように足首を回し始めた。
案外素直なのかもしれない。

「よし、では今度こそいくか。そこの従者、合図を出せ」
俺はガスパールの従者に言う。

「お前、人の従者を勝手に使うな！」

「うちのロイに合図をさせて、後でどうこう言われてはたまらんのでな」

「なっ！！ そんなみっともない真似などせん！ 2人一緒に合図しろ」

面倒な事を言うガスパール。
ロイは何やら嫌そうな顔をしたが、こちらにどうするかと視線を送ってくる。

「そうしてやれロイ」
「かしこまりました」

そうして、ロイと向こうの従者のシドが何度かタイミングを合せ、スタートが告げられた。



まず動いたのはガスパールだった。
一気に走り、たちまち見えなくなる。

センスとしては悪くない。

この広場の歩道は円を描いており、中央に向かって高くなっているためある程度離れると姿が見えなくなる。
相手がどの程度先行しているか分からないというのは結構プレッシャーだ。

とりあえず、こちらは自分のペースを維持して走ることにする。前半の５周は慣れ親しんだ３キロを走るときのペースにして、そこから余力を投じよう。

そう方針を決めて４周目。
ゴールに控えていた向こうの従者がどこか嬉しげな表情をしていた。
と、思ったら背後に気配。
おお、周回差をつけられたようだ。

「ずいぶんとのんびりだな、マルセル」
俺の姿を捉えてからの加速で無理をしたのか、隣に並ぶガスパールの息はだいぶ荒い。

「ああ、何事も始めはじっくりと、飽きずに腰を落ち着けるのが大事だからな」

「………………」
嫌味が通じないと悟ったのか、ガスパールは黙った。

４周目、５周目はそのまま、並んで走った。
そして６周目。
スタート位置を越え、俺は貯めておいたスタミナに火を着ける。

「っ！」

ガスパールが食いついてくる。

が、半周程でじょじょに後退し、俺が７周目に入った時には後ろに居なかった。

ロイが微笑み、シドは驚いた顔になる。
何を張り合っているんだお前たちは。

俺は快調に飛ばし、９周目の半ばでついにガスパールを捉える。
ちらりと振り返ったあいつは驚愕の表情を見せたが、すぐに前を向いて走りだした。
逃がしはしない。
俺はここで更に加速。
１０周目、最終周に入る手前で抜き去ると、そのまま一気に――とはならなかった。
ガスパールも意地を見せてついてくる。
わざわざ後ろを振り返りはしないが、足音と息遣いが伝わってくる。

だがそれも、最後の半周に入ったところで途切れた。

俺はゴールするとロイからタオルを受け取り、深呼吸をしながら付近を歩き、クールダウンをする。

本当は果物と水分補給もしたかったのだが、ライバルのゴールを飲み食いしながら迎えるのは何か違うと思ったので、やめる。

息が整い出した頃にガスパールがやってきた。
流石に呼吸は荒いが、昨日程大変な状態ではない。

「いい勝負だったな」

俺は自家製スポーツドリンクをまず自分でコップに注いで飲み、もう１つのコップにも注いですすめる。

「………………」

「俺は干からびているお前と剣の勝負をするつもりはないぞ」
断られそうだったので先手を打つと、ガスパールは無言で受け取り、それでも飲んだ。



お互いの息が落ち着いた辺りで、ガスパールは再び木剣を取る。

「勝負だ」

走りで惜敗したせいか、表情が硬い。

「待て、今回の勝負ではお互いこれを使う」

俺は二振りの棒状の物を手にしてそう宣言した。

「……何だそれは？」

ガスパールは怪訝な顔でそう尋ねた。




その正体は袋竹刀である。

木剣で勝負をして万が一にも大怪我をするさせるといった事態になってはたまらないので、王都のアルダートン公爵家別邸を出入りしている職人に無理を言って作らせた一品。
別に前世の俺は柳生新陰流を習っていたとかそういう訳ではなく、歴史ものの漫画を読んで出てきたのを覚えているといった程度の中途半端極まりない知識だった。しかし、こういう狙いでこういう性質の道具を作りたいというリクエストに職人が見事に応えてくれたのだ。
竹っぽい植物が細工素材としてあったので、何種類かの細さに割ってもらい、それを革職人の所に持ち込んで強度や柔軟性を考慮して最適な物を作り上げることができた。
年の瀬だというのに本当に申し訳ないので、餅代の意味を込めて多めに報酬を弾んだ。

なお、その安全性は身を持って確認済である。

昨晩のこと――

俺は完成した袋竹刀を持ってミシュリーヌの部屋を訪れた。

「ミシュリーヌ、お前のおかげでいい道具を思いついた。これなら痛くないとはいかないが、安全に剣の腕を競うことができる」

礼を言いつつ、袋竹刀の構造や特性について説明をした。すると、

「本当に、これで叩かれても怪我をしませんの？」

ミシュリーヌがそれでも心配そうに聞いてくる。

「ああ、大丈夫だ。何なら試してみるか？」
俺はミシュリーヌに袋竹刀を渡して、叩いてみるよう促す。

「そんな、お兄様を叩くだなんて……」

「職人達と試しながら作ったんだ、大丈夫だ」

「それでは……」

ぺしっ

叩くというよりは当たったという程度の衝撃。

「ははは、もっとしっかり振らないと試しにならないぞ」
俺は鷹揚に笑う。

「それじゃあ、えいっ！」
持ち直し、力を込めて振るミシュリーヌ。

べしっ

「はは、かゆいくらいだ」

「えいっ！」

べしっ！

「うん、まあ多少」

「えいっ！ やあっ！」

ばしっ！ ばしっ！

「あ、えーとそろそろ」

「それっ！ それっ！」

バシッ！ バシッ！

「み、ミシュリーヌ？」

「はあっ！ てりゃあっ！」

バジンッ！！ バヂッ！！

「ちょ！ 痛い痛い！ そこまでだ！！」
何かこう、瞳が厭な光を放ちつつあったミシュリーヌから必死で袋竹刀を取り返す。

「あらっ、やだ私ったら……」
荒くなった息を恥じ入るミシュリーヌ。

何だか、妹の余計な扉をフルオープンしてしまった気がしないでもない。

どうしよう。

どうしようもないので、俺は強烈な連打を受けてちょっと痛くなった背中をさすりつつ眠りについたのだった。

翌朝起きると背中に痛みは全く無かったので、袋竹刀の機能は問題ないことが分かった。

ミシュリーヌが「お兄様、昨日のアレもう１回やっていいですか？」と聞いてきたのが大問題ではあるが。





そんな、今後への不安と引き換えに作った袋竹刀である。
ガスパールに文句は言わせん。

「子供の力とはいえ、木剣で打ち合って下手をすれば大怪我だ。お互い、それは不味いだろう。そんな心配をして剣技を十分に発揮できないのは詰まらん。その点これならば、気兼ねなく相手を打てる」

「……いいだろう」

ガスパールは木剣をシドに渡し、俺の袋竹刀を受け取った。

「先にしっかりと当てた方の勝ち。かする程度は無視。判定はお互い。これでどうだ？」
俺はロイドに聞いた、騎士団のよくある稽古の条件を提案する。

「心得た」
ガスパールの方も、これが公的なルールであることを知っていたようで受け入れる。

「あと、今回突きは禁止とする。この武器でも、突いてしまうと怪我の可能性があるからな」
ガスパールが頷いたのを見て、俺は袋竹刀を中段に構える。

「では、始めようか」

「行くぞ！」

互いに戦闘開始を確認。

ガスパールが一気に飛び込んでくる。

速い。

俺は真っ向から打たれた一撃を剣で受けながら、距離を取る。
向こうの性格から、連続して打ってくるかと思いきや、中段に剣を戻して構える。
意外に慎重だ。
流石は武の侯爵家といったところか。

「はあっ！」

今度は俺が仕掛ける。

こちらも、真っ向から頭を狙って打つ。
向こうは動かず、その場で剣で受ける。
鍔迫り合いになり、俺はタイミングを見て相手の剣を払いながら下がる。
追撃は無い。

再び距離が空き、互いに中段で構えてにらみ合う。

ガスパールが距離を詰め、一閃。
俺は回避し、距離をとってから反撃。これも防がれる。


何か、引っかかるものがあった。

ガスパールの一撃は確かに速い。

しかし攻めが単調で妙に隙が多い。

こちらを誘う為にあえてなのかと思っていたのだが――。

そんな馬鹿なと思うが、試すことにする。


またもや向かい合い、ガスパールが打ちかかる。

俺は半歩下がって回避すると、ガスパールの剣が振り切られたのと同時にカウンター気味に打ち込む。



俺の一撃は、あっさりとガスパールの頭に当たった。



「……もう１本」

構えを解かないガスパール。
その表情は、凍ってしまったかのようだった。

「応！」

俺は再戦の意思に応える。

だが、結果は残酷だった。

俺は完全にガスパールの隙を見抜き、打ち終わりに被せてのカウンターを決める。

頭、腕、胴、脚、当たる当たる当たる。

その度に再戦を申し出るガスパール。


１０回を越えた辺りで、ガスパールが表情を歪ませて遮二無二に打ち込んで来る。

ここまでだな。

俺はやはりそれを交わしながら、最後の一撃を打ち込んだ。

ガスパールはその場に座り込む。

「父上のっ、うそつき……」

消え入るような声でそういうと、ガスパールはぼろぼろと涙をこぼした。

「……お前、剣の訓練を受けていないのか？」

俺の問いに、ガスパールは頷き、そのまま泣き崩れた。
投稿を始めてから１ヶ月になりました。
続けられているのは読者の皆様のおかげです。

今後とも、３～４日ごとの投稿のペースですが、じっくり続けて行きたいと思っているのでどうぞよろしくお願いいたします。

ผลลัพธ์ (ไทย) 1:

"มา Marcel 」 ราว ๆ สองครั้งพัก Gaspar แรงจูงใจดูเหมือนจะ เป็นคนที่พร้อม และ"กำลังรอ" ยังคง Bokken จะก่อให้เกิดการ คิดหยาบ แต่นโยบายศึกษาอะไรดุ๊คทาเคชิ"มา Gaspard ปกติทักทายเข่าเริ่ม"เกมผ่านมาทำอะไรตลกเต้น 」"โอ้ ก่อนที่จะตัดสินการต่อสู้ดาบของการขับรถ ต้อง และมีความคิด"「…… ใช่ครับ บอกแน่นอนนั่นคือการจับคู่เท่า ความภาคภูมิใจกับชัยชนะ ถูกตัวเองตระหนักถึงความสูญเสียเพราะเป็น"ดังนั้น สิ่งเพื่อแข่งขันรอบ รอบสุดท้าย 15 ได้"10 รอบ มันจะดีจะเบื่อ ไง มีประมาณ 15 」 เห็นได้ชัดว่าเมื่อวานนี้ 10 Gaspar เกมกลมสันนิษฐานได้น่าจะ เป็น ออกก้าว ควร bateru"จะดีขึ้น ไป โอ้ คุณทำได้ดีกว่า ขณะเลี้ยวปลายข้อเท้า"กล่าวให้ตลกเลียนแบบฉัน เกี่ยวกับมันคืออะไร 」Run-in ของดูก่อนการออกกำลังกาย และข้อเท้าของฉัน หลังเกมนี้และมัน embarrasses มันพูดไม่"อะไรจะเกิดขึ้น 」 Gaspar เริ่มเปิดและข้อเท้าเช่นเดียวกับพวกเขา เพิ่มเติมอาจตรงไปตรงมา"เอาล่ะ ตอนนี้เราทำ ลูกศิษย์ ชี้เป็นชี้ตายค่า ผมบอกว่า ลูกศิษย์ของ Gaspar"เป็นคนรับใช้ของคุณ ที่สำหรับตัวเองใช้ 」วิธีใช้หลังจากที่มันพูดถูกสัญญาณออกรอย"หาย ไม่ ฉันเกลียดล้มเหลว สัญญาณ มีสองสีขาว สิ่งเคอ Gaspar กล่าว รอยไม่บางมองวิวทะเลหน้า แต่การเรียนรู้จะทำอย่างไร และลักษณะการส่ง"เพื่อทำให้รอย"แน่นอน" พอดีแล้วในเมื่อลูกศิษย์ของซิดเป็นรอยและด้านอื่น ๆ บอกว่า ปิด ก่อนถูกย้าย Gaspar วิ่งอย่างรวดเร็ว และหายไปอย่างรวดเร็ว ไม่ดีในความรู้สึก เขาหายไป และใบบางวงกลมสี่เหลี่ยมสารพัดและสูงไปทางตรงกลาง ความดันดี ตามจำนวนคนที่ไม่รู้ว่าได้ ครั้ง ที่นี่ก้าวของฉัน และเรียกใช้ ห้าครั้งในครึ่งแรกเพื่อก้าวเมื่อกำลังทำงานสามกิโลเมตรคุ้นเคย จากความพร้อมใช้งานในอนาคตของแคลิฟอร์เนีย เพื่อ กำหนดนโยบายตักสี่ ลูกศิษย์ของด้านอยู่ข้างหน้าเป้าหมายก็ดูมีความสุขมากบาง คุณและ หลังเครื่องหมาย และความแตกต่างตักดูเหมือนไฟดู มันจะค่อนข้างวางกลับ Marcel Gaspar ยืนถัดไปหลงฉันจากเร่งแรง หรือลมหายใจจะค่อนข้างหยาบ"มันเป็น ensconced ใน Oh ทุกอย่างที่เริ่มทำ และที่สำคัญ"「………………」 ฉันรู้ว่า ไม่อาจเข้าใจประชดประชัน หรือ Gaspar เงียบ วิ่งสี่ตัก ตัก 5 เคียงข้าง และตัก 6 นอกเหนือจากจุดเริ่มต้น ผมใส่ไฟบันทึกเรี่ยวแรงดู boobs 」 Gaspar กระโดดได้ อย่างไรก็ตาม ฉันกำลังกลับร่น โดยประมาณครึ่งหนึ่ง ฉันไปในรอบเจ็ด รอยยิ้ม SID จะ หน้ากลัว ฉันกำลัง emulating พวกคุณคืออะไร ฉันบินได้อย่างราบรื่น และสุดท้าย แย่ง Gaspar กลางรอบ 9 จะแสดงค่าของ astonishment เขาเปิดรอบ และก่อนที่ จะหันหน้าเข้าหาทันที และเริ่มการทำงาน สงเคราะห์ไม่ได้ ฉันเร่งเพิ่มเติมที่นี่ บนตักที่ 10, lap สุดท้ายก่อนออกจากปล่อยครั้ง - และมีการ นอกจากนี้ยังหมายถึง Gaspar โธ่ เท้าและหายใจส่งไม่ได้เปิดอยู่รอบ ๆ แต่มันเสียครึ่งหลัง เป้าหมายและเวลาของฉันจากรอย ผ้าเช็ดตัวเดินไปรอบ ๆ และหายใจลึก ๆ เพื่อผ่อนคลาย ดังนั้นฉันคิด ว่า ถ้าไล่น้ำและผลไม้ greet เป็น และกิน และดื่มคู่แข่งเป้าหมายขณะหยุดแตกต่าง เมื่อฉันถูกพร้อมออกหายใจมา Gaspar แม้หายใจหยาบ ได้ไม่เมื่อวานนี้เป็นสถานการณ์ที่ยากมาก"มันเป็นการแข่งขันที่ดี กีฬาของฉันโฮมเมดเครื่องดื่มก่อนในการคัพเทเครื่องดื่ม เทถ้วยหนึ่งสนับสนุนให้มากขึ้น「………………」"ฉันไม่ไปต่อยดาบกับแห้งของคุณ" ตีล่วงหน้าโค้ง เพราะมันถูกปฏิเสธ Gaspar อยู่เงียบ ๆ เวลายังคงดื่ม รอบปากของผู้อื่นเป็นผ่อนคลาย Gaspar ทำ Bokken อีก"แข่งขัน" เนื่องจากเกมวิ่งสีหน้าแข็ง"รอ ใช้กันในเกมนี้ ผมรับขึ้นรูปเหล็กสองสิ่ง จะประกาศ「…… นี่อะไรน่ะ 」 ถาม Gaspar ด้วยดูข้อสงสัย อะไรคือกระเป๋าไม้ไผ่ ขอให้ล้านหนึ่งบาดตรงกับ Bokken สถานการณ์ดังกล่าวเป็นความ เพื่อป้อน และปล่อยดยุ Alderton บ้านของช่างฝีมือ ทำอาหาร ระดับกลางอาชีพจำที่ได้เป็นว่า ในชีวิตอื่นผมเรียนรู้ yagyu shinkage และสิ่งออกมา อ่านหนังสือการ์ตูนประวัติ ซึ่งความรู้ที่แปลกมาก อย่างไรก็ตาม คำขอที่ฉันมุ่งมั่นที่จะทำให้เครื่องมือลักษณะนี้ตอบสนองการฝีมือดี ที่เป็นวัสดุที่สร้างขึ้นเช่นโรงงานไม้ไผ่ จึงได้แบ่งออกเป็นหลายประเภทของช่างฝีมือหนังนำมัน ความแข็งแรง และความยืดหยุ่นในการทำสิ่งที่เหมาะสม จริง ๆ ขอแม้ว่ามันเป็นจุดสิ้นสุดของปี mends หมายถึง ล้อมรอบ ด้วยค่าตอบแทนพิเศษ นอกจากนี้ ความปลอดภัยได้การยืนยัน คืนสุดท้าย- มีไม้ไผ่เป็นกระเป๋าเสร็จสมบูรณ์ เยี่ยมชมห้องของ Micheline"เครื่องมือที่ดี ด้วย Micheline คุณมาด้วย มันสามารถทำร้าย และไม่แย่งอาวุธดาบ ปลอดภัย ในขณะที่ฉันขอขอบคุณโครงสร้างไม้ไผ่ถุงอธิบายและลักษณะ และดูยัง ตีนี้จริง ๆ ไม่เจ็บ 」 ミシュリーヌがそれでも心配そうに聞いてくる。「ああ、大丈夫だ。何なら試してみるか？」 俺はミシュリーヌに袋竹刀を渡して、叩いてみるよう促す。「そんな、お兄様を叩くだなんて……」「職人達と試しながら作ったんだ、大丈夫だ」「それでは……」 ぺしっ 叩くというよりは当たったという程度の衝撃。「ははは、もっとしっかり振らないと試しにならないぞ」 俺は鷹揚に笑う。「それじゃあ、えいっ！」 持ち直し、力を込めて振るミシュリーヌ。 べしっ「はは、かゆいくらいだ」「えいっ！」 べしっ！「うん、まあ多少」「えいっ！ やあっ！」 ばしっ！ ばしっ！「あ、えーとそろそろ」「それっ！ それっ！」 バシッ！ バシッ！「み、ミシュリーヌ？」「はあっ！ てりゃあっ！」 バジンッ！！ バヂッ！！「ちょ！ 痛い痛い！ そこまでだ！！」 何かこう、瞳が厭な光を放ちつつあったミシュリーヌから必死で袋竹刀を取り返す。「あらっ、やだ私ったら……」 荒くなった息を恥じ入るミシュリーヌ。 何だか、妹の余計な扉をフルオープンしてしまった気がしないでもない。 どうしよう。 どうしようもないので、俺は強烈な連打を受けてちょっと痛くなった背中をさすりつつ眠りについたのだった。 翌朝起きると背中に痛みは全く無かったので、袋竹刀の機能は問題ないことが分かった。 ミシュリーヌが「お兄様、昨日のアレもう１回やっていいですか？」と聞いてきたのが大問題ではあるが。 そんな、今後への不安と引き換えに作った袋竹刀である。 ガスパールに文句は言わせん。「子供の力とはいえ、木剣で打ち合って下手をすれば大怪我だ。お互い、それは不味いだろう。そんな心配をして剣技を十分に発揮できないのは詰まらん。その点これならば、気兼ねなく相手を打てる」「……いいだろう」 ガスパールは木剣をシドに渡し、俺の袋竹刀を受け取った。「先にしっかりと当てた方の勝ち。かする程度は無視。判定はお互い。これでどうだ？」 俺はロイドに聞いた、騎士団のよくある稽古の条件を提案する。「心得た」 ガスパールの方も、これが公的なルールであることを知っていたようで受け入れる。「あと、今回突きは禁止とする。この武器でも、突いてしまうと怪我の可能性があるからな」 ガスパールが頷いたのを見て、俺は袋竹刀を中段に構える。「では、始めようか」「行くぞ！」 互いに戦闘開始を確認。 ガスパールが一気に飛び込んでくる。 速い。 俺は真っ向から打たれた一撃を剣で受けながら、距離を取る。 向こうの性格から、連続して打ってくるかと思いきや、中段に剣を戻して構える。 意外に慎重だ。 流石は武の侯爵家といったところか。「はあっ！」 今度は俺が仕掛ける。 こちらも、真っ向から頭を狙って打つ。 向こうは動かず、その場で剣で受ける。 鍔迫り合いになり、俺はタイミングを見て相手の剣を払いながら下がる。 追撃は無い。 再び距離が空き、互いに中段で構えてにらみ合う。 ガスパールが距離を詰め、一閃。 俺は回避し、距離をとってから反撃。これも防がれる。 何か、引っかかるものがあった。 ガスパールの一撃は確かに速い。 しかし攻めが単調で妙に隙が多い。 こちらを誘う為にあえてなのかと思っていたのだが――。 そんな馬鹿なと思うが、試すことにする。 またもや向かい合い、ガスパールが打ちかかる。 俺は半歩下がって回避すると、ガスパールの剣が振り切られたのと同時にカウンター気味に打ち込む。 俺の一撃は、あっさりとガスパールの頭に当たった。「……もう１本」 構えを解かないガスパール。 その表情は、凍ってしまったかのようだった。「応！」 俺は再戦の意思に応える。 だが、結果は残酷だった。 俺は完全にガスパールの隙を見抜き、打ち終わりに被せてのカウンターを決める。 頭、腕、胴、脚、当たる当たる当たる。 その度に再戦を申し出るガスパール。 １０回を越えた辺りで、ガスパールが表情を歪ませて遮二無二に打ち込んで来る。 ここまでだな。 俺はやはりそれを交わしながら、最後の一撃を打ち込んだ。 ガスパールはその場に座り込む。「父上のっ、うそつき……」 消え入るような声でそういうと、ガスパールはぼろぼろと涙をこぼした。「……お前、剣の訓練を受けていないのか？」 俺の問いに、ガスパールは頷き、そのまま泣き崩れた。投稿を始めてから１ヶ月になりました。続けられているのは読者の皆様のおかげです。今後とも、３～４日ごとの投稿のペースですが、じっくり続けて行きたいと思っているのでどうぞよろしくお願いいたします。

ผลลัพธ์ (ไทย) 3:

มาเซล " มา " เวลาของตารางที่มีแรงจูงใจสูงและฉันมาถึงในรัฐเจ้ากาสปาร์ดฺ . ที่จุดของดาบไม้ ฉันคิดว่า มารยาท ที่ดี นโยบายการศึกษา : Marquis Wu ผมมา

「เจ้ากาสปาร์ดฺ ( 1993 ) ฉันมักจะเริ่มต้นทักทายเข่างอ . ก่อนเกม

「เป็นสิ่งที่ตลกเต้น ! โอ้

「ต่อหน้าดาบต่อสู้ 」

「หวังจัดการวิ่ง . . . . . . ใช่แล้วแน่นอนมันเป็นเกมที่แม้ในขณะที่พวกเขาไม่ได้หมายถึงในชัยชนะที่เขาคิดได้ แล้ว

「ต่อพ่วงกับเกม ครั้งสุดท้ายประมาณ 10 ถึง 15 」

「 ! คุณอาจจะมีความคิดที่ดี แต่อะไรคือ 15 " สุดท้ายก็เจ้ากาสปาร์ดฺ 10 เกมบน ฝีเท้าของเขาแล้ว มันน่าจะอยู่ที่ บาท คุณ

「 . ตอนนี้ ไปเถอะ โอ้ คุณทำมันได้ ดีกว่าไปเปิดข้อเท้า ( 2536 )นี้ คุณพูดกับผมในทางที่

「คี่ มันคืออะไรเกี่ยวกับมัน ! มันเป็นฤดูกาลของ

「ก่อนออกกำลังกาย ฉันว่าข้อเท้าฉันแพลง และนี้สามารถเล่นได้ตาม」

「เพื่ออะไร ! " เจ้ากาสปาร์ดฺข่มขืนที่เหมือนฉันและเริ่มรอบข้อเท้า ทั้งหมด และอาจจะ เอ่อ แล้วนี่

「 . มีผู้ติดตามของเครื่องหมายของ 1993 ของฉันเจ้ากาสปาร์ดฺ . คุณ

「ที่ตามการใช้โดยไม่ได้รับอนุญาต ! เกินไปเซ็นหนึ่งรอย , 」

「เพื่อนบอกว่าทีหลัง ! ! พิมพ์ที่น่าอายเลียนแบบ ! เจ้ากาสปาร์ดฺอย่างไรก็ตามสัญญาณสอง」

ลำบาก รอยที่คุณดูแย่ แต่นี้เป็นวิธีการส่ง

「ดังนั้นไม่เป็นอะไรหรอกค่ะ รอย」
「」

หลายๆรอบระยะเวลาของคนใช้บอกรอย ซิด มันเป็นครั้งแรกที่เจ้ากาสปาร์ดฺ . ที่ทั้งหมดในครั้งเดียว , วิ่งเร็วหายไป กับความรู้สึกที่ดี . นี้ตารางวงกลมกลางและกลายเป็นรูปมองไม่เห็นตั้งแต่ออกค่อนข้างสูง ดีที่ความดันและไม่ทราบสิ่งที่อยู่ข้างหน้า จนถึงตอนนี้ นี่วิ่งเพื่อรักษาจังหวะของตนเอง เป็นจังหวะของครึ่งแรกของห้าเมื่อวิ่ง 3 กิโลเมตร คุ้นเคยกับการใช้มันจากที่นั่น เกินไปดวงตาทั้งสี่ชุดในแผนนั้น อยู่ที่เป้าหมายนั้นอยู่นอกเหนือท่าทางมีความสุขของเขา กับลม ข้างหลังคุณ อ้อ ที่โคจร มันเป็นนานและช้า

「 ( 1993 ) , มาร์เซล ฉันคิดว่ามันมาจากแนวคิดของการเร่งความเร็ว เจ้ากาสปาร์ดฺบรรทัดถัดไปที่จะมากของลมหายใจ โอ้

「เริ่มต้นและมันเป็นสิ่งสำคัญที่จะปักหลักใน」

「」เหนื่อย . และไม่ใช่ทางตรัสรู้ถากถางเงียบ เจ้ากาสปาร์ดฺ . สัปดาห์ที่ 4 , 5 , ฉันวิ่งเคียงข้าง ในรอบ 6 นอกเหนือจากนั้น , ฉันเริ่มตำแหน่งที่เก็บไว้ในความแข็งแกร่งไว้

「 ! " มาให้คุณด้วย แต่พอครึ่งหลังค่อยกลับมาเมื่อเขาป้อน 7 TH ฉันยิ้มด้วย รอยจะดู อะไรที่คุณจะแข่งขันกับมัน ผมชอบบินในช่วงกลางของเจ้ากาสปาร์ดฺแล้ว ที่เขาหันกลับไปมองการแสดงที่จะดู แต่หันไปข้างหน้าและเริ่มวิ่ง ที่ไม่ชื้น ผมมาที่นี่ในการเร่งความเร็วต่อไป ที่ 10 และถูกดึงออกมา และเข้าสู่รอบสุดท้ายได้ทันที เจ้ากาสปาร์ดฺหมายถึงที่แสดง ไม่ต้องมองย้อนกลับไปที่ด้านหลังของที่ส่งและการหายใจ อย่างไรก็ตาม มันก็อยู่ในช่วงของการขัดจังหวะที่เขากลับมา เมื่อเป้าหมายคือเกินไปฉันได้รับจากรอย ผ้าขนหนูในขณะที่เดิน สูดลมหายใจลึกๆ ให้เย็นลง ฉันต้องการบางผลไม้และน้ำ แต่เป็นเพราะความคิดของสิ่งที่แตกต่างกันเพื่อดื่มในขณะที่เป้าหมายของคู่แข่ง คุณเหนื่อยเมื่อฉันด้วยเจ้ากาสปาร์ดฺ . ที่ยังคงหายใจอย่างหนัก แต่ไม่ได้มากเมื่อวานนี้ มันเป็นเกมที่ดีที่ฉัน

「」

พาสกีฬาเครื่องดื่มในถ้วย รินให้ตัวเองอีก เทใส่แก้ว

「」 . เกินไป" ไม่เกมที่คุณจะหายไปและฉันปฏิเสธที่จะ 1993 จึงเงียบ เจ้ากาสปาร์ดฺได้รับมัน มันอยู่ในลมหายใจของอีกฝ่ายใจเย็นเจ้ากาสปาร์ดฺ ใช้ดาบไม้อีก เพราะมันเป็นเกม

「พ่ายแพ้โดย」

ยากดู

「รอเกมนี้ ผมใช้กับแต่ละอื่น ๆ」

สองแท่งในมือ 「

. . . . . . มันคืออะไร ? " มีพิรุธใบหน้าด้วยเจ้ากาสปาร์ดฺถาม ความเครียดเอกลักษณ์คือ ฟุคุโระ ชิไน . ฉันไม่สามารถยืนเพื่อให้เกมในดาบไม้ซึ่งควรที่จะพูดที่ทำให้มันเป็นไปเพื่อบ้านของลเดอร์ตันทุนหลวง ฉันได้เรียนรู้ในอดีตของ ยากิว shinkage ริว แต่ที่ไม่ได้หมายความ ว่า เพื่อการจำที่ปรากฏในประวัติศาสตร์ของการอ่านการ์ตูนคือที่พักในความรู้ อย่างไรก็ตาม