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男は、ローのことを「天使」と呼んだ。
男に連れて行かれた先には、ローと同じような子供がたくさんいた。男は嬉しそうに、この子たちも、ぼくの天使なのだと言う。ローは、少し前に父親の書斎で見た宗教画を思い出す。そこに描かれていた天使と、目の前の子どもたちは似ても似つかないが、生気の感じられない表情だけはとてもよく似ていた。
「ひっ」
ローが小さく声を漏らす。身体に被せられた白い布地の下から男の手が忍び込み、ローの貧相な大腿を撫で回していたからだ。気色の悪さに背筋が震え、それ以上の強い恐怖から、ローは身を強張らせてしまう。男は、何もないローの股を撫で、いびつに繋がった肉の隙間を指でなぞり、満足そうに笑った。
「ほら、去勢され、男でも女でも無いきみは、ぼくの天使だ」
「ぅ……」
ローはくちびるを噛みしめながら、股の間を弄られる気持ちの悪い感触に耐えた。男は、ローの股の間を弄りながら、ほんの少しだけ残された、性器の根元を執拗に撫でまわす。すべて切除してしまっては、排泄の管理すらできなくなってしまうため、ほんの少しだけ、尿管が残されているのだ。その尿管に指を立て、管のいりぐちに爪を立てて引っ掻くと、これまで必死に耐えていたローが、身体を震わせながら小さな悲鳴をあげた。
男はその姿を見て、さらにその狭いすきまを弄り回す。
「ひゃ、や、やめ、ぇッ……!」
閉じていた管を無理矢理抉じ開けるような行為に、ローは耐えられなくなってしまい、膝を内側に折り曲げると、ぶるっと小さく身を震わせ、ちょろちょろと股の隙間から色づいた体液を漏らした。その体液は、ローは足を伝って、幾何学模様に彩られた床に、おおきな水たまりを作る。ローは羞恥に顔を真っ赤にしながら、身を包む白い布を握りしめた。目尻に涙が溜まり、今にも泣きだしてしまいそうだったが、それだけはぐっと堪えた。
周りの子どもたちは、至って無反応であった。変わらず、生気のない瞳で、ローを眺めている。こんな光景も、この子どもたちにとっては、見慣れた光景なのかもしれない。
「ッ!」
突然、頬を強く叩かれた。ひりひりと熱を帯びる頬を押えながら見上げると、男が片腕を持ち上げながら、にやりと笑ってローを見下ろしている。殴られる、と思った瞬間には、既に頬に強い衝撃があり、うすっぺらいローの身体は簡単に床に叩きつけられてしまう。べちゃりと、自分が垂れ流した液体の音がした。
「こんな場所でお漏らししてしまうだなんて、きみは悪い子だ」
叱りつけるような言葉とは裏腹に、男はとても楽しそうに笑っている。
ローの足首を掴んで、ずるずると引きずるようにして長い廊下をすすむ。寝室へ連れ込み、寝台の上に放り投げると、ローの身を包む白い布をめくって、体液に濡れた局部をまじまじと眺めた。ローは羞恥に身を震わせながら、少しでもその視線から逃れようと、ふとももを擦り合わせた。男がぐいと身体を折り曲げたと思ったら、何もない股をべろりと舐められる。大人のざらざらした大きな舌が、手術を施されたばかりの薄い皮膚の張った箇所を這いあがる。いやだ、と、ローは小さく呟いた。やだ、やだと繰り返すローを、男は気違ったような笑顔を浮かべて、見下ろした。
「かわいそうに」
かわいそう。かわいそう。そう何度も同じ言葉を繰り返しながら、男は寝台のとなりにある、象牙や宝石で装飾されたチェストの中から、男性器を模した形の、木製の張型を取り出した。一番小さいものを選んであげたよ。優しい声音でそうささやくと、仰向けに横たわっていたローの身体をひょいとひっくり返して、大きなてのひらでローの尻を割った。
「あ、あっ……ぁ、あ」
これから何をされるのか、かしこいローはなんとなく察していた。ぎゅうと目の前の真っ白いシーツを握りしめて、身体を強張らせる。開かれた尻の谷間に、冷たいものが押し付けられ、ローは大きなひとみを閉じて、ぎゅっとくちびるを噛みしめた。
ぐい、と異物が押し付けられ、体内にめり込んでくる。ぅ、とローが小さくうめくと、男は笑いながら、肉の内側を探るように、ぐりぐりとそれを動かした。いたい。本当に痛みがある訳ではないが、咄嗟にローはそう呟いた。痛い、嫌だ、やめて。ぽろぽろと零される幼い言葉に、男は、駄目だよ、これは処罰なんだ、と言う。床を汚した、悪い天使さまへの、お仕置きだ。
男は、しつこくローの尻を弄ってから、ずるりと張型を引き抜くと、ローをうつ伏せに押さえつけたまま、手早くスラックスをずらすと、自分のペニスを挿入した。
「――ぃ、ぁッ……!」
シーツを握りしめる小さなこぶしに、一段と力が入る。男のペニスは、先ほどの張型よりも幾分か大きかったが、散々弄られたローの尻の穴はしっかりとほぐれていて、男のものを簡単に飲み込んでしまう。
ぬるぬると、尻の中を異物が移動する。排泄時によく似た感触で、気持ちの悪さしか感じない行為に、ローは必死で耐えた。しばらくして、真上に伸しかかる男が小さく息を吐き出すと同時に、体内に飛沫を感じた。内部で暴れていた異物が引き抜かれ、なまぬるい体液がふとももを伝い落ちる。
ぴたりと閉じたままのひとみから、大粒の涙がぽろりと落ちた。
男は、神の使いと称した子供たちを、犯すことに執着しているようだった。
この屋敷には、ローと同じ境遇の子供が、何人もいる。彼らは日ごろからとても丁重に扱われ、きれいな衣服を着せられて、あたたかい食事を与えられていた。そして、毎日ひとりひとり、違う子供が男の寝室に呼ばれるのだ。
ローは、男に初めて犯されたあの日から、何度か続けて寝室に呼ばれた。少しでも嫌がる素振りを見せると、普段は子供たちのことを神の使いと呼び、優しく世話をしてくれている使用人が、眉を吊り上げてむちを振るった。
男の寝室で、四つん這いになるように命じられ、ローは大人しくそれに従った。使用人にむちでいたぶられた背中が、じくじくと痛み、男に対する怒りや、屈辱よりも、恐怖が勝ったのだ。男はローの素直なようすにとても喜ぶと、まだ未発達の、ちいさな尻を割って、ぴたりと閉じられたままの穴に指を差し込む。最初に挿入された張型や、男の性器よりも随分と細く小さい指は、すんなりとローの肉の隙間にわりこむと、やわらかい肉壁をぐにぐにと押した。ローはぎゅっとくちびるを閉じて、気持ちの悪い感触に耐える。痛みなどはなく、ただただ不快感が腹の奥底から湧き上がってくるばかりだ。男も、ローを痛めつけたいわけではないのだろう。
男は、まるで子供の肉の感触を確かめるかのように、しつこく内部をいじくりまわしながら、ローの様子をうかがった。ぐに、と、腹の内側の辺りを押すと、これまでずっと身体を強張らせ、微動だにしていなかったローが、はぁっと大きく息を吐きだした。めざとくそれを見ていた男は、同じ場所を執拗に弄る。腹の奥から響くような、ぴりりとした刺激に、ローは思わず高い声を漏らしてしまう。
「あ、あぁっ、あっ……や、なに、っ……」
ぴくりぴくりと身体を震わせながら、はじめての感覚に戸惑うローに、男は口元をゆがめてにやりと笑った。これが、気持ち良いってやつだよ。そう言いながら、ローの良い箇所を、何度も何度も弄り回す。ローションを取り出して、それをローの尻に垂らし、谷間を伝う粘液を指ですくうと、それをローのおさないアナルの周りに塗りつけながら、再びゆっくりと肉穴に指先をうずめていく。はあはあと、つたない呼吸を繰り返しながら男の指を受け入れているローの姿は、とても健気に見えた。男の呼吸が段々と熱を帯びたものに変化してゆくが、男はその欲望をぐっと堪えて、ローの良いところを弄り回す。
「や、やっ……」
うつ伏せで、真っ白いシーツを握りしめながら、ローは瞼を震わせた。こわい、と、震える声でつぶやく。こわい、なにか、くる。つたない言葉に、男は興奮をたぎらせて、大丈夫だよ、怖くない。気持ちよくなるだけさ。そう言った。あ、あ、あぁ、ローの声が、段々と大きくなってゆく。ここが気持ち良いんだろう? ほら、イく、イっちゃうって、言ってごらん。そうしたら、もっと気持ち良くなれる。
「や、イ、いい、あっ、あんッ、やぁぁ」
背中が震えて、大きな波がきそうで、どこかで塞き止められているかのような、不思議な感覚に、ローはぽろぽろと涙を流した。
「――……ぃ、きもちいっ……! ぁ、イっちゃう……ッ!」
ぶるっと大きく身体を仰け反らせて、ローははじめてのオーガズムを味わう。ローは生まれ持った性器を切除されているため、その絶頂は男性が本来味わう吐精感とは違う。じわりじわりと全身をむしばむような快感におぼれてしまいそうになりながら、必死に呼吸を繋ぎ合わせる。
「あ、ぁ、ひ……あっ!」
ローが落ち着くのを待たずに、男は自らの性器を取り出すと、ひくひくと痙攣するローの尻の穴に挿入した。ぽっかりと開かれた箇所を、熱い肉の塊で埋められ、ローの身体は喜びに震えた。気持ちイイ。男が身を引いて、また再び奥を突く。体内を抉られるたびに、強い快感が全身を貫き、そのたびに、短い絶頂を味わっているようだった。
「ィっ、イイッ! ぁ、あう、ん、きもちい、いッ! いい、もっと、ぉ……!」
ずぶ、と深く腰を突かれて、ローはまた大きく声を上げた。溢れた唾液が顎を伝って、シーツに小さなしみを作る。気持ち良くてたまらない。もっと、気持ち良くしてほしい。まだ自慰すら知らなかったローの身体は、深いぬまのような快感に、素直に浸っていた。
何度もローの内部に精液を吐き出し、開いたままの肉の穴からごぽごぽと泡立ち流れ落ちる自分の精液を見下ろしながら男は、おれは神の使いを犯し、穢し、小天使を堕落させたのだ、などとのたまいながら、高らかに笑った。ローは、何度も何度も絶頂を味わい、疲れ切った身体を放り投げたまま、尻を伝う不快感を味わう。自分は神の使いなどではない。金を持て余した大人の欲望に、都合よく身体を改造され、弄ばれただけの、無力な子供だ。男に対する怒りと、無残に身体を暴かれた屈辱。そして、こんな異常者に、あっさりと身を預けてしまった自分に対する、深い嫌悪感。
だが、いくら感情が膨れ上がろうと、今のローには、身体を起こす力すら残されておらず、ただしっとりと濡れたシーツに身体を預けながら、声をあげずに泣く事しかでき
ทำบุ๊คมาร์ค
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อีโมจิ
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อัพเดทเป็น 11 30 2014 18:12