深い森 の 奥 で 姿 を 耴 た ポルケウス を ハル が 追い詰め た 時 …
ポルケウス は 、 硬い鱗 に 覆わ れ た 尾 を ハル へ 振り下ろし た 。
ScIdeN
「 ハルーーー ! ! 」
ハル ディーン
「 …… っ ! ! 」
凄まじい衝撃 を 食らっ て、 ハル の 体 が 吹き飛ぶ。
しかし ハル は とっさ の 判断 で 一本 の 剣 を 地面 に 突き刺し て—
ハル ディーン
「 まだまだ っ ! 」
突き刺し た 剣 の 柄 を 軸 に 一回転 し て、 遠心力 を 利用 し 飛び上がる 。
そして 、 もう 一本 の 剣 を ポルケウス めがけ て 振り下ろし た 。
ハル ディーン
「 当たれ ぇぇぇっ !! 」
黒き刃 の 輝き が 、 ポルケウス を 襲う。
その 途端 、 先ほど強烈 な 一撃 を ハル に 打ち込ん だ 尾 が 斬り離さ れ た 。
ScIdeN
「 !!」
ポルケウス は 鼓膜 が 破け そう に なる よう な 絶叫 を あげ て、
森 の 奥 へ と 逃げ て いっ た・・・ — 。
ScIdeN
「 ハル …… っ 、 大丈夫 ! ? 」
重い身体 で なんとか 立ち上がっ て 、 ハル に 歩み寄ろ う と する 。
ハル ディーン
「 おい 、 無理 する な ! 」
ScIdeN
「 あっ 」
強い眩暈 を 感じ て 、 足 が もつれる 。
しかし 私 の 体 は 次 の 瞬間 、 ハル の 逞 しい 腕 に 支え られ て い た 。
ScIdeN 「 ハル ...... ありがとう 」
ハル の 腕 の 中 で 韻 を 上げれば、 少し
怖い顔 を し た ハル と 目 が あっ た 。
ハル ディーン
「 ほんと 無茶 し や がっ て …… 」
ScIdeN
「 ごめんね でも どうしても ハル が 心配 で 」